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風の騎士団 ゼファ×氷牙の剣 3(1)

作者:6‐659氏
備考1:ゼファ×氷牙の剣
備考2:『風の騎士団』二次創作


ユーリアやレイフと出会ったアレクソニアを出発してからおよそ一月、オレと氷牙の剣はタルチネア王国の西の都トリアンタにいた。
数日此所で過ごした後、東の方の港町ヤルマータへ向かう予定だ。

「何故“西の都”って呼ばれるかっていうとね タルチネアって東西に広い上に 大きな河が間をいくつも流れていて行き来が大変だろ?
 それで西の方じゃトリアンタ侯みたいな地方領主が 王の代わりをしてるのさ」
「氷牙の剣って意外と物知りなんだね」
「まあ軍人だったからね。ニヴラスだけじゃないけど、軍なんていうのは相手国の情報が自然と耳に入る物だよ」

氷牙の剣はオレと旅する前はニヴラスの軍人だったんだ。
そのとき丁度ギート王国に居たオレは氷牙の剣の居た部隊の将軍をやっつけてやるって挑んで、
そこで色々有って今は恋人になった氷牙の剣と二人で旅をしてる。
それにしてもギート王国から南に旅してハルス島に渡り、アレクソニアから船でまた北に戻って、行ったり来たりだな。
でもオレ達の旅の目的が二人で世界中を巡るっていうのだから、こうなって当たり前なのかな?

「ゼファ! どこだい!?」

と、そんなふうに考え事してたらちょっと早く歩いていたみたいで、人が多いのもあって氷牙の剣の姿が見えなくなっていた。
当然だけど氷牙の剣の方からもオレの姿は見えない訳で、心配そうにオレの名前を呼ぶ声が聞こえた。
人を掻き分けて声のする方に行くと氷牙の剣の姿が見えた。向こうからはまだ見えないみたいだ。
オレの背が低いから人ごみに紛れちゃうんだろうね。

「こっちだよ氷牙の剣!」

オレが手を振ると氷牙の剣はこっちに気付いて人を除けながらオレの方に来た。

「よかった。またはぐれたかと思ったよ」

そんなこと言われたオレは誤魔化そうとしたけど――

「さ、さっすがタルチネアの西の都トリアンタ、すごい人波だ!」
「そうだよ。人が多いんだからはぐれないように気を付けな。アンタ良く迷子になるんだからね」
「うっ… わかってらぁ…」

きっちり注意されてしまった。
しかも良く迷子になる――もとい、良くはぐれるっていうのは事実だから何も言い返す言葉が見当たらなくて反論できない。
けどさ、珍しい物とか有ったら見に行きたくなる物だし、折角トリアンタみたいな大きな都に来たのに色々見ないと勿体ないよ。
まあ、それで氷牙の剣に心配掛けるのは良くないと思うけどさ……。
冷静に考えたら、オレって結構無鉄砲だから氷牙の剣に迷惑掛けっぱなしなんだよね。
「アンタが無鉄砲なのはいつもの事だから今更気にしてないよ」なんて言ってくれるけど、それに甘えるのは良くないよな。
やっぱりオレもちょっとは考えて行動するようにしなきゃ。



「そういやニヴラス帝国が各地で負けてるって噂は本当かい?」
「ああ、信じられんが本当らしい」

買い物をするのに寄った露店の前で立ち話をしていた人達の声が耳に入った。

「あれだけの勢いと戦力を持ったニヴラスでも、補給が続かなくなったってことか?」
「いやいや。何でも勝利をもたらしているのはウインディア竜騎士団らしいぞ」
「ウインディア…? ああ、昔竜騎士のいた国だな。しかしあの国は滅んだはずだぞ」
「いや、どうも最近散り散りなっていた竜騎士が集まって騎士団だけ再結成されたって話しだ」

へ~、竜騎士団か。一回どんなのか見てみたいけど、オレ達が旅する方向とは逆だから多分見る事ないんだろうな。
あ、でも、この話しニヴラスが負けてるって事だよな?
オレからすれば侵略者のニヴラスが負けるっていうのは良い事なんだと思うけど、氷牙の剣にとっては祖国が負けてるってことだから聞きたくないよね?

「さっ 買い出しも済んだし もどろうか!!」
「そうだね…………でも悪いねゼファ。 気を使わせて… 」
「いや、あのさ、はは…」

バレてらぁ。オレってそんなにわかりやすいのかなあ?

「けど気にしなくていいよ。あたしはゼファと旅を始めた時から祖国を捨てたんだ。全く気にならないってのは嘘になるけど、今更ニヴラスが負けたからって落ち込んだりしないよ」
「強いんだね 氷牙の剣は」
「強い? 違うね。あたしにはかつての祖国よりも――いや、何よりも大切なゼファが側に居てくれるだけでいいのさ」

そう言って氷牙の剣はオレの身体を抱き締めてきた。

「氷牙の剣…」

氷牙の剣の長いもみあげがオレのほっぺたに当たる。いい匂いだな……。
氷牙の剣のさらさらした長いもみあげから石鹸のいい匂いがして、ほっぺを擽られる感触がとても気持ちいい。
オレも氷牙の剣の身体に手を回して抱き締めた。
って、そんな風に抱擁し合ってたら――

「おい見ろよあの坊主と女剣士」
「こんな人通りの多い道の真ん中で抱き合うなんてお熱いな」
「見てるこっちまで熱くなりそうだ」

さっきまで立ち話してたおっちゃん達が話し止めてこっち見てた。
よく考えたらオレと氷牙の剣、人の多い道端で抱き合ってるんだった。なんかすげえ恥ずかしい……。
氷牙の剣もおっちゃん達に見られてるの気付いたみたいで、オレからパッと離れて恥ずかしそうにしてる。

「さ、さあ行くよゼファ!!」
「あっ、ああ! そうだね氷牙の剣!!」

オレと氷牙の剣は誤魔化すように言って、足早にその場を離れた。



「さてと、買い物も終わったし見るところも見た。夜はタルチネアの名物でも食べに行くとして、余った時間はどうするんだい?」

一度宿に戻ってきたけど、これといってする事も無いからなあ。
氷牙の剣が言ったみたいに街の観光も終わってるし…
オレは何か無いかと考えながら、氷牙の剣の頬の横からもみあげを触ると、手で包んで下に向かって撫で梳いた。
胸下まで伸びてる長いもみあげは、丁度胸の所で括っているから触ってもばらけたりしない。
鼻を近付けて匂いを嗅ぐと、さっき町中で抱き締め合った時と同じ石鹸のいい匂いがした。

「ゼファ、あたしの髪なんか触ってないで少しは考えなよ……」
「髪なんかって言うけど、触ってると結構良い感触なんだぜ?」
「そうかい? まあ触りたけりゃいくらでも触ってていいけど、どうするか考えてもらわないと困るよ」
「氷牙の剣はどうしたいの?」
「あたしかい? そうだね……あたしはヤムネシアの事でも調べたいね」

ヤムネシア? ヤムネシアって、これからオレ達が行こうとしてる国だね。
実はオレ達がタルチネアの東の港町――ヤルマータを目指しているのは、ヤムネシア王国に行くためなんだ。
ヤルマータから船でフォーレシア諸島に渡って、次いでミレウス島に、そこからヤムネシアに行く予定。
ヤムネシアには独自に伝わる剣術の流派がたくさん有るそうで、一剣士として興味を持った氷牙の剣が「次はヤムネシアに行かないかい?」って言ったんだ。
そこで出来ればヤムネシアに伝わる剣術を習いたいんだってさ。
世界中を巡るなんて当てのない旅をしているオレ達だから、まだ行ってないヤムネシア方面に向かうのは丁度良いっていうのもある。
で、ヤムネシア行きが決定した訳だけど、肝心の情報が無いんだよ。かなり遠い国だから仕方ないと言えば仕方ないけどね。
あ! でも、ちょっとだけ聞いた事はあるな。ただ、氷牙の剣の知りたい剣術の事じゃないけど。

「氷牙の剣、そういえばもうすぐ新年だよね?」
「そうだけど……それがどうかしたのかい?」
「ヤムネシアでは新年には“姫初め”っていうのをするそうなんだ」
「アンタ良くそんな事知ってるね? それと、姫初めってのはどういう物なんだい?」
「えっと、今からしてみようと思ってるけど、いいかな?」
「……?? 別にいいよ…??」

これもヤムネシアの文化の一つではあるらしいから間違ってはいないよね?
氷牙の剣って、真っ昼間には余りさせてくれないから良い口実にもなるしさ。

「じゃあ、ベッドに上向きで寝てみてよ」
「はあ? 何でベッドに?」
「いいから早く!」
「わ、分かったよ……」

氷牙の剣はオレに言われるままにベッドに仰向けで寝てくれた。凄くやりやすいな。




「次に目を閉じて」
「……」

目を瞑ったのを確認したオレは、自分もベッドの上に音を立てないように乗ると、
氷牙の剣のスカートを掴んで、腰の切れ込み目一杯まで捲り上げた。

「ち、ちょっと何してるんだい!?」
「目を開けちゃダメだって!」
「あ~もう、分かったよ!」

氷牙の剣はスカートを捲られた事に驚いたみたいで目を開けたけど、オレに言われてまた目を瞑った。

「絶対に目を開けちゃダメだぜ」

もう一度念を押したオレは、スカートを捲って丸見えになった白いパンツに手を掛けて、するする引きずり下ろして脱がせてしまう。

「ち、ちょっとゼファ! 何であたしのパンツ脱がしてるだよ!」
「姫初めするのに必要なんだって」

氷牙の剣は文句こそ言うけど、今度は目を瞑ったままだった。
スカート捲ってパンツ脱がせたから、下半身を守る物が無くなって、股間の割れ目が見放題だ。
勿論、今まで数え切れないくらい交わってるオレと氷牙の剣の間で裸を見せるのに抵抗なんて無いから、見てる分には何も言われないけどな。

「氷牙の剣、股を開いて」
「っ……、」

不満たらたらって感じだけど、氷牙の剣は大きく股を開いてくれた。股が開かれた事で股間の割れ目もぱっくり開いてる。
それじゃあオレも服脱がなきゃ。オレは着ている服を脱いでマフラーを取ると、
氷牙の剣の脚の間に入って膝を持ち上げ、その膝の下に自分の膝を入れて体勢を整えた。

「ア、アンタまさか…っ、」

氷牙の剣は漸くオレの考えてる事に気付きかけてるみたいだけど、約束通り目を瞑ってくれてるから確信してはいないみたいだ。
それに、オレは別に騙してないもんね。“姫初め”って、新年に交わる事らしいしさ。
オレは、ぱっくり開いた氷牙の剣の割れ目を見た事でカチンコチンになって立ってる肉の棒を、股間にそっと近付けた。

「ゼファ、ひょっとして姫初めってのは……」
「へへ、そういう……」

そして答えを言い掛けた所で、氷牙の剣の割れ目に先っぽを添えると、腰を勢いよく前に出して肉の棒を射し込んだ。

「ことッ!!」
ずぶぅぅ!
「ァァァァ―――ッッ!!」

硬い肉の棒を、柔らかい氷牙の剣の割れ目に射し込んだオレは、そのまま腰を沈めて奥まで一気に突き刺した。

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