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ゼファ×氷牙の剣 2

作者:6‐659氏
備考1:ゼファ×氷牙の剣
備考2:『風の騎士団』二次創作



アレクソニアの街中を、腰下まで届く長い髪に胸の下まで伸ばしている長いもみあげ。
そして、腰までスリットの入った服を着て魔力を帯びた剣を携えている
年の頃は18か19くらいの女剣士が歩いていた。
女剣士の名は氷牙の剣。
数ヶ月前までニヴラス帝国ミンデル将軍の護衛を勤めていた程の腕を持つ剣士だ。
現在は軍人を辞め、相棒であり恋人でもある少年と旅をしている。
彼女はその相棒の少年を捜していた。
このアレクソニアに到着して宿に荷物を置いた後、買い物に出掛けたのだが
氷牙の剣が少し目を離している内にいなくなってしまったのだ。

「はぁー…っ、何処に行ったんだろうね……ゼファは…」

彼女の相棒兼恋人の少年ゼファは好奇心が強い。
その上やたらと正義感が強いので、一人にしているとよくトラブルに巻き込まれる。
彼と旅を初めて半年以上になるが、その間何度も厄介事に合ったので身にしみて分かっていた。

「さっさと見つけないとまた…「何だこのガキィ!?」ああ……やっぱりね…」

通りの向こうから聞こえてくる男の怒号に、氷牙の剣は何となくだがゼファがその中心に居るような気がして思わず溜息を付く。



「俺たちカルタグラ海軍に楯突こうってのか!?」
「へん! カルタグラがなんでい!! こちとら“つむじ風のゼファ”様よ!!」

騒ぎで人が集まっている所に近づいていくと、彼女の予想通りゼファの声が聞こえてきた。
(ったく、あのバカは…っ)
外れて欲しい予感が当たってしまったようだ。
彼の正義感が強く向こう見ずな所を否定するつもりはない。
それら全てを引っくるめてゼファを愛しているのだから…
だが、こう毎回厄介事を起こすのは頂けない。

「たたんじまえ!!」
とても正規軍の軍人には見えない荒くれ者達がゼファに飛び掛かっていくが、持ち前の身の軽さで次々と躱している。
そうそう簡単には捉えられないだろう。
「へへーん、どしたい水兵さんよ?」
「……んのヤロぅ…」

(流石だね、やるじゃないか。)
以前、一度だけだが氷牙の剣はゼファに敗れている。
もっとも、それ以降彼と闘うことは無いとは言え、動きを見ている限りではあの時自分に勝ったのはまぐれのような物だったのだろう。
(今のゼファの動きなら、闘えばあたしが勝つだろうね)
それでも負けは負けで、その事実は覆せないが。
それに負けて良かったとも思っていたりと、氷牙の剣の中ではゼファとの最初で最後となったあの出会った時の死闘は
特別な物になっていた。
あのとき負けたから今がある。考えれば考えるほど負けたのは必然だったように思う。





一方ゼファは順調に躱せたので調子に乗ってしまい、油断したところを別の男に脚を掴まれ逆さに持ち上げられてしまう。
いつもの事だが詰めが甘い…
彼女がそう思ってしまうのも仕方がない。
油断さえしなければあの程度の連中、ゼファ一人で十分な筈だ。

「わっ、わっ、わわっ、」
ゼファは手をバタバタと動かして逃れようとするのだが、屈強な男の腕からは逃れられそうもない。
素早さでは誰にも負けないと自負していても、腕力という部分ではそれほど強くないはないのだから。
「手こずらせやがって、二度と生意気な口たたけねえように足の一本もへし折ってやる!」

「ここまで…だね」

それまで見ているだけだった彼女はゼファがピンチに陥ったのを機に
一言呟き腰の鞘から愛用の剣を抜くと人混みを擦り抜けて割って入り、他の荒くれ者達を瞬時に倒してしまう。
“ドカッ、バキンッ”
彼女の動きはゼファと同じく素早い上に的確な打ち込みであった為、荒くれ者達は攻撃を受けた事も分からずその場に倒れ伏す。
そして仲間が倒されたことに気づき、後ろを振り返ったゼファを持ち上げている男に、彼女は剣を構えて言った。

「悪いね、そいつはあたしの相棒なんだ 離してもらうよ」
「氷牙の剣…!」
自分を助けに入ってくれた相棒に、ゼファは嬉しくて笑顔を浮かべながら名を呼ぶ。
「……何だ姉ちゃん、やろうってのか…まあいいぜ、たっぷりと可愛がってやる」

逆に男は“良い獲物”を見つけたと言わんばかりの反応を示す。
実際、見かけからは彼女は強いようには見えない。
筋骨隆々な男が簡単に組み伏せられると考えるのも詮無き事…
更に彼女は容姿の整った美人だ。男が氷牙の剣をどうしようとしているかは誰の目から見ても分かる。
(生意気なガキを痛めつけるよりも、この女を叩き潰してその体を堪能してやる方がよっぽど良い)と男は思う。
但し、それが出来ればの話だ…
ニヤニヤしながら氷牙の剣を見る男をゼファは殴りたくなった。
(そんないやらしい目で氷牙の剣を見るな!!)
自分の恋人が下心の有る目で見られているのは嫌なもの。
一発でも殴ってやると逆さ吊りのまま拳を握り締め、男の股間目掛けて拳を繰り出した。
“スカッ”

「あ、あれ…うわわ…っ、」

だが男が邪魔なゼファをポイッと後ろに放り投げたので空振りに終わってしまう。
下心いっぱいの男は転がるゼファには目もくれず、氷牙の剣に飛び掛かる。
が、男が彼女に飛び掛かった瞬間、もう決着は付いていた。
剣の達人である彼女から見れば、男は無防備で隙だらけなのだから。
一瞬だ、その一瞬で男の体に目にも止まらぬ早さで彼女の突きが打ち込まれた。
足、腕、腹部など、体の数カ所が凍り付く。

「う…!? いぎぎ、な、何だ…!?」

自分の体が何故凍っているのか男には理解出来ていない。
直接斬らずとも剣を触れ合わせただけで相手に凍傷になる程の冷気を浴びせる事が出来る。
これこそ彼女が持つ“氷牙の剣”の力。まして急所を外したとはいえ男は直接剣を打ち込まれたのだ。
体が凍り付くのは当然の事。

「“氷牙の舞い”……と言っても、手は抜いたけどね」
「ひっ、ひいい…ッ!」
死の恐怖で震え上がる男に、彼女は目を細めて睨み付けながら止めを刺すように言う。
「まだやるつもりなら……次は…ないよ」

これだけ力の差を見せつけてもまだやると言うのなら、今度はその体が砕ける…
例え相手が自分の足下にも及ばないとしても、敵である以上容赦はしない。
彼女の脅しに荒くれ者達は体が凍った男を引きずって、脱兎の如く逃げて行った。





“お年寄りに暴力を振るっていた荒くれ者を見て我慢が出来ず、自分から跳び蹴りをお見舞いして喧嘩を売った”
喧嘩の原因は何なのかと聞くあたしに、ゼファは自信たっぷりに言う。そんな事だろうと思ったよ…

「……事情は分かった。けど、あたしが此処に居たから良いようなものの、下手すると足を折られていたかもしれないんだよ……」
「う…っ、それは……ゴメン…」

心配掛けさせないでほしいね。
間違っている事や弱い者いじめを許せないっていうゼファらしいけど、それで自分が調子に乗ってやられそうになっていれば
世話はない。
大体ゼファの足が折られていたら、あたしは間違いなく手加減無しで彼奴らを殺していた。
剣士として常に冷静で有るよう心掛けてはいるが、ゼファの身に何か有ってそれでも冷静で居られるか?
と言われたら自信が無い。
もし、そうなっていたら厄介な事になっていたかも……今回は相手が悪い。
その後あたしは手早く買い物を済ませると、まだ「街を見て回りたい」って言うゼファに「明日だよ明日っ、」と
強引に手を引っ張ってさっさ宿へ帰ることにした。
本当は時間も有るから見て回りたいけどね…



で、案の定あたし達が泊まっている宿の部屋に戻るとゼファが不満を漏らし始めた。

「まだ日は高いし……氷牙の剣と……その、デートしたいし…」
「う、嬉しいけど、それはまた明日だよ、」
あー、ダメだね……あたしとゼファはいくところまでいってるって言うのに…
デートとか言われたら恥ずかしくなるなんて……ゼファはまだしも、あたしは初心なガキじゃあるまいし…
「でも、何で明日じゃないとダメなんだよ」
アンタのせいだよアンタの! あたしだって今日はアンタと色々見て回りたかったんだよ!
「アンタが喧嘩を売った相手が不味いんだよ」

そう、ゼファが喧嘩を売った相手……南カルタグラ海軍の軍人だ。
あんな海賊上がりのような奴らでも、軍人であるだけで国では正義を名乗れる。
そんな奴らに喧嘩を売った以上、たとえ向こうが悪くとも此方が悪いということにされてしまう。
アレクソニアはどこの国にも属さず自治を保っているとはいえ、南カルタグラの勢力圏であることに変わりはない。
だから揉め事となれば、奴らの意見の方が通りやすいだろう。
おまけにあたしの祖国、ニヴラス帝国と南カルタグラ王国は戦争状態だ。

「アンタも知っての通り、あたしはそのニヴラスのミンデル将軍の側近だった」
「…? それがオレの喧嘩と関係あるの…?」
「分からないのかい? あたしは奴らにとって敵国の軍人だ。つまり倒すべき悪だよ…前に言っただろ? 国や立場で正義も悪も変わるって」

ニヴラスの軍人だったあたしは、南カルタグラから見て悪になる。
まして少し前に有ったニヴラス軍の侵攻で、かなりの犠牲者が出ているしね。
幾ら今のあたしがニヴラスと関係ないとは言え、ニヴラス人に対する憎悪は相当な物だろう…
その相棒であるゼファが揉めたのだから余計に立場が悪い。

「けど、氷牙の剣はもう軍人じゃないんだぜ?」
「敵国の、ニヴラスの軍人だったで充分なんだよ……ま、明日の昼までに奴らの船は出航するらしいし、それまでの我慢だよ」

ゼファを捜し歩いている時に聴いたから間違いない。








「ということで、今日はもう宿から出ないこと。いいね?」
「分かったって、」

本当に分かっているのかね?
さて、やることは無いけどこのまま寝るには早過ぎる。
……剣の手入れでもしておくか…
あたしの剣は魔力がこもっているから、多少放って置いても大丈夫だけど剣である以上切れ味は鈍る。
定期的に手入れをしておかないと、いざと言う時に使えないでは話にならない。
この剣は長年愛用しているから、体の一部と言っても過言じゃない。
あたしは剣を抜いて手入れを始めた。
ひんやりとした刀身に注意しながら手入れをしていく。一歩間違えればあたしの手も凍るからね。
強力な力を持つこの剣は、それだけに取り扱いは要注意だ。
ゼファの方はやる事がなくて落ち着かないのか、部屋の中をひとしきり歩き回ると「宿の中を歩いてくる」と部屋を出て行ってしまう。



念入りに剣の手入れをして一時間くらい過ぎた頃、漸くゼファが部屋に戻ってきた。

「随分と長かったね」

外を出歩いてきたのかも、と思ったけど
どうやらこの宿に泊まっている客と話をしていたらしい。

「レイフとユーリアって言うんだけど、二人で旅をしているんだってさ」
レイフという少年はあたしより一つ二つ年下くらいで、ユーリアはゼファと同い年の少女だそうだ。
「へぇ、あたし達と逆だね」

あたし達の場合、あたしが年上でゼファが年下だ。まあ一々言わなくても分かるけどね。
誰がどう見てもあたしの首までしか背が届かないゼファが年上だと考える奴はいない。
その二人もいい仲みたいだけど、ゼファの話を聴く限りではキスもまだだとか。
本当、とことんまでいったあたし達とは真逆だ。




で、そんな話をしていると、段々そっちの話になってきてしまう。

「氷牙の剣、オレ……したくなってきちゃった…」

幾ら何でもこんな真っ昼間からってのは抵抗があるけど……
ゼファの方はすっかりやる気になっているようだ。
あたしはまだ「やる」なんて言ってないのに勝手に服を脱いでいくし、既に肉棒もそそり立っている。

「なあ……良いだろ…?」
「……仕方ないね…」

良いも何も全裸になってから言うんじゃないよ。やる気満々じゃないか。
こんなに肉棒を硬くして……どうやらあたしが鎮めてあげなきゃならないようだ。






とりあえずあたしは、ゼファの前に跪いてさらけ出されている肉棒を口で咥え、
そのまま首を前後に動かしながら、舌を絡め扱いていく。

「んぐ、んうっ、むぐぅ、」
「うあ…っ、気持ち良い…っ、」

あたし以外触れた事のない肉棒は、あたしの口の中でより硬度を増していて
敏感に感じているのがはっきりと分かる程、ビクビクと動いている。
鈴口からは早くも先走りの液体が出てきた。
舌先をカリ首に絡め、つつき、なぞり丹念に舐める。
ちゅぱ、ぴちゅ、と響く淫らな水音に反応したかのように、ゼファがあたしの頭を抑えてきて腰を少し前に出し
イクのを堪えているのか、震えながら頭に置いた手であたしの髪を撫で回して弄ぶ。

「うぐっ、ふぐっ、んんっ、」

ちょっと…苦しいね。
より深くあたしの口の奥まで入れたいんだろうけど、喉にコツコツと当たってきて咽せそうになる。
何とか堪えて再び舌を絡みつかせ、刺激を与えていくと…

「うう…ッ!」
ゼファが呻き声を上げて、あたしの頭を抱き竦めるように抱え込み、勢い良く精液を出した。
「うぶッ!? んんーッッ!!」

ビュクビュクと口の中に吐き出され溜まっていく精液を、あたしはゴクゴクと飲み干す。
水のようにサラッとはしてないから、喉に絡みついて飲み込みにくい。
苦いような、しょっぱいような、良く分からない味だ。
美味しくはない筈だというのに、ゼファの味だと思うと美味しいような気がするから不思議だね。

「ゴクっ、ゴクっ、ゴクン…っ………ぷはァ…ッ! はぁッ、はぁッ、はぁッ……いっぱい…出したね…」

何とか全て飲み干すとあたしは肉棒から口を離した。








「す、すッげェー気持ち良かったぜ氷牙の剣ッ!」
嬉しい感想を口にしてくれるゼファ。
どうやら満足してくれたようだね。
「それはどうも……さ、綺麗にしなきゃね」

あたしはもう一度口を近づけて、肉棒に付着している精液を舐め取る。
ぴちゃ、ぴちゅ…
いっぱい出てくるね。舌ですくってもすくっても滲み出てくるよ。
そうやって舐めていると、ゼファがビクッと体を震わせた。

「うああ…っ、ひ、氷牙の剣…っ、すげぇ……いい…さらさらって…」

?? さらさら? 変だね…あたしは舌で残り滓を舐め取っているだけなんだけど…
舌の感触が気持ち良いなら分かる。実際感じているしね。
ゼファもよくあたしの膣を舐めてくれるけど、凄く気持ち良いから………でも、さらさら?

暫くゼファの肉棒を綺麗にしていると理由が分かった。あたしの髪の感触だ。
綺麗に舐め取るため首の角度を変えるたびに、あたしのもみあげが肉棒を撫でている。
どうもそれが気持ち良いらしい。確かにココを髪で擦られたら気持ちが良いのかも知れない。
ふふふ、良いことを思い付いたよ。
肉棒に付いていた残り滓を一通り舐め終わると、あたしは左右のもみあげの先の方、丁度胸の辺りで髪留めで括っているんだけど
右のもみあげの髪留め部分をペンで持つような感じで持ち、肉棒の先端をさらさらと撫でてみた。

「うあ…ッ!」
ゼファは悲鳴のような声を上げる。
「気持ち良いかい?」
「い、良い…ッ」
「じゃあ、もっとしてあげるよ」

続けてさらさらと紙にペンを走らせるように撫で、敏感に反応する部分は念入りに撫でる。
グッと押し付けてごしごしと擦ってみたり、竿に巻き付かせて扱いてみたり色々と試す。
すると今イったばかりなのに、そそり立つ肉棒は、はち切れそうにビクビクと痙攣を初めた。

「うあ…ッうあぁ…ッ、ううぅ…ッ!」

呻き声…いや喘ぎ声を上げるゼファ。
普段はあたしが喘いでゼファが聴く方が多いから、偶にこうしてあたしがゼファの喘ぎを聴く立場になると何だか新鮮だね。
更に裏筋、根元、陰嚢などを撫で回した後、再度先端を擽り、次に亀頭の割れ目、尿道に続く小さな穴に毛先を進入させてみた。

「イッ、痛てェッ! ひ、氷牙の剣ッ、それ痛ェッ! そ、それはやめてくれーッ!」

へぇー、ココは痛いんだ。苦悶に顔を歪めるゼファ。
正直…そそられる。あたしはそんないたぶる趣味なんてないんだけど
好きな奴ほど虐めたくなる…ってヤツかね?
奥の方まで入れてみたかったけど、あまりに痛そうだから抜いてあげるよ。
けど、この次髪でする時は容赦せずに虐め倒してみようか…それもまたあたしのゼファに対する愛情だよ。
自分に都合良く考えながら尿道から毛先を抜くと、緊張が解けたせいかゼファは「い、イク…ッ!」と言って肉棒から精液を噴き出し
あたしの顔にぶっかけてくれた……ネバネバの精液が顔にこびり付いて、うう、ベトベトするね…








「うう……痛かった…」
「ごめんごめん…、」
あたしは顔に掛かった体液を拭き取りながら、痛かったと訴えてくるゼファに謝る。
あんなに痛がるとは思ってなかったよ……でも次にする時は謝らないよ。
とことんまでやるって決めたからね。
「でも、満足出来たみたいだね」
「いや、まだだって」
「まだって、二回も出しただろ? まだ足りないのかい?」

子供のくせに呆れる程の性欲だね。
ゼファが大人になったら、あたし毎晩足腰立たなくされるかも知れない…

「だってまだ本番してねーもん」

確かに本番はしてない……あたしはチラッと窓の方を見る、カーテン越しに西日が差し込んでいるけど
まだ夕暮れと呼べる程でもない。
しかし……ゼファはやる気満々のようだし…

「……分かったよ……あたしとしては夜の方が良かったんだけどね」
「そうこなくっちゃな!」









あたしは服を脱いでベッドに寝ようとしたけど、ゼファに「ベッドに手を付いてお尻を突き出して」と言われたからそのようにする。

「あ…っ、」

ゼファの指があたしの膣をなぞる感触に、小さな声が口から漏れた。
ソコを触られただけなのに何でこんなに感じるんだろうね?

「あれ? 氷牙の剣の膣……もう濡れてる」

それはそうだ、ゼファの肉棒を舐めたり扱いたりしていたんだから
途中で感じて濡れていたんだよ。

「アンタにしてあげた時に、あたしも感じてたからね」
「じゃあさ、このまま挿れてもいい?」
聞いてくるゼファに、あたしは後ろを振り向いて返事を返す。
「いいよ」

濡れてなかったら愛撫してから挿れるつもりだったようだ。
でもそれだとアンタが我慢出来そうもないだろ?
気を遣ってくれるのは嬉しいけど、あたし相手に遠慮する事はないよ。
よっぽどしたかったみたいだしね。
ゼファはあたしの尻を掴むと、肉棒を膣に押し当ててきて、そのままゆっくりとあたしの中に挿入してきた。

ずぷッ、
「あッ!」
ずぶずぶずぶ…
「ああぁぁ…はぁあぁぁんッ…っ! うっ、んん…っ、」

遠慮無くあたしの膣内を押し広げて奥へと入ってくる。
肉棒が膣壁に擦れて体がゾクゾクするような感じだよ…全く痛くなくて、感じるのは体を貫く快感だけだ。
初めてした頃が懐かしい。
あの時は快感も有ったけど、同時に痛みも有って結構大変だった。
現在は唯々気持ちが良い。










「あ、ぁぁ…っ、…ん……あぅん…ッ」

竿の部分がどんどん挿入されてきて、一番深い所に先端がコツンと当たったのが分かる。
ゼファの腰もあたしの尻に密着していた。

「氷牙の剣……全部入ったぜ」
「ああ…分かるよ……あたしの奥に、ゼファが当たってるね…」
肉棒全体をあたしの膣内に挿入したゼファは、数回深呼吸をした後、腰を前後に動かし抽挿を始める。
「あ…っ……ああっ……あぅ…っ…んはぁ…ッ」

あたしは身を貫く快感に喘ぎながら、ベッドに付いている手に力を入れた。
ゼファに思うがままに中を掻き混ぜられ
抉るように出し入れされる肉棒に、膣肉が引っ張られ擦られて、言葉に出来ない気持ち良さを与えてくれる。
いつも思うけど、どうしてこんなに気持ち良いんだろうね。
簡単に言えば、肉と肉が擦れ合っているだけだというのに。
ゼファが突いてくるリズムに合わせて、あたしの体も押される。
呼吸も自然と荒くなり、口からは唾液がこぼれ落ち、頬からは汗が流れ落ちベッドのシーツを濡らす。
視界に入るあたしのもみあげが腰を突き込まれるたびに揺れ動く。
ゼファが背中に抱き付き、腕を回して手の平であたしの胸を掴むと捏ねくり回すように揉んできた。
腰を前後に動かし、あたしの一番奥まで突き込みながら、胸を一生懸命揉んでいる。
けど小さな手の平ではあたしの胸は掴みにくいようで、上手く揉めてない。
自慢じゃないけど胸は大きい方だからね。
あたしとしては十分気持ち良いから別に良いけど…

「はあ…っ……あぅぅぅ…っ…ゼ、ゼファっ……!」
「氷牙の剣っ……!」

名前を呼び合ったのが切っ掛けとなったのか、ゼファは動きを速くして叩き付けるような抽挿に変えてきた。
膣壁に激しく擦りつけられ、感じる快楽がより強いものになっていく。

「ああ…ッ、あたし…ッ!」

ぐちゅッ、じゅぽッ、じゅぶッ、
結合部から聞こえる水音も大きくなる。
あたしに自分の全てを刻みつけるかのように、必死に突いてくるゼファ。
コツンコツンと子宮口をノックし続ける肉棒。
気持ち良い…ッ、気持ち良いよゼファ…ッ!

「あぅッ、んん…ッ! ああッ、ひぁぁ…ッ!」

その動きに体が勝手に反応し、射精を促すかのように膣が絞まり、肉棒を締め上げ始めた。






「氷牙の剣…ッ、オレもう…ッ!」
かなりきつくなってきたあたしの膣内を、それでも力いっぱい突き続けていたゼファも流石に限界のようだ。
あたし自身もう持ちそうにない…
「い、一緒に…ッ……一緒にイクよッ、ゼファ…ッ!」
「ああッ、一緒に…ッ」

あたしの呼びかけにゼファは応じ、数回大きく腰を前後させると、最後に思い切り前に突き出しあたしの尻にぶつけてきた。

「アアッ!!」
ゼファの肉棒が根元まで膣内に入り、亀頭が子宮口をこじ開け、それを待っていたかのように膣がギュッと締め上げる。
「あっ、氷牙の剣、出る、出すぜ…っ……あ……く…ッ!」
ドクンッ!!
「い、イク、い…イクゥッ……あッ…あッ…ああぁぁぁぁ―――ッッ!!」

射精されたと同時にあたしもイった。
ベッドに手を付いたまま顔だけ上にあげて、絶頂の声を上げながらゼファの精液を受け入れる。
熱い…ッ! 熱いよ…ッ! 

「く…ぅぅぅ…ッ」

ドクッ…ドク、ドク…
背中からあたしの腹部に手を回して腰を尻に密着させたまま、子宮に精液を注ぎ込むゼファ。
肉棒がビクビクと震えるたびに先端から精液が吐き出され、あたしの胎内に流れ込んでくる。
ゼファの…精子……ああ…子宮が喜んでるよ……嬉しい…

「あ…っ……んんっ……熱い…っ」

温かいを通り越して熱い。
それにしても多いね……口でイかせて、髪でイかせて……これで三回目の射精だって言うのに…
けど…いいよ……もっと…もっと出して……



あたしの子宮が精液で満たされると、射精を終えたゼファはゆっくりと肉棒を膣から引き抜いた。

「んんっ…………はぁっ、ふう……いっぱい出したね……流石に満足したかい?」

聞きながら体を起こす。
股間はぐしょぐしょに濡れていて、膣からは収まり切らずに逆流した精液が糸を引きながらポタポタと床に落ち
白いシミを作っている。この分だと子宮はもう精液で一杯だろうね。

「ああッ、気持ち良かったし大満足! 氷牙の剣はどうだったんだ?」

手を広げて答えたゼファは、あたしの感想も聞いてくる。
まあ、言わなくても分かってる事だけど。

「聞くまでもないだろ? 気持ち良かったよ」

あたしは自分の股間をタオルで拭いながら返事をして、ゼファの股間も拭いてあげた。
恥ずかしがっていたけど今更だよ。
毎晩毎晩こうして抱き合っているってのに、変なとこで恥ずかしがるね。
あたしも同じだからゼファをどうこう言えないけど……






夜、夕食後あたしはこの宿の風呂に入っていた。
先客が居たようで、独り占めは出来なかった。
入っていたのはゼファと同じぐらいの年頃の少女。
ショートの髪がとても似合っていて、可愛らしい。

「こんばんは」
少女が挨拶してきたから、あたしも挨拶をする。
「こんばんは…一人かい?」
「いえ、連れと二人で旅をしているんです」
風呂に入っているのは一人かって意味で聞いたんだけどね…
「そう、あたしと同じだね。あたしも相棒と二人で旅をしているよ」
態々会話をぶった切る必要もないから、そのまま話を続けた。

「え…? えっと、ひょっとして氷河の剣さん…ですか?」
「え? ああ、そうだけど……何であたしの名前を…?」
この娘と会うのは初めてだと思うけど。
「昼にお連れのゼファに聴いた話と同じだったので……あ、あたしはユーリアです」
「アンタがゼファの言ってた…」

少女…ユーリアは自己紹介をしてきた。そこからは話が結構弾んだね。
ユーリアの連れのレイフとの出会い話や、今までどういう所を旅してきたとか
あたしもゼファとの出会い、今までの旅の話とかをした。

「そう言えばユーリアとレイフも恋人同士らしいね」

ここからはそう言う話になったんだけど、まさかあたしが何気なく振った話で
自分が恥ずかしい思いをする事になるとは思わなかった…
延々とレイフとの惚気話を話すユーリア。
当然ユーリア達の話だけでは終わらず、あたしとゼファの話にもなる。
甘さとか惚気とか言う話では負けないよ。
で、あたし達の話をしている時、途中からユーリアの頬が紅くなってきたから、どうしたのかを聞くと…

「で、でも、凄いですよね、氷牙の剣さんとゼファ……ひ、昼にあんな…ど、どんな感じがするんですか…?」
あたしは一瞬固まった。
「えっと……聴いてた…?」
………こくん、と頷くユーリア……
「へ、部屋が、隣で……その、よく聴こえて……」

話を聴いて分かったんだけど、あたしとゼファの情事が全部筒抜けになっていたようだ。
幸い泊まっている部屋は一番端だったから、聴いていたのはユーリアとレイフだけらしいけど
ユーリア達はまだした事がないみたいだから、余計に気になって集中して聴いていたんだとか…
女同士だからこういう話をする事にはあまり抵抗を感じないけど
している声を直接聴かれていたとなると話が違う。
うう……恥ずかしいね……
その後、暫く話を続けてからユーリアが「あたし、そろそろ出ますね」と言ったので、
「あたしは、もうちょっと入ってから出るよ」と返事をして、ユーリアが出て行くのを見送った。



「それにしても、ちょっと残念だね…」

この宿、町外れの高台に立っているから、昼ならアレリア海が見えて絶景なんだけど。
暫くボーッと何も見えない海の方を見ていると、誰かが入って来た。
こんな時間に誰だろうね? と入り口の方を振り向くと……
入って来たのは顔を真っ赤に染めてフラフラと千鳥足になっている、あたしの相棒であり恋人でもあるガキんちょだった…





晩飯食った後、氷牙の剣が風呂に入りに行ったから、オレは部屋で一人ベッドの上でごろごろしていた。
そしたらレイフが「一緒に飲もうぜ」と飲み物を持ってきたから飲んでみる。
な、何だコレ!?
顔がカーって熱くなって、喉がすーすーして…

「こっ…これお酒!?」
「ワインだよ、水みたいなものだろ? 子供にはキツかったか?」

て、笑いながら言うから頭にきてドンドン飲んだ。
何でみんな直ぐにオレの事、「子供」って言うんだ!
氷牙の剣もよく「ガキんちょ」とか「子供の癖に」って言ってくる。

「オレは子供じゃねえやい!! 氷牙の剣と“あんなこと”や“こんなこと”だってしてるんだぞ!!」

だからオレは言ってやった。
大人な事をしてるからオレは大人なんだ。
してなくったって大人だい!!

「じ、じゃ、やっぱり昼間のあれは、そうだったのか!?」
あれ? あれってなんだ? 
「ゴクゴク……ぷはぁッー」

よくわかんねーや。ワインを喉に流し込んだら喉の奥とか体がどんどん熱くなってきた。



飲みながら話を続けていたら、何だかレイフが

「先越された…ゼファに……こんなガキんちょに先越された…」
て、言ったから
「レイフとユーリアって、まだなんだ? オレは氷牙の剣と半年前に出会った時から何回も何回もしてるんだからな! レイフはガキんちょだな!」

と言ってやったら、レイフは床に頭を擦りつけて謝ってきた。
なんだ、レイフはまだエッチした事ないんだ。
散々オレの事、子供子供って言ってた癖にレイフの方が子供じゃねーかっ!

「す、すみませんでしたーッ! ゼファ先輩!!」

うん、分かればいいんだ、分かれば。うんうん。
オレは頷きながらワインを飲もうとコップを傾けたんだけど…
あれ? コップが空になっちまった。あれ、瓶も空っぽだ、あれれ?

「レイフぅ、もうないの?」
「オレももう、空っぽです先輩!!」

ということで、お開きになってしまった。全部飲んじまったからどうしようもねーし。
それにしてもレイフがなんかおかしくなってる。
オレもなんか変だなー……なんでだ?


オレは風呂に入るため、レイフは部屋に戻るために廊下に出ると、レイフがオレを振り返り肩に手を置く。
「ゼファ、オレ……オレ頑張るぜッ!」
「頑張れよッ!」
何を頑張るのかわかんねーけど、頑張れよレイフ。







風呂に到着したら手早く服を脱いで中に入ったんだけど……何だか体がふわふわしてるな。
揺れる視界の中、氷牙の剣を見つけた。
何か外を見ながら立っていたけど、夜だから何も見えないと思う。

「氷牙の剣ーっ、オレも一緒に入るぜーっ、」
ふらふら体が揺れる…オレは氷牙の剣に近づいていくと、その胸に飛び込んだ。
「ち、ちょっ、ゼファ…っ、」
「おっぱい、おっぱいーっ」

オレは氷牙の剣のおっぱいを揉んでやった。
むにゅむにゅでぽよぽよでやわやわで、触り心地がすっげーいいんだ。
何でおっぱいってこんなに柔らかいんだろ。
手の平で捏ねくり回したり、強く揉んだりしながらその柔らかさを楽しむ。

「あぅっ、ひゃあ…っ、こ、こら…っ…ゼファ……いいかげんにしないと…んっ!」

なんか言ってるけど気にしない。怖くないもんね。
続いてピンク色の乳首を音を立ててちゅうちゅう吸ってみる。

「やっ、ちょっ、やあぁん…っ…ん…」

氷牙の剣は段々暴れなくなってきた。赤ちゃんってみんなここから出てくるお乳を飲んで大きくなるんだよなぁ。
お乳って言うぐらいだから、ミルクみたいな味がすんのかな?

「あ…っ、ちょっ…待っ…んーッッ!……ッッ!!」

出ないなぁ、大きいおっぱいはお乳が出るって聴いたことがあったから出ると思ったのに
氷牙の剣のおっぱいは大きいし……あ、よく考えたらオレいつも吸ってるんだった。
それで出ないって知ってたんだった。でも…なんかおいしい感じが…“ごっちーんッ!”

「痛っでェェッ! 何すんだよ痛てェな!」
考えてたら殴られた。グーで拳骨された。
「それはこっちのセリフだよバカッ! いきなり胸揉んだり吸ったりするんじゃないッ! 待てって言ってるのに…」
「そこに胸が有るから揉んだんだいッ!」
あ、顔が紅くなってる。息も荒いし。
「有るからって揉むなっ! それに……アンタ酒飲んでるね?」
氷牙の剣はオレに顔を近付けてきて言った。
「子供の癖に酒なんか飲むんじゃないよ全く…っ、」
むかっ! また子供扱いしてくる。
「子供子供ってうるせえなっ!! レイフだって最初は子供って言ってたけど謝ったんだぞっ!!」
「アンタ、酒グセ悪いね…。レイフと飲んでたのかい?」
「そうだよっ! それとオレは子供じゃねえからなっ!!」
「ハイハイ、分かった分かった」
む~~~っ、絶対に子供扱いしてんな。






「そう言えばレイフで思い出したけど…全部聞かれてたみたいだよ」
「何が…?」

聞いてみたら、昼にエッチしてたのユーリア達に全部聞かれてたみたいだった。
ってことはレイフの言ってた昼間のあれって、エッチの事だったんだ。

「だから今夜は子供らしく早く寝た方が良さそうだよ」
また言った子供って! だんだん腹が立ってきたぞ。
「じゃあ、オレは大人だからエッチしてから寝るっ!」
「隣に筒抜けだって言ってるだろ? あたしは嫌だよ恥ずかしい…」

でも、オレはエッチしてから寝るって決めたんだからな!
氷牙の剣は立ち上がって湯から出ると縁に座った。
オレも氷牙の剣の側に移動する。お湯には浸かったままだ。
オレは海の方を見ている氷牙の剣の足を手で開かせて体を割り込ませる。

「ゼ、ゼファ、アンタ何を…ッ、」
それに対して氷牙の剣が焦りながら顔を向けてくる。
「部屋じゃ出来ねーって言ってたけど…」

いつもオレの肉棒が入るところが目の前にある。
男には無い女の割れ目が。これを目の前にどうするかなんて決まってるだろ?

「だったら代わりに此処でする!」

毛の生えているソコに鼻を近付けてクンクンと匂いを嗅ぐ。
氷牙の剣の匂い…いい匂いだなぁ…

「バ、バカ…っ、匂うな!」

恥ずかしがってるけど、別にいいだろ。いつもの事だし。
続けて毛の中に見えている割れ目にキスをして吸い付いた。

ちゅっ、じゅる…っ
「ひゃあんっ! やっ、やめっ…やぁぁん…っ!」

やめねーっての、オレの事子供扱いして謝ってねーもん。
それに今更謝ってもやめない。やめたくない。
じゅるっ、ずずーっ…
氷牙の剣は足を閉じてきて抵抗するけど無駄だって。
思いっ切り膣を吸ってやった。



「ひゃぅぅ! ひぁぁぁ…っ!」

氷牙の剣はよがり狂うように可愛い声を出してる。
可愛い…可愛いぜ氷牙の剣…
ネバネバした液が染み出してきた。
氷牙の剣の蜜…おいしいなー。よしっ、もっともっと出させてやる。
その方が氷牙の剣も気持ち良いだろうしな。オレもいっぱい飲めるし。
だんだん滲み出るっていうのが、溢れ出すっていうくらいになってくる。
舐め続けるオレの舌にぬるぬるした蜜が絡みつく。いつもと違ってお湯の味が混じってるな。

「ふぁ、あふぅ、ゼファっ…あたし、あたし変にっ、」

氷牙の剣の膣から溢れ出る愛液の量が増えてきて口の中に入ってくる。
こんなにおいしかったら、どれだけ出てきても全部飲めるぜ。
そして、オレが思い切り吸い上げたら…

「ひぁぁぁぁーッッ…ああ…っ…ッ………ん……うう……あふぅ…っ」

氷牙の剣はオレの頭を挟んでいた足をピンっ、と伸ばして大きな声を上げながらピクピクと痙攣した後
そのまま体を後ろに倒して風呂の床に仰向けになってしまった。
オレは最後に割れ目の中に舌を差し入れて、掻き出すように動かし愛液を舐め取ってしまう。
「……っ…っ…」
またピクピクって動いて小っちゃい声が口から漏れてる。気持ち良かったのかな? オレはおいしかったけど。
それにしても次から次へと溢れ出てくるなー。






ふと自分の肉棒を見ると大きくなってそそり立っていた。
うう…すげービンビンになってる。
なんか強く握られて曲げられたら折れそうなくらいに硬い。
早く氷牙の剣の中に入れなきゃ…

「よいしょっ…と」

オレは仰向けになってる氷牙の剣の足の間に入って、膝を抱えて割れ目に肉棒を押し当てる。
ちゅぷっ…
うわぁ、あんなに吸ってやったのにもう愛液でベトベトだ。
やめてって言ってたけど、説得力がないな。
滑りやすいからこの方が良いんだけど。

「あぅ…ゼファ……ちょっと休憩を…」
「やだね。だって氷牙の剣さっきオレの事、子供扱いしただろ? オレ子供じゃねーもん」
「事実だろ…それに、そういうところが子供だって言って…“じゅぶっ”あぁっ!」

先っぽがぬるりと氷牙の剣の割れ目に飲み込まれる。まだ言うから少し挿れてやった。
それになんか熱いんだよ。温泉の熱さじゃなくて…何て言うか熱があるみたいな…

「体が熱くて我慢出来ねーんだ」
「ンン…っ、酔ってるんだよ…それは…っ……“ずぶずぶぅッ”…ッッあはぁぁぁぁ…っ!!」
我慢出来なかったから全部中に挿れた。
「入った…温かいな~っ」

中に満たされている愛液が絡みついてくる。
次いでざらざらした膣壁がオレの肉棒を優しく包み込んでくれてすげー気持ち良い。

「はっ……あ……ゼファ…っ……ホント、少しだけ…休憩を…」
「やだ」

休憩させてって言ってくるけど、容赦なく動かすことにした。
子供扱いするから言うこと聞いてやらないってのもあるけど、それ以上にジッとしてるのが我慢出来ない。
こんなに気持ち良いのにジッとしているなんて無理だ。



ずぶ…ずっ…
「あっ…、ああっ…っ……あはっ…んん…っ」

奥まで挿れてから早速腰を動かす。中が愛液でいっぱいになっているから、滑りが良くて動きやすい。
温かい。温かくてぬるぬる、ざらざらした肉壁が擦れて体中がぞわぞわする。
この感覚、好きなんだよな。言葉にしにくいけど凄い良い感じなんだ。
エッチ以外じゃ味わえないと思う…少なくとも自分で触っているときには味わえない。
男に生まれて良かった。だって好きな女の子とこうやって気持ち良くなれるんだからな。
氷牙の剣も気持ち良さそうな声出してるから、このペースで行こうかな?
腰を前に出して一番奥まで挿れると“ぐちゅっ”って音がして液が隙間から出てくる。
いや、隙間なんてないのと同じだから、出てくるって言うよりも無理矢理押し出されるって感じかな。

「あっ、あはッ…お、奥に……当たって…っ…んっ……ああっ、」
「ココ、気持ち良い?」
一番奥まで挿れてるから当然先っぽが子宮口に当たってる。
氷牙の剣が気持ち良さそうだから、オレはソコを押し込むようにしてグリグリと捏ねてみた。
「あッ、あああ…っ、んぁぁっ……いい…っ、いいよ…っ…気持ち良い…っ!」
「ううっ、奥が吸い付いてくるっ、」

肉棒の先に子宮口が吸い付いてきて気持ち良い。
なんか子宮がオレの肉棒に食い付いて、精子を吸い出そうとしてるみたいになってる。
うわっ…ゾクゾクして……出そう…
そう思いながらグッ、グッ、と腰に力を入れて子宮口を捏ねたとき…ドク…ビュクビュク…ッ…

「あっ、あはあぁぁっ!? ゼ、ゼファっ、あたしっ…まだ…っ!」
「うう、くぅぅ…っ…!」

と、止まらねェ…ッ!
氷牙の剣がまだだって言うから力を入れて我慢しようとしたけど、勢い良く出て行く精液は止まらなくて
射精が自然に収まるまで出し続ける事になった。







「はぁ…っ、んん…っ……あ、あたし、まだイってないよ…」

オレはイったからいいけど、氷牙の剣はまだイってないから仰向けに寝たまま不満げに言ってくる。
けど心配しなくても大丈夫だぜ! オレもまだ満足してねーもん。
それにしてもさっきより頭がスッキリしてるなー。体は熱いままだけど、もうふらつかない感じだ。
これならしっかりエッチ出来そうだな。

「大丈夫だって、次はイかせてやる! オレもまだしたいからこのまま続けるぜっ!」

氷牙の剣の一番深いところまで入ったままのオレの肉棒は、依然硬いままだ。
体を起こしていたオレは仰向けになっている氷牙の剣の体の上に、自分の体を重ねる。
オレの上半身が氷牙の剣のおっぱいに乗っかる。
大きくて張りのあるおっぱいが“むにゅ”って当たって……やっぱ柔らかい…
そのまま精一杯首を伸ばして氷牙の剣の唇にキスをした。

「んちゅ…っ……ん…っ」

オレの身長は氷牙の剣の首辺りまでしかないんだ。
エッチしてる時は体勢的に腰が同じ位置にくるから、その分だけ身長差が埋まって何とか唇を重ねる事が出来るけど、
普段は背伸びをしても下を向いて貰わないと届かない。キスする時はちょっと屈んで貰う事が多い。
こういう時、よく考えるのは“早く大きくなりたい”だ
最低でも氷牙の剣と同じくらいの背が欲しいな。
けど…まだずっと先になるんだろうなぁー。

「んっ、ちゅっ…ふ…んんっ、んむっ」

舌を差し入れると、応えるように氷牙の剣もオレの口の中に舌を入れてきて絡めてくる。
オレも負けないように舌を絡みつけた。
唾を送り込んだり送り込まれたり…深く深く口づけ合う。
気持ち良いな……オレは唇を触れ合わせるだけの軽いキスも、舌を絡ませ合う深いキスも、氷牙の剣が初めてだ。
それまでキスって見た事は有ったけど、唇を重ね合うだけのものだって考えてた。
こうやって舌を絡ませ合ったり、唾を飲ませ合ったりするようなキスも有るなんて考えもしなかったな。
今じゃ当たり前のようにキスしてるけど、“好き”って気持ちを伝え合う大切な事なんだ。

「ふむっ、んん…っ、くちゅ…」

瞑っていた目を開けると目の前に氷牙の剣の顔がある。氷牙の剣も目を開けていた。
見つめ合ってるとなんか照れ臭くなる…
お互い裸だし、体は繋がったままだし、唇だって重ねて貪り合ってるのに。
それが伝わっているのかいないのか、氷牙の剣の目は笑っている。
嬉しくて笑っているのかな? オレは嬉しい気持ちでいっぱいだけど…
どうしてかって言うと、こうしている時が一番幸せを感じられるからだ。

「んむ…っ、…ん………」

氷牙の剣とたっぷりキスを堪能したオレは、ゆっくりと唇を離す。
ねっとりとした唾が伸びてオレ達の唇を繋いでる。








「………動いてもいい?」
「……ほんと…性欲旺盛だね」
「仕方ねーだろ気持ち良いんだから……それにエッチしてたら幸せな気持ちになれるんだ」

オレ、気持ち良いっていい事だと思うんだ。
けどオレだけが気持ち良いんじゃ意味がなくて、氷牙の剣だけが気持ち良くても意味がない…
二人一緒に気持ちが良いからいいんだ。

じゅぷ…っ
「あはぁっ……あぅ……あ、あたしも…っ、幸せ…だよっ……」
腰を動かし肉棒を出し入れし始めたオレに、喘ぎながら話す氷牙の剣。
「女って…っ、好きな男に…っ、…あん…っ…抱かれたら……幸せを…感じるんだね…っ」
「オレだって同じだぜっ、好きな女の子だからっ、氷牙の剣だから幸せなんだっ、」
「あ、あたしはっ…っ…女の“子”って……歳じゃっ…っっ……ないけど…っっ…ね……っ」

オレも氷牙の剣も同じなんだ。お互いに好きだから幸せを感じるんだ。
けど、気持ち良いから何度でもしたいってのもあるぜ。
じゅっ、じゅぶっ、じゅっ……突き入れるたびに聞こえる結合部からの水音。
そこからは絶えず愛液と精液が混ざり合った液が溢れ出す。
オレの目の前では大きなおっぱいが揺れている。
さっきみたいにおっぱいを掴んで揉んでみたら、氷牙の剣の喘ぐ声が大きくなった。

「ひ…っ、あぁ…ッ……あッ、いぁ…ッ、ゼファ…ッ……は、あ……!」

月明かりに照らされている氷牙の剣。
長い髪が石畳に広がり、大きく口を開けて喘ぎ、頬は紅く染まっている。
氷牙の剣を見てると胸がドキドキしてくる。
もっとしたい。もっといっぱい…
おっぱいを揉む手に力を入れて、腰の突き込みを深く抉るような動きに変えていく。

「んんッ、あッ、そん、な…ッ、あはぁぁ…ッ、あ、あたしぃ……」

奥まで入ったらグリグリと捏ねて、出して、また挿れて
全然腰が止まらない。心も体も何もかもが氷牙の剣を貪欲に求めてる。
オレ…こんなに氷牙の剣が好きなんだ…
初めて出会ったその日に…お互いに初めてのキスとエッチをして、その時から“氷牙の剣とずっと一緒にいたい”って思って
いっぱいいっぱいエッチして、いっぱいいっぱいキスして、“好きだ”って言ったり言われたりして
でも…まだ足りないんだ。だからもっと突いて…もっと擦りつけて
二人で一緒に気持ち良い時間を過ごしたい。







じゅぶッ、じゅぶッ、じゅぷぅッ、
「あふぅ…ッ、はあ、あッ、あッ……お、奥に……刺さるぅ…ッ…あはぁ…ッ、ゼファが、あたしの、んあぁ…ッ……奥に…ッ」
「氷牙の剣…ッ、オ、オレ、すげェ、いい、」

腰を大きく動かして肉棒全体を出し入れしていると、ちょっとずつ膣の中が狭くなってきた。
締め上げてきてるみてーだな。動きづらくなってきた…それでもオレは一生懸命に突く。

「ああッ、ひぁん…ッ、あぁん…ッ、ゼ、ゼファぁ……あ、あたし……あたし、もう、あぁあ……ッ、」

氷牙の剣…もうイきそうなんだ。オレもそろそろヤバいかも…
ギュッて強く締め付けてきてるから、力いっぱい突き込むとビリビリって痺れるような快感が
身体全体を貫いて行ってる。

じゅぶぅッ、ずぶぅッ、
「ゼファ…ッ…ゼファッ…ッ」
「氷牙の剣! 氷牙の剣…ッ!」

気持ち良いのと一緒に体の中から湧き上がってくる。
で、出てきた……も、もうダメだ! 我慢出来ないッ!

「あッ、あッ、はあッ……んッ、んッ、ゼファ、ゼファッ! ああッ、あ…ッ、あはぁぁぁぁッ―――ッッ!!」

大きな声を上げて全身をビクビク震わせてイった氷牙の剣。
腰を引いた瞬間、精子が先っぽまで一気に駆け上がってきた。
ダ、ダメだ、奥まで挿れてから出すんだッ、ココで出したくねェ! 
オレはギリギリまで引いたところで一度止まってグッと堪え、奥まで挿入するため収縮してしまった膣内を
力で無理矢理押し割る。

「ひぎィ…ッ! あぐぅぅぅ…ッッ!!」

痛そうな声を上げた氷牙の剣に、心の中で(ゴメンッ!)って謝りながら
肉棒を全部氷牙の剣の中に埋め込んだ。

「うう…ッッ!!」
ドクンッ! どくどくどく…ッ
ビュッ、びゅ―ッ、びゅるびゅるびゅる…
「ッぁぁぁぁぁ――ッ、熱い…ッ…熱いよゼファッッ!!」
「す、すげェ…ッ、こんなに出るなんて…うう、うく…ッ」
ドクドクッ、ビュクビュクビュクッ…ッ

絶対子宮の中に入りきらないよなぁ…うう、気持ち良い…








「あ、ぁ…は……ん…………いっぱい…出したね……」
「はぁ、はぁ、こんなに出るなんて、ん…思ってなかったけど……最後…痛かった…?」
「ちょっとだけ…痛かったよ」
「ゴメン…」
「いいよ、どうしてもあたしの中に…出したかったんだろ?」
「うん………あのさ、氷牙の剣」
「…何だい?」
「もうちょっと、このまま中に入れててもいい…?」
「ほんと、ゼファはあたしの中が好きだね…」
「氷牙の剣の中って、気持ち良いし……それに落ち着くんだ」
「………いいよ、好きなだけ入れてたら…」


床に寝ている氷牙の剣の体の上に繋がったまま抱き合うような形で寝るゼファ。
暫くの間そのままで居た二人は、その後もう一度温泉に浸かって汗を流すと部屋に戻った。



二人が部屋に戻ると

“あ…っ…レイフ……いい…っ、いい…っもっと…ッ”
“くっ…ユーリア…っ…ユーリアッ”

壁の向こう…隣の部屋から絡み合う男女の嬌声が聞こえてきた。

「……昼間してた時、あたし達の声もこんな風に聞こえていたんだろうね……」
「………な、何か、そう考えたら……すげー恥ずかしい…」

数十分の間聞こえていたレイフとユーリアの情事による声は、ユーリアの上げた一際大きな声を最後にぱたん止まる。

「………終わったね」
「……うん」
「…………寝るよ」
「……うん、おやすみ…」








翌朝、早くに目が覚めてしまったゼファと氷牙の剣は、宿の外でアレリア海を眺めていた。
氷牙の剣はいつもは下ろしている長い髪をポニーテールに括っている。
海から吹く風がその長いポニーテールを靡かせていた。

「いい風だなぁー」

嬉しそうに言うゼファに、彼女は以前、彼が言っいた事を思い出す。

「そう言えばゼファ…アンタ前に風になるのが夢とか言ってたね」
「うん! 風!! 小さい頃からの夢なんだ! 風のように世界中を駆け巡るのが!!」

育ての親が死ぬ時に言った“本当の親を捜しに行くんだ”という言葉から一年間あてのない旅をしていたゼファ。
そんな彼は氷牙の剣と出会い結ばれてから言った。
「なんの手掛かりもないのに、本当の親なんて見つけようがないよな」と、しかしそれはもっと大切なものを見つけてしまったからだ。
育ての親が言ったもう一つの言葉“てめえの人生は、てめえで探せ”
その人生を夢に見出し、何よりも大切な氷牙の剣と共に、その夢を歩きたいと思ったからだ。
だから今ゼファは夢を、人生の真っ只中を歩いている。
自分の人生は見つけた。後はただ、前に進んで行くだけ。

「だから世界中を旅する…か…」
「氷牙の剣と二人で、だぜッ!」
「当然だよ…言われるまでもないね」

氷牙の剣もまた同じ、ニヴラスの軍人として戦う事しか考えずに生きてきた自分は
ゼファと出会い、人を愛する事の素晴らしさを知った。
自分にも夢は有る……技を磨き、今よりも強くなり…いつか最強の剣士になるという夢が。
だが、ゼファとの…愛する人との出会いは、新たな夢を抱かせた。
一人の女としての幸せ……しかし、この新たな夢はもう叶ってしまっている。
ゼファと出会ったその瞬間から……だから彼女は今、叶えられた夢を、幸せな現在を
そして訪れる幸せな未来を、大切にしながら生きていこうと誓う。


ゼファと氷牙の剣はもう離れる事など出来ない。
まるで運命の糸で繋がっていたかのように、出会い結ばれたのだから…
いや、自分達が結ばれるのは…きっと生まれた時から決まっていたのだ。

「ゼファ…」
「氷牙の剣…」

やがて見つめ合っていた二人のシルエットが重なり、熱い口づけを交わすのだった……









「氷牙の剣……オレ、またしたくなってきた…」
「はぁ~…、アンタねぇ…………ま、いいよ。どうせ昼までは南カルタグラ海軍の連中がうろついているだろうからね…」


独特の匂いと空気が充満している二人の部屋。
「あッ、ひぁんッ、はあッ、ああッ、あぁぁッッ、」
氷牙の剣の長いポニーテールが、振り子のように左右に大きく揺れる。
彼女と抱き合いながらゼファは必死に突き上げ抽挿を繰り返す。
汗を飛び散らせ、愛の情事に熱中するゼファと氷牙の剣……

昼まで目一杯した二人は、宿屋の店主に「お盛んですな」と言われてしまう。
レイフとユーリアに会った時は「ゼファ、オレ男になったぜ!」とレイフが溌剌としていた。




昨日今日と、独り身の店主は二組の甘い恋人達…一方は甘すぎる…の愛に溢れる声を散々聴かされ、寝不足でまいっていた。

宿屋の店主「剣士さんと坊主もそうだけど…あの客の隣に入っている客も昨日の夜やってたな……勘弁してくれ、こちとら独り身なんだから…」

暫くして、アレクソニアの高台に有る一軒の宿には、注意書きが貼られるようになった。

“男女の情事…お断り”

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