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親友の仇

作者:アナル四万石氏
備考1:少年×いじめっ子少女&女教師
備考2:親友を死に追いやったいじめっ子と女教師を

今日、今田良治(いまだ・よしはる)は十七歳にして、親友の葬儀に出るという
経験をした。秋雨が降りしきる、肌寒い日の事である。

「健治!起きろよ、おい!」
良治は親友である波多野健治(はたの・けんじ)の死を、唐突に知らされた。
今、彼は物言わぬ骸となった親友の棺に、すがりついて泣いている。

「返事をしろよ、健治!」
健治は勉強のできる優しい少年だった。それが、死に顔にも表れており、焼香
に訪れた人々の涙を誘っている。まして、その亡骸に親友がすがって泣いている
となれば、尚の事。しかし、葬儀に参加した人の中に、ただひとりふてくされたよう
な顔をした少女がいた。

「・・・ふん」
少女は、健治が通っていた学校の制服を身に着けている。そして、手には死者を
追悼すべく、花束があった。だが、眉間にはいかにもお義理でやって参りましたと
でも言いたげな、深い皺が刻まれている。

パーン・・・と、出棺を知らせるクラクションが鳴った。そして、親友が乗った霊柩車
を、良治は泣き顔を隠す事無く、いつまでもいつまでも見送っていたのである・・・・・


親友の初七日──良治は自慢の改造バイクに乗って、健治が通っていた学校へ
向かっていた。爆音とともに風を切って走るバイクは、時速百キロは出ているだろう。
「ふざけやがって!」
信号を無視し、矢のごとく直進するバイクにナンバーはついていない。その上、良治
は道交法で義務付けられている、ヘルメットも被ってはいなかった。
「ふざけやがって!」
良治は先ほどから、同じせりふを何度もついていた。目は血走り、表情には
憤怒の相が出ている。良治は、一時間ほど前に訪れた親友の初七日で、彼
の母親から驚くべき事実を知らされた。それも、聞いた瞬間、血が逆流しそうに
なるほど腹立たしい話を──

「健治の死因はね・・・自殺なの・・」
親友の母がやつれた横顔を見せながら、死んだ息子の遺品を整理していた
時の事だ。良治はそれを聞いて立ち竦む。

「なんだって!くわしく聞かせてください、おばさん!」
親友の死因が自殺──健治は、おとなしくて優しい少年だった。まともに高校
へも行かず、暴走族なんかやっている自分とは違い、死へ追い込まれる原因
などある訳が無い・・・と、良治は思っていたのだ。

「あの子・・・いじめにあっていたみたい・・・ほら、これを見て・・」
母親が、息子が使っていた教科書やノートを床に並べた。すると──
「こッ、これは!」
思わず目を剥く良治。何と、健治の教科書類には、死ね、とかバイキンなどと
書きなぐられた跡があったのだ。

「おばさんも、気にはかけていたんだけど・・・あの子、平気だって言うから・・・」
悔やんでも悔やみきれない──母親は目じりに涙を溜めながら、自責の念に
かられている。息子が優しい少年であり、誰かから恨みを買うような人柄では
無い事を、彼女だって知っているのだ。それなのに、健治は理不尽ないじめに
遭い、その結果として自ら命を絶つという道を選んでしまった。だから、彼女は
己を責めている。
「お葬式にも顔を出してた女の子・・・クラスを代表してやって来てた、前崎瞳
(まえさき・ひとみ)っていう子が、いじめグループを結成してたみたい・・・
担任の先生にも相談したんだけど、我がクラスにいじめなんか存在しません
の一点張りで・・・健治も相談したらしいんだけど・・・証拠を見せなさいって言わ
れたらしいわ。でも、あの子・・・大人しいから、何も出来ずに・・・」

そこまで聞いたとき、良治は健治の遺影と母親に一礼して、親友の家を出た。
そして、おもむろにバイクにまたがると、
「健治・・・悔しかっただろうな・・・」
そう言って、エンジンをスタートさせた。

「俺に相談してくれれば、何とかしてやれたかもしれないのに・・・バカだなあ」
良治は笑っている。泣きながら、笑っていた。健治は親友である。歩く道こそ
たがわせたが、友誼は失せていなかった。だから、いじめを受けていると聞け
ば、自分が何とかしてやろうと思ったに違いない。でも、親友は短い生涯を終える
道を選んでしまった──そんな事が頭の中でごちゃまぜになり、感情が暴走する。
しかし──

「お前のカタキは、必ず取ってやる」

それだけは、決して脳裏から消える事が無かった。


その日の午後、健治が通っていた学校の正門前には、十台近い改造バイクが
停まっていた。その上、良治を始めとした、見るからに柄の悪そうな少年が、下校
しようとする生徒たちの顔を検めている。
「良治さん。誰を拉致るんです?」
「拉致ったら、いつもの溜まり場へ連れて行くんですよね?」
良治を中心とした不良少年たちが、打ち合わせをするように問う。彼らは、良治に
呼び出された暴走族仲間であった。どの顔も醜悪に歪み、善行には縁遠そうな
少年ばかりである。

「前崎瞳っていう女だ。ガラは俺が取るから、お前らはそいつを連れてズラかれ。
おっ、そう言ってるうちに、お出ましだぜ・・・」
正門前で待つ事三十分、ついに前崎瞳が現れた。雨だった葬式の時とは違い、
改めて日の光の下で見ると、瞳はロングヘアーを優雅にたなびかせ、目鼻立ちが
すうっと通った、色白な美少女である。育ちが良いのか、身に着けているアクセサリー
類も豪奢で、良家の息女然という出で立ちを見せていた。

「あの子?随分、カワイイじゃないすか、良治さん」
「見た目に騙されちゃいけねえよ。アイツは、俺の親友を自殺にまで追い込んだ
やつなんだ」

正門前でたむろう良治たちを避けるように、瞳は門扉の横を足早に駆け抜けよう
とした。居並ぶ不良少年など、私には何の関係も無いといった風情である。

(アイツが、健治を自殺にまで追いやった女か・・・ツラはまあまあだが、性根が
腐ってやがるんだろうな)
ぎりっとバイクのアクセルを握りこむ良治の目に、復讐心が炎となって宿っていた。
善悪の判断を焦がす魔性のほむらが燃え上がり、棺に収まった親友の死に顔が
浮かんでくる。

(カタキはうつから、天国から見ててくれよ・・・な、健治)
そそくさと歩いていく瞳の後姿を見詰めながら、良治は心の中で親友に誓った。
そして、バイクをゆっくりと発進させ、仇の後を追っていったのである。

227 :アナル四万石 :04/09/10 17:37:18 ID:v6Z4weLu
朽ちかけた郊外のカラオケボックス。そこが、良治たちの溜まり場であった。
今、その一室でひとりの少女が、複数の少年たちから悪辣な辱めを受けて、
泣いている。

「いやあーッ・・・」
少女は、瞳であった。彼女は、下校中に刃物をちらつかせた良治に脅され、
ここへついて来るよう強制されたのである。そして、陰惨な復讐劇は始まった。

「どうして、こんな事をするの?説明して!」
衣服を剥かれ、下着まで奪われた瞳が叫ぶと、
「うるせえ。とりあえず、犯られろ。話はそれからだ」
そう答えた良治は暴走族仲間を促し、少女を輪姦するよう命じた。

「やめてーッ・・・」
不良少年たちは十人ほど。しかも、全員が女犯に何の罪悪感を持たないような、
ワルばかりである。哀れにも、瞳はその獣どもの中心で足を割られ、異形の侵入
を拒む事が出来ない状況に陥った。

「よろしくね、瞳ちゃん」
「俺、こんな素人っぽい女の子とやるの、初めてだなあ」
「そうだな。俺たちはいっつも、ズベばっかりとやってるもんな」
ハハハ──と、少年たちが笑った。育ちの良い美少女を足元に傅かせた事が、
嬉しくてたまらないらしい。

「さて、それじゃあ・・・トップバッターは俺だ」
下半身を露呈させた少年が、床に寝転がった瞳の両膝を左右に開き、腰をひたっ
と合わせる。そして──

「ヤダ──ッ・・・ウッ!」
少女の悲痛な断末魔がボックス内に響き渡った時、良治はにやりと頬を歪めた。

「やめて!抜いて、お願い!」
前戯も何も無い女犯。そのおぞましさに、瞳は涙をこぼしながら哀願した。しかし、
良治を始めとした不良少年たちは、へらへらと笑っているだけ。

「ザーメンが出たら、抜いてやるよ」
「イ、イヤ・・・そんなの、イヤァ・・・」
男根を捻じ込んでいる少年が激しく腰を揺すると、いよいよ追い詰められた瞳は
絶望の涙を零した。周りには、自分を犯している少年と同じように、下半身を露呈し
た獣どもが迫っている。しかも、全員が欲望を露わにして、いやしい気持ちで男根
を滾らせているではないか。この状況で、絶望するなという方が無理というもの。
それでも、一縷の望みを求めて瞳は叫ぶ。

「やめさせて!あなた、リーダーなんでしょ?助けてよ!」

しかし、良治の返答は怜悧なものであった。

「バカ言ってんじゃねえよ」

良治の目が澱んでいる──瞳はそれが、自分に対する憎悪だと確信した。理由は
不明だが、この男は自分を恨んでいる。それが、少女にも分かった。

「まずは一発目・・・イクぜ」
瞳の胎内で、男の生理が始まった。ドクンと男根が波打った後、少年はあさましい
激情を、白濁液という形で少女の膣内に放ったのである。
ボックス内に、濁った男液の腐臭が漂っている。結局、瞳は良治を除く不良少年全て
に犯され、恥穴が緩みきってぽっかりと口を開けていた。しかも、全員の射精を膣内に
許したらしく、開いた膣穴からは絶え間なく白く濁った粘液が垂れている。

「う・・・うう」
瞳は放心状態のまま、天井を見つめていた。多人数による連続姦など、生まれて初めて
味わう悲劇だった。心ここにあらずも、止む無き事であろう。

「全員終わったか?」
「はい」
「ようし。じゃあ、お前らは帰っていいぞ」

良治が仲間に帰宅を促した。そうして、自らは犯し抜かれた瞳の姿を満足げに見下ろし
つつ、懐からデジカメを取り出して、
「記念写真といこうや」
と、精液まみれの少女の裸身を、メモリの中に刻んでいく。

「う・・う・・うッ・・・」
フラッシュが焚かれ、辱めに遭った自分の姿が記録されても、瞳は動けなかった。ただ、
己の悲運を嘆き、恨めしそうな呻き声を上げるだけである。

「ど・・・どうして・・・ひっく・・あたしが・・こんな目に・・」
大粒の涙が瞳の目から零れ落ちた。しかし、デジカメのレンズは容赦なく悲嘆する少女の
横顔を捉えていく。もっとも、良治にしてみれば、こうでなくては面白みが無い。親友を死に
追いやった女の嘆き悲しむ姿が見たくて、凶行に及んでいるのだから。
「波多野健治・・・って、知ってるだろう?」
デジカメを構える良治が声を潜めて問うと、泣いていた瞳の顔が強張った。健治の
名を聞いて、何か思う所があるようだ。

「あいつ、俺の親友でさあ・・・」
「いッ、痛い!頭を踏まないで!」
良治の足が、寝転がっている瞳の頭を踏みつけた。力のこもり方に憎しみを感じる。

「自殺しちゃったんだよね・・・この前・・・おっと、お前も葬式に来てたっけ」

デジカメのファインダーから視線を外し、良治はついに核心へ触れた。この時、瞳は
目を見開いて絶句する。どうやら、自分が健治を自殺に追いやった事を知った良治が、
復讐しているという事を、悟ったようだ。

「俺、みっともなく泣いてただろ?でも・・・さ、あいつ、親友だったんだ。本当の友達」
膝を折り、精液まみれの瞳の髪を掴んで、頬を寄せる良治。一重瞼の目に、ドスが
利いている。
「お前が、アイツをいじめてたらしいな?ああ?」
いかにも不良らしく語尾を上げて、瞳に問い詰める良治。掴んだ髪をぐいぐいと揺さぶ
り、燃え上がらせた復讐心をとうとう爆発させた。

「あ、あたしだけじゃないわ。他の人だって・・・」
「ほーお・・・そうかい。じゃあ、そいつらの名前・・・聞かせてもらおうか」
「言ったら・・・許してくれる?」
「いいだろう」
責任逃れというべきか、瞳は自分だけが悪いわけではないと弁明しながら、共に健治を
追い込んだ生徒の名前を次々に挙げていく。それを、良治はいちいちメモに取り、力強く
刻んでいった。
「なるほどね・・・それで、全員かい?」
「はい」
瞳の説明で、健治をいじめていた人物全員の名が判明した。何と、その中には
教師も含まれているという。

「驚いたね。まさか、センコウまでいじめに加わっていたとは」
「いじめというか、波多野・・・くんのお母さんが気に入らなかったみたい。確か、
PTAの役員やってて、真面目な人だったから」

話によると、担任の名は今井紗枝(いまい・さえ)。二十五歳の数学教師らしいが、
奔放な性格で素行に問題があるらしい。そして、健治の母がそれを役員会で指摘
した事を逆恨みして、瞳たちのいじめを看過したばかりか、自らもそれに加わった
という。

(ふざけたセンコウだぜ。次の獲物は決まったな)
良治の心に、新たな復讐心が燃え盛る。もう、メモに羅列した人物全てに大罪を贖
って貰わなければ、どうにも収まらなかった。

「ねえ・・・あたしは、許してくれるよね・・・?」
瞳が恐る恐るお伺いをたてた。仲間を売ったのだから、自分は許してくれと言うので
ある。すると、良治はにこっと微笑んで、
「誰が許すかバカヤロウ!」
そう言うや否や、瞳を足蹴にした。そして──

「お前は、仲間のダッチワイフになってもらう。誰にでも股を開く、便所女にな」
「そ、そんな!」
「写真がある事を忘れるなよ」
瞳へ今際の一言を告げた後、朽ちかけたカラオケボックスを出たのである。
良治の宣告通り、その日から瞳は不良少年御用達の肉便器となった。学校が終わる
と、迎えに来ている彼らのバイクの後ろにまたがり、有無を言わさず連れて行かれる。
行き先は、大概あの朽ちかけたカラオケボックスだった。

「瞳ちゃんの登場だ」
「早く脱げよ」
腐臭漂うボックスに可憐な良家の息女が現れると、不良少年たちは狂喜した。何時の間
にか人数も増え、見覚えの無い顔触ればかりが揃っている時も、珍しくは無い。

(こんなやつらに抱かれるなんて・・・)

少年たちに脱げと命ぜられても、決して瞳は拒まない。いや、拒めなかった。何しろ、輪姦
されたシーンをデジカメに収められており、逃げ場を封じられているのだ。故に、瞳は衣服
に手をかけ、言われるがままに裸身を晒していく。

「可愛い顔してるのに、おっぱいが大きいな」
少年のひとりが、さっそくとばかりに裸となった瞳の乳房へ、手を伸ばした。続いて、他の少
年も麗しい美少女の肢体へ、興味深げに縋りついてく。

「ああン・・・」
背後からの手が瞳の乳房を揉み込み、乳首を摘みあげた。こりっとした、指に馴染みやすい
弾力を持つ苺の蕾は薄桃に色づき、芳しい色香を放っている。すると、今度はそこへ少年の
唇が急襲を試みた。

「あうッ!」
カリッと小梅の肉果を歯でこそぐような感触──乳首を噛まれた瞬間、瞳はそんな事を思い、
反射的に仰け反った。二つの乳首は、左右から責めてきた不良少年たちの口中にあり、今や
ちゅうちゅうと音を立て、吸われ続けている。
「ああ・・・」
敏感な場所を吸い付けられてはたまらない──と、瞳はよろりと膝を折る。そして、
それを待ってたとばかりに、少年たちがくず落ちそうな瞳の裸体を支えつつ、ソファ
へ寝かせつけた。

「おしゃぶりたのむよ」
横向きになった瞳の顔前に、反り返った男根が差し出されている。尿道口には、ぷく
っと透明な液が小さなアーチを作り、美少女の口唇愛撫をねだっていた。

「ウン・・・」
目を閉じて、迫る男根を咥え込んだ瞳。ふっと鼻息を漏らせば、青い男臭が脳を焼く
ような気がした。それでも、少女はカリ首に舌を絡め、吸っては舐め、舐めては吸うを
繰り返す。そうしなければ、少年たちは満足してくれないのだ。

「アッ・・ウウン・・・ン・・ンンッ・・」
少年の男根の先は肉厚で、エラが張っている。それを、瞳は精一杯しゃぶり、懸命に
奉仕した。そして気がつけば、下半身がやけに熱くなっている。どうやら、別の少年の
指が恥肉を掻き分けているらしい、と思ってるうちに──

「ジャーン!俺が一番乗りな」
連日の荒淫で、すっかり緩みきった膣穴へ、誰かの男根が捻じ込まれてきた。

「アンッ!」
女の芯が野太い肉筒で満たされ、思わず咥え込んでいた男根を唇から離し、女泣く瞳。
つい先ごろまで美しいシンメトリーを描いていた花唇は、今やすっかり型崩れしてしまい、
まるで商売女の使い込まれた道具のようになっている。肉色こそくすんではいないが、
花弁が少し割れ目からはみ出ていた。

「おお、瞳ちゃんのオマンコ・・・やりまくってる割には、締まりがいいな」
「アアンッ・・・クウウッ・・・ウッ!」

ピチャピチャとぬるんだ男女の肉がせめぎ合う音──それを耳にする度、瞳は身震い
をした。生肉が水音を立てると、犯されているという実感が湧き、絶望的な気分にさせ
られる。ついこの前まで、こんな不良少年たちとただれた関係を持つ事などは、微塵も
考えていなかった少女は、せめて生の男肉で塞がれた女芯が、淫らな動きをしないよう
に願った。しかし──

「はあうッ!い、いいッ・・・ああ・・あ・・・」
産道を遡ってくる男の分身が愛しい──瞳は連日の乱交で、少しずつ理性を失いつつ
あった。無理強いを要求された体が、淫らに燃え上がる──それは、自己防衛のためか
もしれないが、男根に穿たれた女穴が涙を流してしまうのだ。じーんと腰から下が痺れ、
頭では男を拒んでも、体が喜びと共に受け入れてしまう。そんな矛盾した慟哭が、熟れ
かかったばかりの女体を苛むのである。

(イヤなのに・・犯されてるのに、感じちゃうなんて・・・)
薄暗いボックス内には、知性のかけらも無い少年たちが自分を欲している。人数がはっき
りとはしないが、今日も複数姦は免れそうにない。しかも、全員が避妊具などは使わない
獣ばかり。それでも、彼らが──否、彼らの男根が愛しくて仕方が無かった。

「瞳ちゃん、ソファの背もたれに手をついて。俺、後ろからハメたい」
「・・・ウン」
ソファに手を突き、立ちバックで犯される──瞳は、このスタイルが好きだった。後ろから
乳房を握られるのが良い。尻の割れ目に、男のこわばった陰毛が感じられるのが良い。
割れ目を掻き広げられるような、後ろからの抽送がたまらない。包皮を手荒く剥かれ、クリ
トリスを摘んで貰えばもっと良い・・・瞳は脳内が白んでいく中で、少年たちが思いのたけを
この身にぶつけてくれる事を願った。そして、彼らはそれに十分応えていく・・・
しばらくすると、瞳はこの界隈の不良少年たちの間を歩き渡る、公衆便所のごとき
女となっていた。今では、常にどこかの不良少年グループへ属し、激しい荒淫に
身を浸すようになっている。

「あたしの体に飽きたら、他の人たち紹介してよ。もちろん、不良がいいな」

いつも数人、時として十人を越える少年たちとの乱交を愉しむようになった瞳は、
決まってこううそぶいた。今は、一対一のセックスなんてやる気がしない──
そうまで言い切っている。

ある日の深夜、瞳はいつものように不良グループの中に居た。彼らは、最近知り
合ったばかりの不良少年たちで、何十人という男遍歴を持つ豪傑の体でも、十分
楽しんでくれている。場所は、資金不足で建築が放棄された、こじんまりとした
テナントビルの一室。

「アハハハハ!みんな、がっついちゃダメよ」
電気すら通っていない部屋で、瞳は一糸まとわぬ姿で笑っていた。足元には小汚
いマットレスが一枚。その周りを、瞳と同じく裸の少年たちが蠢いている。

「うるせえ、このヤリマン。さっさと、足を開けって」
「はあい。でも、ヤリマンって呼ぶのは勘弁してね」
この頃の瞳は、名前で呼んで貰うことが少なくなった。不良少年たちからは、便器
ちゃんとか、ヤリマンと呼ばれて久しくなっている。その上、扱いが手荒くなっていた。

「ケツを出せ、ヤリマン」
「あら、お尻でするの?まあ、いいけど・・・中出しはいやよ、フフフ」
「うるせえって言ってるだろ。さっさと、ケツ穴晒せよ。オマンコ緩いんだよ、オマエ」
何を言われても、どんな事を要求されても、瞳は笑って快諾する──そんな女に
なっていた。今だって、緩んできた女穴を侮辱され、肛姦を乞われてもにこやかな
表情で尻を突き出すだけ。怒りなど、微塵も見せてはいない。
「誰にでもやらせやがって、この淫売が」
「あーッ・・・」
少年の男根が、瞳の尻穴を捉えた。その瞬間、桃尻が粟立つ様に汗ばみ、ほんのり
と柔肌が上気する。そして、ピクッ、ピクッと女体を震わせた後、軽い戦慄を覚えた。

「イッてやがる、コイツ」
少女の尻穴に、男根を深々と捻じ込んでいる少年がせせら笑った。事実、瞳は排泄
器官を穿たれた刹那、女の官能を蕩かせてしまっている。それは、反射的に締めた
膣穴に連動し、尻穴がキュッと男根を絞り込んだ事にも表れていた。

「ああ・・・た、たまらない」
凄まじい荒淫の日々は、瞳へ肛悦の魅力をも与えてくれていた。これは、複数姦を
こなしていく過程で自然に身についたものである。もっとも、そのせいで括約筋が若干
緩んできたが、瞳はそれを意に介さない。ただ目前の快楽に溺れ、忌まわしい尻穴姦
を、嬉々として受け入れている。

「しかし、こんなヤリマン、見た事ねえなあ。エロ過ぎ」
「顔はカワイイけどな。ちょっと、ヤリ過ぎだよ。まあ、無茶が出来るのは面白いけど」
マットレスを囲んだ少年たちがそう言って、尻穴を抉られる瞳の姿に昂ぶっていた。口
々に罵りはしたが、股間はぐいぐいといきり勃たせている。そして、ゆっくりと真後ろから
犯されている少女の傍らへと迫った。

「俺は、フェラを頼むよ」
「じゃあ、俺はオマンコだ。悪いが、座位になってくれよ」
「ウフフ・・・いいわよ」

瞳は尻穴に男根を咥えこんだまま、静かに身を翻す。すると、すぐさま唇と女穴に新た
な男根が捻じ込まれてきた。

「アウウッ!」
瞳は立てひざをついた姿勢で、前と後ろの穴へ男根を収めている。その上、唇にも
熱く滾った男根を咥え込み、全身全霊で奉仕に当たっていた。更には、マットレス脇
に控えていた別の少年たちを目でいざない、両の手で股間の肉筒を探った。

(す、素敵ッ!このまま、犯し殺してッ!)
都合、五本の男根が瞳を苛んでいた。両手に始まり、唇と女穴、それに尻穴までも使
い、懸命に少年たちを喜ばせようとする瞳。彼女は元々、頭が良いだけに今の自分に
明るい未来は無い事を理解している。複数姦を好み、便器女と呼ばれる人間に、どんな
明日が開けているのか──そんな事、考えなくても答えは決まっている。だから、このま
ま犯し殺してくれれば幸い・・・そう思っていた。

(そう言えば、波多野健治のカタキをうつって言ってたあの男・・・どうしてるかな)
未来が無ければ、過去に縋るのが人の常。瞳もご多分に漏れず、今は思い出のような
初めて陵辱されたあの日を思い返していた。もっとも、現状を作った要因である良治の
憎悪に満ちた顔だって、今なら懐かしく感じるほどに、記憶は遠くなっているのだが。

(波多野をいじめた連中・・・みんな、あたしみたいになってるのかなあ・・・悪いことしちゃ
ったかな。まあ、いいや)
犯されながら、仲間を売った事を悔やんでも仕方が無い──瞳はすぐに考えを改め、
複数姦の倒錯的な快楽に酔う事とした。全身に触れている異性の素肌や、性器を思えば
たちまち素晴らしい官能が押し寄せてくる。

「イ、イクッ!」
今際の時は、大きく仰け反り腰を振る瞳。そうして得た絶頂に脳を蕩けさせながら、瞳は
嬌声を上げ、何度も何度も男根を受け入れるのであった・・・・・

   *

自殺した健治が、かつて通っていた学校に程近いファミリーレストラン前──そこに、
今田良治の改造バイクが止まっている。店内に目を移せば、いかにもガラが悪いお客
様用という感じの奥まった席に、良治ともう一人、制服姿の前崎瞳が顔をつき合わせて
いた。

「久しぶりだな、前崎瞳」
「うん」
「元気にやってるか」
「まあ・・・ね。噂ぐらいは聞いてるんでしょ?あたしが、どんな女になってるか」
「ただの挨拶だよ。俺は、お前の生活には興味が無い」

良治が注文したコーヒーはすでに冷めていた。今、口をつければ苦いに決まっている。
だから、彼はコーヒーカップに手が出ない。しかし、瞳は違っていた。さっきから忙しなく
飲み物を口に運び、射抜かれそうな良治の視線に身を竦めている。何故ならば、彼女
は自分の意思でここへ来たのでは無く、良治から呼び出されていたからだ。

「今田クン・・・って呼ばせてもらうわね。先生・・・今井先生のコト・・・?」
ようやく、瞳は用の向きを訪ねる事が出来た。それに対し、良治は薄ら笑いを浮かべて、
シートに腰を深く埋めたまま。

「どうしてそう思う?」
「だって・・・」

先日、自分を仲間に輪姦させて嬲り者にした挙句、公衆便所のごとき女に貶めたのは、
この良治である。その時、この鬼畜のような男は、波多野健治を自殺に追いやった原因
の一人、今井紗枝の存在を知っている。彼女は教師でありながら、健治のいじめに加わ
っていたと、瞳は白状してしまったのだ。そして──
「今井先生ね・・・学校来てないの」
カタカタと震える手を見つめつつ、瞳は唇を開く。心の奥底から良治を恐れ、何ともいえな
い複雑な表情をしながらではあったが、あえて女教師の状況を尋ねてみた。
「・・・あのセンコウはな・・・ちゃ~んと、自分のアパートにいるよ」
良治がぽつりと呟いた。何か事情を知っているらしく、学校へ来ていないという今井紗枝
の現状を、淀みなく答えている。

「そう・・・」
安堵とも焦燥ともつかない気持ちが、瞳の中を過ぎった。紗枝が自宅に居る。それはいい
として、問題は彼女が学校に来ていない事である。奔放な噂が流れてはいたが、紗枝は
教師だ。無断で授業を放棄した事など、これまでには無かったし、学校を辞めたとも聞い
てはいない。ただ、学内では妙な噂が持ち上がっていた。

『今井先生が、素っ裸で暴走族のバイクに二ケツしてたってさ』
『俺は、先生が路上でストリップやってた話を、ツレから聞いたぞ』
『インターネットのSMサイトに、目線も無しで出演しているらしい』

こういった噂を、瞳は物好きな男子生徒たちがばらまいたデマだと思っていた。しかし、今日
こうやって良治に呼び出された事で、噂に信憑性が帯びてくる。いや、それはもう、確信と言
っていい。だから、瞳は待っている。良治の真意を。

「お前を今日、呼んだのは」
半目になった良治が、不意に口を開いた。覇気の無い、切れが悪い物言いである。
「俺の復讐が成った事を、知って欲しくてな」
そう言って、良治は懐からビデオテープを一本取り出した。ラベルも何も無い、素のテープで
ある。

「これに何が映ってるの?」
恐る恐るテープを手に取り、瞳は尋ねた。良治の言い方からして、この中に彼の真意が詰ま
っている事には間違いが無い。それでも、聞かずにはいられない。蹂躙され、堕ちた自分は
ともかくとして、今井紗枝の行方が気になっているのだ。
「見れば分かるよ。それと、俺がなんでお前にこんな事をするかというとな、死んだ健治
と復讐をする俺との接点が、お前でしかないからだ。健治の母ちゃんには、復讐してます
なんて言えないし、俺の仲間はあいつの死に何の関係も無いしな」
生気を失ったような良治の無表情。どこか、疲れているような様子である。

「だから、お前は事の顛末を見届けなければならない。淫売と呼ばれようが、便器と呼ば
れようが構わんが、ビデオの中身だけはちゃんと見ろよ」
それだけ言うと、良治は席を立った。そのままレジへ向かい、代金は瞳の分も払う。

「じゃあな。前崎瞳」
振り向きもせず、良治はファミリーレストランを出て行った。そして、瞳は終始無言のまま、
テープを手にして呆然と立ちすくんでいたのである。


「あまり気は進まないけれど」
帰宅した瞳はすぐ自室へこもり、良治から手渡されたビデオを再生することにした。彼の
言い方から察するに、どうもこの中に今井紗枝の姿が映っているような気がする。そうなれ
ば、学内で囁かれている噂の事が気になり始めた。瞳は着替えもせず、部屋の窓を閉めて
カーテンも引く。そして、テープはゆっくりと再生されていった。

「紗枝ちゃん、こっち向きなよ」
「やめて!撮るのは堪忍して!」

そんな遣り取りが、オープニング代わりだった。瞳の予想通り、フレームに収まった紗枝は
陵辱されている。場所はどうやら彼女の自宅らしく、手荒く剥かれたと思しき衣服の類が、
あちこちへ飛散していた。

247 :アナル四万石 :04/09/16 18:42:28 ID:47T4SqtK
「カメラさんオマンコに寄って」
「おう」
大して広くも無い部屋に、少年が四、五人いる。全員が半裸ないし、全裸だった。彼ら
はベッドの上に縛り付けた紗枝の足を無理矢理開き、局部をカメラで近接撮影している。

「お願い、カメラ・・・記録に残るのは、堪忍してえ・・・」
紗枝は教師としては少々過剰な色香を見せながら、哀願していた。豊かな乳房は激しい
蹂躙の跡が残り、恥部は白濁液まみれ。相当の人数が、彼女を犯したという事が分かる。
「何言ってやがる。健治は死んじまって、骨しか残らなかったぜ。それなのに、オマンコ晒
されたくらいでガタガタ言うんじゃねえよ」
カメラを持っている男が、紗枝の秘唇を指で開きつつ毒づいた。言うまでも無く、これは良治。

「誤解なのよ・・・あたしは何も、波多野君をいじめてた訳じゃないの・・・あッ!」
紗枝が言い訳をしようとした時、良治の指が女穴をぐっと開いた。そして、手のひらをそろそろ
と肉壷の中へ飲み込ませていく。
「でも、前崎瞳たちのいじめを、見過ごしてたんだろう?」
「う・・・うああ・・・さ、裂けるッ!裂けちゃうッ!」
指先を鶏口のように揃え、良治の手は突き進む。紗枝が泣き叫び、許しを乞うても知らん顔だ。

「正直に言えよ、先生。健治をいじめるように仕向けたってな」
「ああ!か、かんにんして!許して下さい!た、確かにあたしは、波多野君のお母さんに恨みを
持って、いじめを指示しました・・・ヒイーッ・・・」
良治の手の甲が完全に、紗枝の陰部に埋まっている。処女という訳では無いが、紗枝にしてみ
れば、これは拷問の如き所業であった。

「いけ好かねえセンコウだ」
「きゃあーッ!」
良治が女穴の中で拳を握った瞬間、紗枝は絶叫を上げて気を失った。そして、画面は一旦
途切れ、更なる刹那へと暗転する。

「何か着るものを・・・」
「うるせえ。手で隠したら、承知しねえぞ」
画面が切り替わると、紗枝は素っ裸のまま野外にいた。空は暗くなっているが、街明か
りが近く感じる。場所はどうやら、夜の公園らしい。

「この人、先生ってマジ?」
「オマンコの毛、剃ってるジャン」
公園には、良治と同じような荒くれた若者が集まっている。暗くて人数は分からないが、
話し声からして十人は居そうだった。勿論、全員が素肌を晒した女教師の肢体に興味を
惹かれている。しかも、紗枝の恥丘は無毛だった。良治たちの仲間に悪戯された際、剃ら
れてしまったのである。

「・・・・・」
紗枝は無言で、気をつけの姿勢を保っている。先ほど、手で隠すなと言われたからであろ
う、身を焦がすような羞恥に、必死で耐えているようだった。そこへ、見るからに育ちが悪
そうな少年が、品定めをするように女教師の傍らへ寄る。

「借りていっていいの?この女の人。ねえ、良治くん」
「ああ、いいぜ。その代わり、カメラを持っていってもらおう」
「やってるトコ、撮るの?」
「ああ、死なない程度に、可愛がってやってくれ」
良治と少年が会話するシーンを見て、フレームの中の紗枝は青ざめていた。まるで、自分
が人身売買の競りにでもかけられたような、悲壮な顔をしている。

「い、いやッ!」
その後、改造バイクのタンデムシートに裸で乗る紗枝の姿が映った。むずがる彼女の背後
を、運転手とは別の少年が取っている。法定で二人乗りと決まっているバイクに、三人目が
乗っているのだ。

「助けてーッ・・・」
必死の形相で救いを求める紗枝。その先には、良治がいる。しかしながら、哀れにも女
教師は背後に迫った少年に乳房を鷲づかみにされた後、バイクの轟音とともにその場
から消えていった。ここで、ようやくビデオの再生は終わる。


「なんて事かしら・・・」
テープは三十分ほども再生しただろうか。瞳は、女教師今井紗枝に対する凄惨な陵辱劇
を見て、ショックを受けている。これでは、学校に来れる筈が無い──自分も激しく責めら
れた身ではあるが、行方不明になった訳では無い。不良少年たちの間を渡り歩きはしたが、
学校にはきちんと行っているし、高校生を気取っているのだ。

「それだけ、恨みが深いんだわ」
瞳は良治の淀んだ目を思い出した。喜怒哀楽が、魂から抜け出ているような眼差し。様々
な事を終え、気力が失せてしまった──さっき、ファミリーレストランで会った時の良治は、
間違いなくそんな雰囲気だった。
『あのセンコウはな、ちゃ~んと、自分のアパートに居るよ』
どろりと語尾を濁らせ、良治はそう言った。もしそれが本当なら、紗枝はいったい今、どうし
ているのだろう。瞳の心は逸る。

「気になるな・・・様子を見に行こうか」
瞳はおもむろに連絡名簿を手に取り、紗枝の自宅の住所を調べた。大して遠くない──
それが分かると、ますます女教師の事が気がかりになってくる。

「復讐は終わったのかしら・・・」
再生の信号をキャッチ出来なくなったデッキが、自動的に巻き戻しをしている。瞳はそれを
見て、自殺に追い込んだ健治の事も含めて、すべてが終わりを告げてくれる事を願った。
間違っても、このビデオデッキのように、何度も再生できませんように、と。

今井紗枝のアパートは、タクシーで十分ほどの場所にあった。瞳はそこへ着くと、不安
に胸を掻き毟られながらも、気丈に部屋へと向かっていく。

「こんにちは。先生、居ます?前崎ですが」
呼び鈴は鳴らさなかった。それだけ瞳は焦っている。女教師が辱めに遭ったのは、自分
が口を割ったからだという負い目もある。しかし、部屋の中からは案外、のん気そうな声
が返ってきた。

「どうぞ、ドアは開いてるわよ。でも入ったら、スグに閉めてね」

声の主は、間違いなく今井紗枝の物である。それと分かって、とりあえず瞳は安堵した。
そして、静かにドアを開け、中へ入っていくと・・・

「おじゃまします・・・あッ!」
玄関に入った途端、つんと男の性臭が瞳の鼻を突いた。青臭い少年が放つ、濃い精液
そのもの香りが女教師の室内に充満している──

「精液くさくてごめんなさい。でも、慣れるとたまらなくなるわ」
若い女の一人住まいは、六畳一間とコンパクトなキッチンがついているだけだった。紗枝
は部屋の一番奥、ベランダに近い窓際に座っている。しかも、身に着けているものは、ガー
ターベルトとストッキングだけで、それさえもはすっぱな娼婦のような着崩し方をしている。

「・・・先生」
「いいわ、何も言わなくて」
瞳が何か言いかけると、紗枝はそれをとどめ、ふっと笑って見せた。憂いを込めた、切な
げな笑顔である。

251 :アナル四万石 :04/09/16 19:59:43 ID:47T4SqtK
「波多野君の事は残念だったけど、仕方が無いじゃないの・・・ね」
紗枝はそう言って、小首を傾げて見せた。窓から注ぎ込んでくる太陽光に晒され、
素肌が艶かしくぬめっている。

「あなたも、ひどい目にあったんでしょう?」
「はい」
「まあ、波多野君は死んじゃったしねえ・・・あたしたちは、命があっただけでも良し
としましょうか」
紗枝の周りには、空の酒ビンや男女の下着などが散乱していた。それらは、放蕩な
彼女の生活と、荒淫の名残を表している。

「先生、学校には来ないんですか?」
「学校・・・?」
瞳が問いかけると、紗枝は一瞬、ぴくりと体を強張らせた。そして、カタカタと体を揺
らしたかと思うと、
「こんな体で、行けると思ってんの?あんた!」
そう言うや否や、ガバッと両足を開き、太ももの内側を見せ付けた。すると、そこには
見るも禍々しい刺青が──

「そッ、それは!」
「今田っていったかしら・・・?あいつの仲間に、タトゥーを彫るやつがいてね・・・」
刺青は書き文字であった。私はオマンコ大好き女です──大きく赤い色で、そう書いて
ある。
「あたしに消えない罪とやらを、背負わせるって・・・さ」
紗枝は涙ぐんでいた。そして、どこかへ思いを馳せながら、言葉を繋げる。

「あたしね・・・来年の春、結婚する予定だったんだよ・・・同じ学校の先生と・・・」


今井紗枝の部屋を後にした瞳は、頭を混乱させたまま街中をさまよっていた。
(ひどい・・・いくらなんでもひどすぎるわ)
紗枝は学校に退職届を出したという。幾人もの少年に犯され、太ももには刺青を入れられ
てしまい、とても教職など続けてはいけない──そう言っていた。

「結婚は反故にしちゃった・・・悪いことしたわ、彼に」

瞳は、女教師が涙ながらに呟いたこの言葉が、耳から離れない。もう、紗枝はまっとうな
人生を送ることが難しいだろう。彼女は今も、暴走族少年たちのおもちゃになっているという
のだ。
「あいつら、毎日五人はここに来るのよ。朝まで居つくの。もちろん、あたしはダッチワイフよ。
前崎さん・・・あたしはここまでみたいだけど、あなたは立ち直ってね」
瞳を送る際に、紗枝はそう言った。教師として、最後の指導のつもりだったのだろうか。

(これも、あたしが波多野健治を自殺に追い込んだせい・・・?)
ぐっと瞳の胸が痛んだ。いじめの首謀者としての責任が、重く圧し掛かってくる。
(波多野健治・・・か)
瞳は健治の葬式に行った事を思い出した。あの時は別に、何の感慨もなかった。ただ、
クラスの代表として、いやいや式に列席しただけである。しかし、今は違った。人ひとり、死へ
追いやったという自責の念に取り憑かれている。
(お墓参りくらい・・・してこようかな)
花屋の前で立ち止まり、仏前に供える花束を見て瞳は思った。健治の家へ行くことは憚れるが、
墓ならこっそりとお参りが出来る──そう思った時には、花屋の店員へ声を掛けていた。
墓の場所は人づてに聞き、すぐ分かった。後はお供えを持って、墓前へいくだけである。
瞳は花を小脇に抱え、墓地へとやって来た。
「ん?このバイクは・・・」
墓地の入り口に、どこかで見たような改造バイクが停めてあるのを、瞳は発見した。それ
は紛う事なき、あの今田良治のバイクである。

「あいつも、墓参りに来てるのかしら?」
瞳にとって良治は、あまり会いたくない相手だった。つい先ごろ、今井紗枝の惨状を知った
ばかりで、心も困惑している。今、顔を合わせれば、健治を死に追いやった事を棚に上げ、
彼を罵りかねない。
「やりすごすか」
瞳は墓地の裏側に回り、中の様子を伺おうと思った。健治への贖罪の気持ちはあるが、
良治へは恐れと怒りしか無い。出来れば、会いたくはなかった。会えば、感情が爆発する。

(居た。あいつ、やっぱり・・・)
瞳の視界に、波多野家と書かれた墓前で手を合わせる良治の姿が映った。配下の暴走族
を操り、女二人を貶めた人間とは思えないほど、神妙な顔つきをしている。
「健治。どうだ、そっちの生活は」
墓へ食べ物やジュースを供えながら、良治は呟いた。見れば、さわやかな笑顔である。それ
は、友へ語りかける無邪気な少年の姿、そのものであった。
「お前、早く逝き過ぎなんだよなあ・・・まったく、俺に何の相談も無しで」
良治は逝去した親友の影を追い、己の心境を吐露しているようだった。友の早すぎる死を、
当たり前に悼んでいる。

(あんな顔をするなんて・・・)
瞳は墓へ語りかける良治を見て、驚いた。彼女は、自分をいたぶった時の狂気に満ちた良治
と、今日ファミリーレストランで見た、覇気の無い良治の姿しか知らない。今のように、にこやか
に目を細める彼を、知らなかったのだ。
(本当に親友だったんだわ)
そう思うと胸が痛む。瞳は身を潜めながら、突き上げてくる激しい慟哭に震えていた。そして、
健治をいじめ抜いた日々を思い出し、いよいよ気を逸らせる。
(ごめんなさい、ごめんなさい!)
健治が死んでから初めて、瞳は謝罪した。うわべだけではなく、心の底からの謝罪である。声
にこそ出さなかったが、うつむけば涙が零れ落ちそうなほど、魂を揺さぶりながら詫びていた。

「また来るな。健治」
良治が墓地を出て行った。その後を、瞳が追う。

「待って!」
「前崎・・・瞳」
バイクにまたがろうとしていた良治の眉間に、険が浮かび上がった。憎しみが溢れている。
「何しに来た?」
良治が瞳に詰め寄った。目を釣りあがらせ、明らかに怒っている。

「何って・・・お、お墓参りを・・」
気は咎めたが、瞳は素直に打ち明ける事にした。良治にしてみれば、瞳は健治の墓前へまかり
出る事は許されない立場である。なにせ、親友を自殺へ追い込んだ、憎き悪の女なのだから。
それでも瞳は、侮言を吐かれることを覚悟で、良治の前へ出たのだ。しかし──

「ふざけるな!」
「あッ!」
良治の足が、瞳の腹を蹴りつける。哀れにも、贖罪を担ったつもりの少女は、体を二つに折って
墓地の草地へと倒れこんでしまった。

「話を・・・聞いて」
「黙れ!」
懇願する瞳へ馬乗りとなり、良治は目を血走らせて怒り狂う。つい今しがた、亡き友の
墓前で見せていたやさしい顔は、完全にどこかへ吹っ飛んでいた。

「お前が、健治の墓参り?笑わせるな!」
びりりと、良治の手が瞳の制服を破った。凄まじい怒気と共に、力がこもっている。
「お願い!話を・・・」
「うるせえ!」
結局、瞳はものの一分もしない内に、着ている物をすべて剥かれ、墓地の前で裸を晒す
事となった。もう、身には布片一切れさえ、つけてはいない。

「立て!前崎瞳!」
良治は瞳を全裸にした後、バイクの脇に立つよう命じた。連日の荒淫にも関わらず、瞳の
素肌は抜けるように美しく、腰つきも悩ましい。そんな少女の手首を、なんと良治はバイク
に引っ掛けてあったロープで戒め、後部座席のカウルへくくりつけた。

「何をするの?」
「てめえに、身の程ってもんを分からせてやる!ついて来い!」
怯える瞳をよそに、良治はバイクにまたがってエンジンをかけた。そして、半クラッチ状態を
キープしたまま、ゆっくりと走り出したのである。

「やめて、止めて!」
「黙ってついて来い!」
良治は瞳に小走りさせるくらいのスピードで、バイクを操った。ただ、瞳は素っ裸であり、バイ
クは寂しい墓地を抜け、大通りへ向かっている。このままでは、彼女の素肌が衆人環視の下
に晒されてしまうかもしれない。

「お願い、今田クン。許して!ああ、堪忍してください!」
「うるせえ女だな。スピード上げるぜ」
瞳が狂ったように叫ぶので、良治はバイクの速度を上げていく。こうすれば、瞳は嫌でも
歩を早めなければならず、騒いでる余裕がなくなるからだ。

「止めて!ああ、転んじゃうよ!」
「そうなりゃ、引きずられるぞ。せいぜい、アスファルトに体を削られないように、頑張れよ」
結局、瞳はマラソンランナーのように、走らざるを得なくなった。良治の容赦なさに、憎しみ
の深さを再認識させられる。
「はあ、はあ・・・」
肩で息をし始める瞳。もう、五百メートルほど走っていた。すると、良治が懸命に走る全裸
少女を肩越しに捕らえながら、
「ギャラリーのお出ましだ。前崎瞳、せいぜいお愛想を振りまくんだな」
と、歩道に居る人々をあごでしゃくり、笑ったのである。

「い、いやッ!」
気がつけば、そこは瞳の住む町の目抜き通りだった。夕刻ということもあり、周りには行きかう
人々でごった返している。その中を、良治のバイクが素っ裸の瞳を引きつれ、走っていく。

「おい、裸だぜ。あの子」
「アダルトビデオの撮影かな?いいおっぱいしてるぜ」
目ざとい青年が、瞳の裸体に気がついた。いや、気がついたのは、彼らだけではない。街行く
人々すべてが、突如現れた裸の少女に驚き、声を上げていた。

「なんだ、アレ?」
「キャアーッ!露出狂かしら?まだ、若いのに」
「おっぱいが、ぷるんぷるん揺れてやがる。たまんねえな」
男女老若を問わず、好奇の眼差しが一斉に瞳へと注がれた。年若く美しい少女が、まるで罪
人のように市中引き回しの刑を受けているのだから、興味を引かない訳がない。

「大人気だな、前崎瞳」
「お・・・お願い・・・もう、やめてえ・・・」
にやにやと冷やかす良治に対し、瞳はもう限界だった。体力も精神力もいい加減、追い詰め
られてしまっている。このままでは、本当にバイクに引きずられかねない。すると、良治はよう
やくスロットルを緩め、速度を落とし始めた。いくら憎いとはいえ、彼とて瞳を引きずるのは憚れ
るらしい。

「仕方がねえな。じゃ、乗れよ」
「う、うん」
バイクを路肩に止め瞳を拾った後、良治は再びスロットルを豪快に開け走り出す。しかし、瞳は
全裸で街中を走らされた事に安堵する暇も無く、ただ良治の背中へしがみついていただけで
あった。

「前崎瞳。お前、素っ裸で帰れるか?」
「・・・帰れない・・・」
バイクの後部座席で子猫のように身を縮め、素肌を少しでも隠そうとする瞳。市中引き回しの刑
は終わったが、未だに彼女は全裸のままなのだ。もちろん、着替えなども持っておらず、財布だ
って墓地の前へ置いてきている。

「この近くに、ダチが通ってる学校がある。そこで、服の都合をつけてやるよ」
「・・・うん」
顔から火が出るような羞恥だった。不良少年たちのおもちゃになった瞳ではあったが、真っ当な
市井の人々に素肌を凝視されるという恥辱は、これまでに経験した事が無い。今も車道を走る車
が、裸の瞳に驚いては目を丸くしているのだ。
(恥ずかしい・・・早く、服を・・・)
バイクの後部座席で風に髪を梳かれながら、瞳は一秒でも早く肌を隠す布が欲しいと願った。デザ
インなんかどうでもいいから、とにかく服が欲しい。常識が支配する街中で、自分だけが全裸でいる事
の不安感が、彼女を焦らせていた。それは、良治が自分を憎んでいる事を忘れてしまうほどに。
「着いたぜ」
「ここは・・・?」
良治のバイクは、市内でも有数の不良が集まる工業高校の中庭で止まった。すでに夕刻
で、学内に人影は無い。
「ここに俺のダチが居る。降りろ」
良治は瞳の手を取り、バイクから降ろしてやった。ついでに、彼女の手を戒めていたロープ
も解き、ようやく自由の身とさせる。瞳はあざになったロープの跡をさすりながら、目で衣服を
乞う仕草をした。

「・・・服を」
「こっちだ。ついて来い」
常夜灯を頼りに、良治は歩いているようだった。薄暗い中庭を抜け、校舎とは違う建物の前へ
出る。どうやらそこは、部活動で使う部室らしい。
「ここがクラブハウスなんだ。だから、ユニフォームなんかが沢山あるんだよ。さあ、入りな」
「あッ・・・」
良治に背を押された瞳がクラブハウスのドアをくぐると、なんとそこには部活後でくつろぐ生徒
たちの姿があった。それも、誰もがやさぐれた印象で、柄の悪さは暴走族の良治と何ら変わり
ない。そんな輩が、十人近く居る。

「おお、裸の女の子が!ああ、良治君、久しぶりだね」
「おす。元気だったか?」
見るからに頭が悪そうな少年が、やに下がった顔で良治と瞳を迎えた。その他、大勢の生徒も
全員が瞳を見つめている。
「俺、以前ここに通ってたんだ。もっとも、一学期終わる前に、退学になったけどな」
相好を崩した良治が、瞳に向かって言った。そして──
「こいつ、前崎瞳って言って、肉便器ちゃんのあだ名がついてるヤリマンだ。おい、誰かこいつに
服を貸してやってくれよ」
そう言うや否や、良治は全裸の瞳の背中を押し、クラブハウスの中へ放り込んだのである。
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