2ntブログ

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://marrymeakujo.blog.2nt.com/tb.php/52-8a3d326b

-件のトラックバック

-件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

食生活と平和の危機(2)

作者:2代目スレ223氏
備考1:戦隊ヒーロー×女幹部
備考2:懸命に奥様の機嫌を直そうとするブルーだが‥‥(非エロ)

273 :名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 20:42:28 ID:4aTy8vN9
>>265
>どうする?俺

手元には『謝罪』『論破』『口説く』『調教』あたりのカードがあるんでしょうか。
でも、どれを選んでもきっと奥さんの手の平の上w


278 :223:2006/12/29(金) 18:50:50 ID:ymxRZTNk
>>273
そのカード使って続き書いてみたw
先に謝らせてもらうが、いつも通りエロくないw


昼間の一件以来、嫁の機嫌が芳しくない。
このままでは俺の食生活のみならず世界平和に深刻な影響を与える恐れがある。
早急に解決しないと…。いくつかの策を立案し、シミュレートしてみる。

『謝罪』
「すまない。俺が悪かった。」
「おや?正義のヒーローの君が何か悪いことでもしたのかな?君は職務を果たしただけだろう?むしろ誇りに思うよ。」
…にっこり笑ってこう返されるだろうな。そして現状打破に至らない。

『論破』
…ダメだ。さっきからずっと失敗している。
むしろよく考えたら火に油を注ぎかねない。よってこれも賢明な判断とも思えない。
…これ以上機嫌を損ねたら一体どうなるのか少し不安になったが、この件に関してはこれ以上極力考えないようにしよう。

『調教』
「ぁあぅ!…ふふ。君が積極的に責めてくれるのもいいものだね。っくうぅ!何だかスイッチが入ったみたいだ…。お礼に明日は私が責めてあげよう。ふふふ。」
嫁の機嫌を取り戻せる可能性は高そうだが…。翌日の夜には俺が縛られて…。
うぁぁぁぁ!!Mプレイは嫌だMプレイは嫌だMプレイは嫌だMプレイは嫌だMプレイは嫌だ!!

…はっ。…落ち着け、俺。冷静になれ。そして考えろ。次の一手に俺の食生活と世界平和が掛かっているんだ。
まだ何か手があるはずだ…。

『口説く』
…コレをやってみるか。正直、この手は苦手だが…。
嫁は流しで洗い物をしており、その無防備な背中を抱きすくめる。
「どうしたんだい?作業の邪魔になるからもう少し待って欲しいのだけどね。」
そして練りに練った台詞を耳元で囁く。
「カップ麺だけじゃ足らなくてな。お前を食べたい。」
…自分では歯の浮きそうな台詞とは思う。というかツンデレ回路搭載な俺にはこれが限界だ。
…はっ。どうせなら『愛しているのはお前だけ』とかそんな甘い台詞を混ぜればよかった…。これじゃ『犯らせろ』と言ってるだけなのと変らないじゃないか…。
だが賽は投げられた。あとは結果を待つしかない。
そして嫁がゆっくりと振り返る。にっこりとした笑顔を貼り付けたまま…。
「普段なら大歓迎だが、今はお断りだ。君についた他の女の匂いがどうしても許せそうにないからね。」
…作戦失敗か。
「お風呂が沸いているから、入ってきたらどうだい?」
今の俺に残された選択肢は、肩を落として風呂場に向かうくらいだった。


ぽちょん。
「…ふー。」
湯船に浸かりながら、次の手に考えを巡らせる。
長期戦になればなるほど状況は俺に不利になる。このままでは食事はカップ麺だけの状況で嫁がフル改造した怪人と連日戦う事に…。
「…はー。」
まずい。非常にまずい。
まるで解の見えない問題に頭を悩ませていると、浴室の扉が開いた。
「入るよ。背中でも流そうか?」
黒百合!?
驚きのあまりリアクションを返せない俺の傍に近づき、首筋に顔を寄せる嫁。
「やっとあの女の匂いも落ちたようだ。…さて、私を食べたいんだったね。」
石鹸の匂いの中に混じっても感じられる百合の香り。彼女の腕が俺の首にまわり、唇同士が触れ合う。
彼女の機嫌を取る為の手段でしかなかったのに、食欲、睡眠欲と並ぶ生理的欲求が俺の中で強烈に目覚めるのを感じた。

・・・・・・・・・・・・・

「ふふ。そんなにがっつかなくても良かったのに。」
…あぁ。確かに風呂場という場所もわきまえずに3Rぶっ通しでがっついたさ。で、すっかりのぼせて嫁の膝の上で介抱されている。
額に当てられた少し冷たい手の感触と団扇から送られてくる風が心地良い。
「これだけは覚えておいてくれないかい?私は君のものだ。だから、君は私だけのものだということを。」
…しっかり理解したよ。あの時、あの瞬間から俺はお前に捕まりっぱなしだ。そしてきっと未来永劫、お前の掌の上から抜け出せない。
ただ、俺の口はこの感想と若干異なる内容を口走っていた。
「…全く、うかうか浮気も出来そうにないな。」
「おや?真実は試行錯誤の末に得られるものだよ。何なら試してみてはどうかい?もっともその時は民法770条の貞操義務に抵触するな。ロウピンクにでも相談するとしよう。」
「痛い痛い痛い!!冗談だ!!冗談だから微笑みながら頬を抓るの止めてくれ!!あとムスコは握り締めるんじゃなくてもっとこう優しく…イデデデ!!」
結局、鎮火しかけた炎は俺がぶちまけたニトログリセリンによって爆発炎上し、3日3晩燃え続けることになった…。

(→次話
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://marrymeakujo.blog.2nt.com/tb.php/52-8a3d326b

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます