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怒龍戦記リュウナ外伝(1)

作者:初代スレ558氏
備考1:少年×女戦闘員
備考2:悪の組織に潜入した少年が,悪のお姉さんに‥‥

0.
女性完全優位による世界の支配を目的とした、
女だけで構成された多国籍テロリスト集団、LOD―レディース・オブ・ダークネス―。
その強大な悪の組織からぼくを助けてくれたのが怒龍聖拳の使い手リュウナだ。
しかし、唯一の肉親であった祖父の命は奪われてしまった……
孤児となったぼくは、リュウナの師匠に引き取られることになった。


そして瞬く間に数ヶ月が経った。ぼくはLODへの復讐を胸に秘め、きびしい修行に耐える毎日だ。
師匠の教えがよかったのか、はたまた才能があったのか、ぼくは次々と技をマスターしていった。
もう、LODの女戦闘員なんて簡単に倒せると天狗になっていた。そう慢心していたのだ。


ある日、巷を騒がせていた美少年連続誘拐事件の陰にLODの暗躍を嗅ぎ取ったリュウナは、
少年たちが誘拐されているアジトを探索の末に発見し、救出の為いつものように一人で突入した。
ぼくは誘拐された少年たちに自分の境遇を重ねてしまっていた。
なぜなら、ぼくもLODに人質として誘拐された挙句、祖父を失ってしまったからだ。
あの時はリュウナに助けられた。だから今度はぼくが少年たちを助ける番だと思った。
そんな拙い使命感を胸に、ぼくはリュウナの後をついていった。
もちろん彼女が反対するのはわかっていたので、リュウナには秘密で……

そして――ぼくはある美しいLODの戦闘隊長と出会う……
巡り合わせだったのだろう、それがぼくがただ一人『お姉さん』と呼んだ、忘れたくても忘れられない女性との出会いだった――


1.
長い通路に扉がいくつも並んでいる。
まだリュウナはLODの戦闘員に発見されていないのか、警報もならないし静かなものである。
ぼくもこの数ヶ月で習った気配を消し物音を立てずに歩く独特の歩法で、誰にも見つからずに潜入に成功した。
ここに来るまで二人の女戦闘員をみたが、僕には全く気づかないようだった。
しかし……相変わらず肌のほとんどを露出させたビキニのような戦闘服がぼくをドキドキさせる。
母を幼い時に亡くし、大人の女の人をまったく知らずに育ったのが原因なのか、
前にLODの戦闘員に攫われた時、いや正確にはリュウナの眼の前でLODの胸の大きな戦闘員に人質にとられた時から、
ぼくはすごく女性の身体を意識するようになってしまった。誰でもってわけじゃない。
同級生の女の子には今まで通りだったし、リュウナに対しては……うん、好きっていう感情はあったけど、
その鍛えられたスレンダーな肉体をみても、このモヤモヤとした想いを持つことはなかった――
――ダメだ、ダメだ。こんな変な感じになっちゃったら、
いざ戦闘員と戦うことになっても全力を出し切れない。
師匠も言ってたじゃないか、静かで波のない心ですべてに向き合えって。
落ち着かなきゃ……ぼくは必死で呼吸を整えた。


そしてもう一度、今置かれた状況を確認してみる。通路の扉はどれも電子施錠がかかっていて開かない。
でもこの扉の先に少年たちが閉じ込められているかもしれない、もしかしたら戦闘員の部屋ってことも考えられるけど……
扉横に備え付けの電卓のようなものがあり、その画面には〔CLOSE〕と表示されている。
英語も習っていない年齢だったが、祖父に教えられていたのでこれが『閉じる』を意味することがわかった。
どうやら正確に番号を打ち込まないとどちらにしても開けられないっぽい。

無理かと思いながら十くらいある扉をすべて確かめていくと、一つだけ表示が〔OPEN〕になっている扉があった。
開いているってことだろう、罠じゃないと思うけど少年たちが捕まっているのに扉を開けっ放しにしてるなんて考えにくい。
いるとすれば戦闘員だろう……うん、けどそんなに一つ一つの部屋が大きいってわけじゃないし……いるとしても一人だ。
ぼくは決心した、戦闘員を倒して誘拐された少年たちがいる場所を聞き出そうと。

僕はいつでも飛びかかれるような姿勢のまま、扉についているボタンを押した。
シューッと空気が抜けるような音とともに横にスライドして開かれる。
……中は薄暗かった。まず目に飛び込んできたのはちょっと大きめのベッドで、
次に鏡の前にいっぱい化粧品が並んだ棚、化粧台っていうんだっけ。
あとは大画面のテレビと雑誌が何冊か置かれた小さな机が一つ……すぐに戦闘員の部屋だってことがわかった。
ベッドが一つしかないし個室なんだろうってことも。
そして化粧の匂いというか、大人の女の人の匂いっていうのか……花のようないい香りが部屋に充満している。
けど、肝心な部屋の主がいなかった……不用心、といってもアジト内だからそうでもないのか。
残念な気持ちと、誰もいなくてよかったという安堵の気持ちが僕を支配する。
その時、部屋の左奥にぼんやりと明かりがついていて、シャーッって音が聞こえてくるのに気づいた……
すぐにシャワーの音だってのがわかった。
そしてあらためてベッドを視ると、ベッドの上にあの水着のような戦闘服が脱ぎ捨てられていた……
それも黒じゃなくて光沢のある赤色を基調としたものだ……確か戦闘隊長用のもの。
いや、そんなことよりも何よりも、これらが指し示す事実は戦闘員が裸(当たり前だ)でシャワーを浴びてるっていう事実だ。
ぼくが顔が赤くなっていくのがわかる……何を興奮してるんだ。
LODの、人を殺すのを何とも思っていない戦闘員だぞ。それもじいちゃんを殺した奴の仲間だ。
そうだ、チャンスじゃないか。相手は無防備だ。少年たちを助けるためにもやるしかない。
無理矢理自分を納得させて、具体的にどうすべきかを考える。
出てきた瞬間を狙うべきか、一気に浴室に入って戦闘員を取り押さえるべきか……
モヤモヤッと湯気のなかシャワーを浴びている裸のお姉さんを想像してしまい、慌てて首をふる。
こんな調子じゃ話しにならない。頭を自分の拳で軽く数回小突いてなんとか落ち着きをとりもどす。

よしっ、まず現時点でやれることだけやろう。そう思ってまず扉を閉めてロックをかける。
これで、いきなり逃げ出されることはない。まぁ僕もヤバくなっても逃げ出せないってわけだけど。
次にやるのは通信関係を使えないようにすることだった。詰めを間違って連絡されたりしたら元も子もない。
ぼくは見つけられる限り、そういった関係とおぼしきものをOFFにしたり破壊したりした。
ただ、変な音をさせて気づかれるのが嫌なのでほとんどは電源を切ったりしただけだ。
そしてパッと見ただけでは壊されているのか、わからないよう巧妙にしておいた。
最初から通信が無理だと判断されたら、逃げることに専念される危険性があるからだ。
もしかしたら、気が動転して何度も通信しようとして隙ができたり、なんて可能性もあるしね。
うん、ぼくは落ち着いている。あとは全力で戦闘員を戦闘不能にさせるだけだ。

ぼくは作業が終わる頃には、浴室にいきなり侵入して襲いかかることに決めていた。
シャワーを浴びている時の方が出てくる時よりも油断しているかなって思ったからだ。
うん、いける。卑怯かもしれないけど、これは試合じゃなくて殺し合いなんだと何度も自分にいいきかす。
部屋に入って手前側の左奥に厚地のカーテンがあって、その先が脱衣所、
そしてそこから右に部屋の奥にむかうように縦にのびているのが浴室みたいで、そこから光が洩れている。
脱衣所まで入ってしまうと半透明なドアから僕のシルエットが映ってしまう。
だから、カーテンの隙間から右斜めに中を覗いた。
シャワーを浴びる女の姿が浮かび上がった。もちろん裸だった。黒髪だってこともわかった。
そして、あらためて裸の女性に襲いかかろうとしている自分を認識して……動揺してしまった。

あいつはLOD、憎いじいちゃんの仇、あいつはLOD、憎いじいちゃんの仇……
呪文のように心の中で唱えて、戦意を高めたあとついに実行に移そうと覚悟を決める。
ドアは押して開くタイプ。左手で開けて、右の拳を戦闘員に叩き込む。
引くタイプのドアではなくてよかった。それだと絶対にワンテンポ遅れてしまうから。
LODの戦闘員は生身の肉体を鍛え上げ、何かしらの武術、戦闘術に精通した集団である。油断は絶対にできない。


スゥゥハァァッ息を整えて、一気に扉を開けた。
右手は女に拳を突きいれようと腰の少し前に構えている、
その右手首が待っていましたとばかり強く握られたかと思うと一気に引かれた……

眼に飛び込んできたのはニヤッと微笑むすっごく綺麗なお姉さんの顔。
僕はあっという間にバランスを崩され、半回転したかと思うと、水で濡れた床に面白いようにあおむけに倒れた……


2.
ぼくのお腹が、お姉さんの右足に強く踏み込まれた。
「ガハァッ」眼を白黒させながら、一瞬にして呼吸困難に陥る。そんなぼくの身体を床がシャワーが濡らしていく。
「フン、気配はもっと殺すべきだよ……何者か知らないけど、
 シャワー浴びてる女を襲おうってんだから……覚悟はできてるんだろうねぇっ」
低いけれども色気のある声が畳み掛けるようにぼくにむかって勢いよく飛び込んできた。

ああっ馬鹿だなぁ、こんなところでただの一人も倒せずにぼくは死んじゃうのか。
リュウナ、怒るだろうな。ぼくのこと探しまわったりしないよね。迷惑だけはかけたくないよ……
ぼくは倒されてすぐにあきらめていた。こんな絶望的な状況から逆転できるなんて思ってなかったし。
たった数ヶ月の修行でどれだけ自分が天狗になってたかを思い知らされていた。代償は命だけど……


ドアを開け放たれ湯気が外に流れていったことで、
僕を一瞬にして地に臥せさせた、女戦闘員の顔をしっかりと拝むことができた。
腰まであるウェーブのかかった綺麗で豊かな黒髪を水に濡らした女性は
化粧もしていないのに赤くて色っぽい口唇が印象的な、目鼻立ちのはっきりした二十代半ばくらいのお姉さんだった。
その肉体はムッチリと肉付きはいいが、それを一切弛ませることなく鍛え上げられており、すごく綺麗だ。
何よりもぼくの視線が釘付けになったのは、そんな肉体には不似合いなほどにデカいお乳である。
本当にすごかった、ぼくを前に人質にとったお姉さんもかなり胸が大きかったけれど、それをはるかに上回るおっぱい。
今までみた胸の中でもダントツだ。ほとんど膨らみのないリュウナのとは、はっきり言って比べられないくらいだった。
デッカイおっぱいって垂れるんだぜ、なんて前に学校の友達が言ってたけどそれは嘘だ。
眼の前の胸は垂れていないし、すっごく形がいいお椀型だ。
そして下腹部には薄くきれいな恥毛。じいちゃんのモジャモジャとした白髪まじりの陰毛とは全然違う。
もちろん、男みたいにチンチンはついていないし……毛の奥にはうっすらと縦のスジがみえた……

このお姉さんにぼくは殺されるんだ……あんまり痛くしないで欲しいな、なんて思ったけど。
相手はLOD、散々に痛めつけて殺されちゃうんだろう……そんなことを考えながらジっと彼女を見つめていた。


湯煙が邪魔してたのは決してぼくの視界だけじゃなく、お姉さんも同じだったみたいで、
彼女にもやっとぼくがどんな姿なのかわかったみたいだった。
「えっ……子ども?」
お姉さんが驚いたようにマジマジとぼくをみている……仁王立ちしているお姉さんに何故かドギマギする。
「ああっ、ひょっとしたら、いやひょっとしなくても……そうよねぇ」
そういうなり、お姉さんはぼくのお腹から足をどけると、しゃがんでぼくを抱き起こした。
お姉さんのとんでもなく大きな胸と美人な顔が間近に迫って、ぼくは眼をパチパチさせる。
チンチンがだんだんと固くなっていくのがわかった。
「あの……」
「ごめんね、大丈夫。まさか少年がこんなに早く来るなんて思わなかったから先にシャワー浴びてたのよ。
 えっと、けどまだ予定の一時間前よね。ランネの奴、ちゃんと時間通りに連れてきなさいよねっ」
何かをお姉さんが勘違いしているのがわかった。けれど、これはチャンスだ。
下手なことはいわずにできるだけ流れにのろう。
「えっと、痛かったし……びっくりしたけど……大丈夫です」
「そう、それならいいけど。本当にごめんね。てっきり侵入者だと勘違いしちゃった。
 なんか殺気みたいなの感じたんけど、お姉さんの勘違いだったみたい」
それは事実だし。さすが……シャワーを浴びながらも油断しないなんてLODの戦闘隊長はすごいと思ったけど、
決して口にはしない。ただ、まだ状況がイマイチわからない。
「あの、ぼくもごめんなさい。部屋につくと誰もいなくて、
 浴室に誰かいると思って、勝手にドア開けちゃって……」
とりあえず、謝りながら、自分の状況を適当に説明してみた。
「まぁ、レディがお風呂入ってるのにノックもなしにドアを開けるなんて紳士失格だけどね。
 どうも、こっちの連絡ミスみたいだし、それに……」
そういって、お姉さんはぼくの顔をマジマジとみつめる。全身から冷たい汗が噴き出す……
決定的な何かがぼくの表情に出てしまっていたのだろうか……どうしよう。
そんなぼくの動揺をよそに、彼女はぼくを抱きしめていた。
張りも弾力もあるすごく柔らかくていい匂いのする爆乳にぼくの顔が埋まる。
めちゃくちゃ気持ちいい。前に頭を女戦闘員の胸に戦闘服ごしに押し付けられたことがあったが、あの時以上だ。
「坊やってめちゃくちゃ可愛いのに、なんか凛々しい顔ですっごく気に入っちゃったから許してあげる
 ランネも私の好みちゃんとわかるようになったみたいねぇ。こんなよさそうな子選ぶなんてっ」
言いおわると、やっと抱擁から解放される。少し呼吸が苦しくなった。


ぼくはだんだんと状況を掴みはじめていた。美少年が数十人も誘拐されたが身代金の要求はない。
少年たちをLODはどうするのかとリュウナも気に病んでいたが、女戦闘員のおもちゃにするためではないか。
そしてランネという女戦闘員が眼の前のお姉さんのために少年を選んで連れてくる予定で、それが今から一時間後、
その少年と侵入してきたぼくを勘違いしているのだろう。好都合だけど……
どんな風におもちゃにされるんだろう。すごく苦しかったり痛かったりするんだろうか……ぼくはブルッと震えた。
「寒いかしら?そうね服着たまま濡れちゃったもんねぇ」
お姉さんはぼくの震えに気づいたようだ。冷えたからじゃ決してないのだけれど。
しかし、お姉さんがぼくを踏みつけたときの怖さがまったくなくなっていた。
優しそうな声でぼくに一つの提案をしてくる。もちろん、この状況で断れるはずもないが、それは驚くべきものだった。
「フフッそうだ、わたしと一緒にお風呂入ろっか」


3.
ぼくは中国の衣装を日本風にアレンジしたような服を脱衣所に脱ぎ捨てた。
まだ、ぼくのチンチンは勃起したままだ。いやらしいことを想像したりすると勃つのはわかっていた。
このまま入ると勃起したアソコをお姉さんにみられてしまう。
それはいやらしいことをお姉さんをみて考えてしまったってことで……そのことを知られるのはすごく恥ずかしかった。
……それより何より、このチャンスに逃げ出すべきじゃないのかと思う。
今なら倒せなくてもこの場から脱出することはできるだろう……逃げなきゃ拷問みたいなことされるに違いない。
しかし……お風呂を一緒に入るってのはどういうことなのか。溺れさせるって感じでもないし……
実をいえば、お姉さんのあのいい匂いのする、すごく柔らかい胸を触ってみたいなんていう気持ちもある。
相手は世界支配をたくらむLODだとわかっているし、誘拐してきた少年をおもちゃにする悪い奴ってのもわかっていたけど、
お姉さんの大人の肉体と色香はものすごく魅力的で……。
「坊や、何モタモタしてるの、はやく入ってきなさいよ」
そして、あの優しそうな声。これも母が幼いときに亡くなったからなのか、
ぼくにはすごくお姉さんやお母さんみたいな年齢の人のぬくもりが恋しくなるときがあるのだ。
もう、どうにでもなれっ。そんな気持ちでぼくはドアを開いて浴室に飛び込んだ。

浴室は冷静にみるとすごく奥行きのある造りで、奥に二人くらいは楽に入ることのできる浴槽があり、
手前のシャワーを浴びる部分も、大人がゆっくり寝そべることのできるような広さがあった。
お姉さんは身体が冷えるのを嫌ったのか、一人で浴槽に入っていた。
とんでもない大きさのおっぱいの前で腕を組み乳首を隠している。
浴槽の縁に、その重そうな両乳房をのせてもたれかかっていたのだ。
「さぁ、約束どおり、一緒にお風呂入りましょ。……ンフフッで、ナニを隠しているのかしら」
ぼくは勃った性器をみられるのが嫌で、手で隠しながら入ってきたのだ。
「坊や、お風呂に入る前にその手をどけて隠しているのをみせてちょうだい」
「えっと、その……」ためらっているとお姉さんの顔が少しこわばった。
「言う事聞かない子は嫌いよ……さぁ早くっ」
少し迷ったけど、ここで下手な波風をたたせるわけにはいかない。
ぼくはそろりと痛いくらいにお臍にむかって反りかえるチンチンをさらけだした。
「ふぅん、皮かむりだけど、年齢にしちゃ結構大きいわね。うん、合格よ。
 それで……なんで坊やのオチンチンは勃起しちゃってるのかしら」
ぼくはこの時、絶対に顔は真っ赤だったろう……
「あの……」
「なぁに……ちゃんと答えて……」
正直にいうことにした。ここで逆らっても意味がない。
「お、お姉さんの裸が……そのだからお姉さんが……きれいだからです……」
彼女はニンマリとすごく満足したような妖しげな笑みを浮かべる。


「坊や、反応が初々しくて本当にタマらないわ……ちなみにわたしで何人目なのかしら……」
「えっ……と」
ぼくは反応に困る。何人目……どういうことだろう。返答できないのはまずいかもしれない
「だから、わたしで女の相手をするのは何人目かってこと。まさか初めてってわけじゃないでしょ」
これはどう答えるのが正解なのか。つまり何度LODの戦闘員におもちゃにされたかってことなのだろう。
しかし、どうこれまでおもちゃにされたかともし聞かれたら、答えられないことに気づく。
下手な嘘をつくよりも正直にいうことにした。
「あの、その……お姉さんが…はじめて……です」
その答えを聞いて彼女は眼をパチクリとさせた。
「本当に、わたしが最初なの……嘘じゃないわよね?」疑っているのか聞き返してくる。
「信じてください本当です。だから…何をすればいいのかよくわかりませんが……優しくお願いします」
お姉さんはぼくをみてジッとみて動かない……受け答えに失敗したかなと思う。二人目くらいがよかったのだろうか。
「ウフフッ、アハハハハッ坊や最高よ。今のところ百点満点。
 初モノなんて……上の連中にとっくに味見されてると思ったのに……ランネには何か御礼しなきゃねぇ」
正解だったのかな。すごく喜んでくれている、あとはこれから何をされるかだ。
もし、とんでもないことだったら必死で抵抗しよう。油断しきったお姉さんなら倒せるかもしれない。
そんな風に決意をあらたにしていた瞬間、突然立ち上がったお姉さんに抱きかかえられて、
そのままザブンッと大きな水飛沫をあげながら浴槽に放り込まれた……

……ぼくは今、お姉さんの大きく柔らかいおっぱいを枕に後頭部をその深すぎる谷間に沈めている、
そしてお腹を彼女の両手に抱かれるようにして湯船に浸かっている。
チンチンは、はちきれそうなほどカチンコチンだ。後ろにいるお姉さんの表情はわからないが、
すごく優しそうな声が耳元で囁かれているので怒ってはいないし、ぼくの正体にも全く気づいていないようだった。
「坊やの身体って触ってみるとすごく鍛えられているのね。
 それに手には拳ダコができてるし……何か格闘技でもやっているのかしら」
彼女の両手がぼくのお腹で組まれるまでは、身体中をまさぐられていたのだ。
お姉さんに身体中を触られるのは決して気持ち悪いことはなく、くすぐったかったけれどすごく興奮した。
「えっと、そ、そう空手を習っていて……」
LODの天敵であるリュウナが伝承する怒龍聖拳を習っているなんて口が割けてもいえない。
もし、このシチュエーションでいったら、すぐにでも首を絞められて殺されるだろう。
「ふぅん……そう、ちょっと空手の身体つきって感じじゃないんだけど、まぁいいわ。色々流派もあるだろうしね」
危ない、お姉さんが何の武術の使い手かはわからないけれど……少し嘘を見破られたみたいだ。


「なぁに、ちょっとぉ、坊やが何を習っていてもいいのよ。そんなにビクつかないでいいから。
 おとなしくしていたら、優しく気持ちよくしてあげるし……
 ああっ、ただし先に言っておくけど、坊やがどこから攫われて来たのか、その時どんなことが起こったのかも知らないけれど、
 同情はしないし、ぼくを家に帰してくださいみたいな感じでわたしの機嫌を損ねることだけはいわないでちょうだいね。
 もし、そんなグズるようだったら、わたし坊やに何しちゃうかわからないから……」
あからさまな脅迫……やっぱりどんな優しそうでもお姉さんは誘拐も殺人も何とも思わないLODの戦闘員なのだ。
怒りとくやしさがこみあげてくるのがわかる。そう、絶対にこんな自分勝手な理屈を許しちゃいけない。
「すごく、身体がこわばっているいるけど……弱音は吐かないし泣き言も言わないのね。
 本当に最高よ。お姉さん、ますます気に入っちゃった。誰のお手つきでもないらしいし、
 これからもいい子にしてたら、わたし専用で飼ってあげてもいいわよ」
人をペットみたいに飼うって……絶対に彼女たちに少年を好き勝手にさせたらダメだ。
怒りで身体が震えるのを抑えられなかった。
お姉さんに対しての性的な興奮もだんだん冷めてきていた。勃起もおさまってきている。

「まぁ、そんなつまらない話はこれまでにして、色々楽しむ前に最後の質問よ。
 坊やは何て名前なの。坊やは坊やなんだけど、名前を知ってるのと知らないのじゃ何故か興奮の度合いが違うのよねぇ」
彼女はそんなぼくの心の揺らぎもお構いなしに問いかけてくる。
ぼくの名前がLODに知られているとは思わなかったが、何せ一度は誘拐され人質になった身だ。
やはり偽名を名乗っておいた方が安全だろう。
「ぼくの名前は……マサキです」
「ふぅん、マサキ君かぁ、可愛いっていうよりカッコいい名前ね。
 じゃあマサキ君、お礼にお姉さんの名前も教えたげる……エリナよ。
 だけど、わたしのことはお姉さんって呼んでね。そう呼ばれるのが好きなの。
 わたしもマサキ君じゃなくて坊やって呼ぶから、あ、けどたまにはエリナって呼んでくれてもいいわよ」
変なこだわりをみせるお姉さん―エリナだったが、どうでもよかった。
とにかく、ここから抜け出すことを考えなくちゃ……
いやらしい肉体の魅力よりも怒りが勝ったぼくは、すごく冷静になっていたのだ。
けれど……そんな状態は一分と続かなかった。

「さぁっ自己紹介も終わったことだし、愉しみましょ。お姉さんの身体、忘れられないようにしてあげる」
そういってぼくのお腹にあった手が、萎え始めた性器をつまんだ。
「ヒァッ」
思わず声が洩れてしまう。
「な、なにっ……」
チンチンの皮をゆっくりとめくりあげて、先っぽが外に出たあたりでもどす。
ぬるま湯の中で、お姉さんの細くて長い指がその行為をひたすら緩急をつけて繰り返す。
性器をいじると気持ちよくなることに気づいていたけれど、
自分でやるよりもお姉さんに触られる方がはるかに気持ちが良かった。
萎えていたチンチンが再び勃ちはじめる。
「フフッ、オチンチンいじられて気持ちいいでしょ……」
「ハヒャァッ」
気持ちよすぎて上手く言葉にできない。そんなぼくの状態を察してかエリナはなおも激しく性器をこする。
そしてお姉さんのもう一つの手が、ぼくが挟まっていた大きな乳房にのびたかと思うと、
外側から内側にむかって、ゆっくりと何度もリズムよく揉みあげるように押し込む。
ゴムボールなんかもよりもはるかに気持ちいいフニュリフニュリとした弾力がぼくの頭部を刺激する。
「お、お姉さん……何なの……これ……」
「ハァッンンッ……男とね女はね。身体を使って相手をすごく気持ちよくさせてあげられるの……
 何も、恥ずかしいことじゃないのよ。フフッ坊やにはちょっと早くて、刺激が強すぎるかもしれないけれどね」
「イヒィィッ」ぼくはさっきからすごく情けない声を出している。
さっきの怒りとかはどこかに飛んでいって、気持ちよさで身体が溶けそうだ。
「坊やもわたしを気持ちよくさせてちょうだい」
そういって胸を揉んでいた手でぼくの手を握ると、お姉さんの股間に持っていく。
「ねぇ、触ってみて毛のなかに穴があるでしょ……そこあたりをいじってみて」
ぼくは言われるがままに指でそのあたりを押してみる。
プニプニとした感触があり、くぼんだ部分があったので中指の先を少し入れてみた。
「フゥゥンッ」
ぼくの声じゃない、耳元でお姉さんが切なそうな声をあげたのだ。


「えっ……」
ぼくは驚いて指を動かすのをやめた。
「いいのよ、やめないで。これは気持ちいいから出す声なの。
 坊やの指がわたしの大切な部分をいじったから思わず出ちゃったのよ。
 さぁ怖がらないで。もっといじってちょうだい」
性器っていうのは男だけじゃなく、女の人も気持ちのいい部分らしい。
ぼくはいわれるがままに、お姉さんの穴とその周辺をこすったり押したりする。
「ハァァンッ、イイッ、上手いわ、坊やそうよ、もっと指の動きを早めて、そうっそうフゥゥゥンンッ」
エリナの声を聞くだけでぼくは自分のさっきからいじられているチンチンが余計におかしな感じになっているのがわかる。
「ああっ、お姉さん、ごめんなさい。なんかオシッコでちゃいそうなんです。お姉さんっっ」
尿意とはちょっと違う気もしたが、勃起した性器がムズ痒く、どんどん気持ちよくなり何かが出そうなのだ。
「ハァァッ本当に、ヒゥンッ、射精もはじめてなんだ……坊や、それはオシッコじゃないから我慢しなくていいの。
 けど……最初がお湯の中ってのもアレだから……坊や、立ちなさい」
ぼくはいわれるがままに立つ。お姉さんも一緒に立った。
ヒンヤリとした外気に触れて少しチンチンは落ち着きをとりもどしたけれど、
なおもお姉さんがシュッシュッとぼくのちんちんに刺激をくわえていく。
お姉さんには悪いけど、何故かニュルニュルしはじめていた彼女の大事な部分をいじることができなかった。
ただただ、全身でジッとチンチンの先から何かが出てしまいそうなのを耐える。
けれど……ダメだ。すべての快感がチンチンに集まってきて……もう少しで爆発しちゃいそうだ。
「お、お姉さん、なんか出ちゃう出ちゃうよ……」
「だから、我慢しなくていいの。オシッコじゃないんだから……さぁ早く出しなさいっ!」
お姉さんの柔らかいHな肉体に押さえつけられていたぼくの身体が、ビクッって跳ねたかと思うと、
今まで体験したことのない強烈な快感が性器にほとばしり、
チンチンの先から何回かにわけて白い液が勢いよく飛び出した。

数秒後、さっきまでの表現できないくらいの興奮と快感が急激に身体から消えていく。
あれだけ固く勃起していたチンチンもフニャッと柔らかく萎えていく。
「精通はしてたみたいね。しかし結構、飛んだわねぇ……フフッ、はじめては気持ちよかった?」
白濁の液が湯船に落ちたのがほとんどであったが、中には壁まで到達したものあった。
「すっごく、タマらない……何なのこれ……」
僕は振り返ってエリナに聞く。彼女は必死のぼくとは対照的に微笑みを浮かべていう。
「射精っていってね。オシッコじゃなくて精子ってのを出すの、
 これを女のある部分に出すとね。赤ちゃんができちゃうこともあるのよ」
赤ちゃん……男と女が抱き合って何かをすれば赤ちゃんがつくられるってのは知っていたけど……
この僕のチンチンから出た液が女の人のどこかに入れば妊娠しちゃうってことなんだろうか。
なんか、大切なモノを無駄にした気がして罪悪感がわきあがる。
それも、悪いお姉さんにいじられて出したってのが余計に僕を苛ませる。
そんなぼくの葛藤を知ってか知らずかお姉さんは諭すように語りかけた。
「ねぇ……これはね悪いことじゃないの。
 精子は一度出したら……ゆっくり休んだり何日もしないと今みたいにいっぱい出ることはないけど、
 何度も出せるものだし。それに射精するたびにこんな快感が味わえるのよ。実をいえば、一人でもできるんだけど、
 男と女二人で協力してやれば、一人でやるときの何倍も気持ちよくなれるものなの……」
赤ちゃんは愛しあった二人の間にできるものだって思っていた。
これじゃあ、好きでも嫌いでも、赤ちゃんはできちゃうし、気持ちいいことができてしまう。
お姉さんは美人だし優しい仮面を被っているけれどLODである。いっぱい人を殺している悪人だ――


――もう、頭がいっぱいいっぱいで、どうしたらいいのかわからなくなってきていた。
前にリュウナに助けられた時は、こんな風に色々な感情が混ぜこぜになって耐え切れなくて意識を失ってしまった。
けど、今回は意識は絶対に手放しちゃいけない。誰もぼくを助けてくれない。
自分でなんとかしなきゃ、なんとかしなきゃ、気持ちばかりが焦っている。
落ち着かないといけない。このままじゃエリナの言うがままだ……
僕は頭がオーバーヒート気味でボゥッとしていたのだろう。
「もうっ、イケないことをしてる悦びで狂っちゃいそう……」
お姉さんはそんな独り言をつぶやいたあと、妖しく微笑む。
「坊やは全部はじめてなんだから。ゆっくりと考えればいいわ、まだまだ先は長いしね……
 フフフッお姉さんみたいな綺麗で優しい人に筆おろししてもらえるなんてすっごく幸せなことなのよ」
「あ……え…うんっ」
なかなか言葉が浮かばない。今の僕は何ができるのか。それに筆おろしってなんだろう。
「さぁ、お風呂にはゆっくり浸かったし……そうね、次は身体を二人でキレイに洗いっこしましょう」
そういって楽しくて仕方がないといった感情を隠そうともしないお姉さんは、
敵だけどやっぱり美人で、ぼくを何度も興奮させるいやらしい肉体の持ち主だということに変わりはなかった。
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