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限りなくアオイロに近いブルー

作者:7代目スレ96氏
備考1:環境テロリスト×少年
備考2:「救いのない話」(作者氏)※実在の団体名が使用されていたため,保管庫管理人の判断で一部伏せ字にしました。ご了承ください。



ソレは異様な光景であった。

黒いビキニを着た女達が一人の少年を囲んでいる。
ソレだけであれば良くある光景であった。

少年が後ろから羽交い絞めにされてなければ。

少年が今にも噛み付かんばかりの勢いでなければ。

そしてココが、



沖合いから酷く離れた、


近くに他の船が一切通らないような、




太平洋のど真ん中でなければ。


「ふふふ、僕、もう少し落ち着かないと、お話できないじゃない」
そう言うと女は優しく男の子の頭を撫でる。

長い髪を後ろで結び他の女と同じように黒いビキニを着て、
他の女たちと同じように、スタッフジャンバーを羽織っている。

その背中には少年にもハッキリとわかる文字で、


『シー・シ○○ード』

と、書かれていた。

「君のお父さんは、悪い事をして、私達が『やめて下さい!』って言っても聞いてくれなかったの」
女は『困ったな』と言う顔をして、小首を少し傾ける。
「だから、少し、頭を冷やしてもらったわけ――――」
「フザケルナ!!!!」

少年はあらん限りの声を振り絞り、目の前の女を、
文字道理、噛み殺さん勢いで吠え掛かった。

「突然お前達がやってきて、お父さんを棒で殴って……そして……そして」
叫びながら、突然わいた悲しみに胸を詰まらせ、少年は海を見つめながら言葉を詰まらせた。

先ほどまで真っ赤だった海は、今は波にさらわれ、また穏やかなアオイロに戻っている。

突然女たちが船を横付けしてきたかと思うと、何事かを言いながら襲い掛かってきたのだ。
少年の父親、海洋学者で鯨やイルカの研究の第一人者である船越博士は、為す術もなく、
棒で殴られ、血まみれで意識もないまま海へと放り出されたのだった。

「大丈夫よ、人は海から生まれ、海にカエるものなんだから」
「そうそう、博士も大好きな海にカエれたんだから、嬉しいんじゃないかしら」

最後にそう言って女たちはげらげら笑う。

「ふ、フザケルナ!!! お父さんを、お父さんをカエセー!!!」

少年は力任せに腕を振りほどこうと懸命にもがくが、非力なその力では、どれほど
怒りに身を任せようと、重い道理にはならなかった。
逆に女たちは暴れる少年をそのまま引きずり倒すと、
倒れた少年の頭をそのまま強く踏みつける。

「さっきからギャーギャー五月蝿いわね」
先ほどから少年に話しかけていたリーダーらしき女の雰囲気が急に一変した。
潮風が変わった。
少年にはそう感じられた。


「アンタのくそ親父は、イルカちゃんや鯨様が絶滅危惧種ではないって研究をしていたの」
グイッと足に力がこもる。
「今時そんな誰でも知っている事を改めて大々的に発表されたら私達は困るわけ」
足を退けると顔を少年に近づけ、髪の毛をグイっと掴む。
髪の毛を掴みながらゆっくりと少年を引きずり起こしていく。
「だから大好きな海に消えてもらったわけ」
髪の毛を掴まれながら少年は自分の不甲斐無さと、無念の思いから嗚咽を漏した。

「あらあら、泣いちゃって、フフフ、どうして私がアンタだけ活かしておいたか解る?」
答えのない少年の反応を楽しそうに見ながら、少年の履いていたズボンに手をかける。

「私、こういう『こどもチンコ』が大好きなの」
そう言うと少年の股間に顔を持っていき、ゆっくりと、少年の物を唇へと押し込んでいく。

「な、なに!? あう!」
ヂュボ、ヂュボとイヤラシイ音を立てて、顔を動かしていく女。
「あ、ああ、や、やだ、やめろ! やめろ!!」
少年は大きく首を振り、初めて味わう経験に戸惑いを見せる。

「ああ、始まったリーダーのショタ殺し」
「ほんと、こんな子供の何処がいいんだか」
後ろでその様子を見ながら、クスクスと他の部下達が笑っている。

舌先をねっとりと這わしながら、唇全体で唾液十分のままストロークを繰り返す。
時折指先で、コロコロと、少年の両方の陰嚢を弄ぶ。

まだ年端も行かない少年には厳しすぎるほど厳しい拷問のようなテクニックである。
「う、ううう、うわああ」
堪らず少年の口から大きな悲鳴が上がる。
だが再び歯を食いしばると、懸命に沸き起こる衝動を押さえ込もうとした。

何だか解らない、感覚。
だがソレに負けたら、目の前のこの憎い女に負けるような気がし、少年は必死に襲い掛かる感覚。
『絶頂』
を、堪えていた。


「オイ、お前達も、ボーっとしてんな」
リーダーが唇をはなすと、女たちはやれやれと言う顔で、一斉に少年に襲い掛かる。
ある者は少年の柔らかな、あどけない唇に貪り付き。
ある者は少年の細い胸板の両の先端を責め。
ある者は少年の小さな後ろの門を指で強引にねじ伏せようとした。

「アアア、アア!! アア!!」
少年は身を捩り声になら無い声を上げ必死に逃げようと試みる。
だがたくさんの手は少年を捕らえ、絶頂の高みに追いやろうと、
その身体へと無慈悲な責めを続けていた。

「やだ、やだ!!」

少年が泣いて抵抗を続けても、無数の快楽の手はやがて両の手以外の胸や女性器意外に変わり、
少年の身体を隙間なくむさぼり続ける。

「い……い、や、だ……いやだ……っ!」

(も、もうだめ、たすけてパパ、ママ)

少年は苦しさのあまり思わず目を閉じた。









「おい、大丈夫か正一」
「う、うう、ん? あ、あれ? パパ!」
「如何したんだ正一」
「あ、ああ、パパ、本物のパパだ!」
「何わけ解らない事を言ってるんだ? 急に倒れてパパ、ビックリしたぞ」
「ご、ゴメンなさい……パパ」
「謝る事はない、大丈夫か」
「うん、平気だよ……ん? あ、パパあれ、あれ、何!?」
「あ、あれか、あれは……オスのイルカが、メスのイルカを取り囲んでいるんだ」
「ど、どうして?」
「一匹のメスに複数のオスが群がるのはイルカの世界では良くある事なんだ」
「そう……なの?」
「ああ、イルカや鯨は世間の人たちが言うように、可愛いだけの動物じゃない」
「…………」
「パパはね、鯨や、イルカ達を研究して皆にその本当の姿を知ってもらいたいんだ」
「…………」
「そうすれば、鯨やイルカの事で争うなんて馬鹿馬鹿しい真似はしなくなるって信じてる」
「……」
「正一」
「……なに、パパ」
「お前にも、父さんの好きな海を、海の生物を知ってもらいたい」
「……」
「父さんのことを快く思ってない人達が沢山いる事も知ってる」
「……」
「だけど、それでも正一には父さんの事をわかってもらいたい」
「……」
「正一……」
「……う、ん」
「!?」
「うん! 僕も、父さんみたいな、すっごい学者さんになる! そして、父さんの事を解って貰うんだ!」
「そうか、ありがとう…………!」
「イタっ! 痛いよ、父さん……」
とうさん…………。
とうさん。






「はは、こいつ、笑いながら気絶してますよ、よっぽどリーダーのテクニックが良かったんですね」
一人の女が倒れている少年を見下ろしながらあざけりの言葉を浮かべる。
「当たり前だろ、私のテクニックは文字どうり天まで昇るわよ」
「こいつも最期はイイ思いが出来て嬉しかっただろうね」
「おい、無駄口は良いからこいつも親父のとこに連れて行ってやんな」
女たちは少年を担ぎ上げると、また、父親の所へと送り届ける。








「これでよし、っと」
「たく、にしても海の動物の研究なんて何が面白くてやってるんだろうね」

そう言いながら女達は自分達の船に戻ると、




もう、持ち主が帰ることのない、ヨットを後にした。

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