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榊さん家と地方選挙

作者:2代目スレ223氏
備考1:女幹部×戦隊ヒーロー
備考2:ブルーと黒百合シリーズ。(非エロ)


その夜、風呂から上がった俺(コードネーム:ブルー)は珍しい光景を目の当たりにした。

だって、明かりの消えたリビングに速報を伝えるTV、そして…
「it… it can't be…」
何故か凄い勢いで凹んでる黒百合…。…動揺のあまりセリフが英語になってるし。

「What's happened?」
…とりあえず俺も英語で聞いてみた。

「…君か。…アレだよ。」
少し冷静になって日本語に戻った彼女が指さす先、TVの画面に注目すると最近注目を集めていた地方選挙の速報。
確か弁護士と科学者の事実上の一騎打ちだったとは聞いていたが…。
「あぁ…。弁護士が勝ったんだ。」

その一言に意外といきり立つ彼女。…表面上はクールだが。
「ああそうだ。科学者のあの候補は負けた。…しかし科学者全体が負けたわけではない。」
…あー。何か知らんが燃え上がっちゃってるわ。…で、今度は何を企むのやら。
「知れたことさ。…洗脳電波の発生装置でも作り上げれば、次の選挙には負けないさ。」
「洗脳するのかよ!? ってか悪の組織チックに世界征服するんじゃなくて地方選挙限定かよ!?」

……全く確証はないが、嫁をこのまま放っておいたら色んなエライ事になる。ってかそんな物騒なもの作るな!
とりあえず演説するのか理論を語ろうとするのか定かではないが、開きかけた彼女の口を自分の口で塞いどく。
で、背中と膝裏に腕を通して、自室のベッドまで強制連行。
そして、割と久しぶりに『身体全体を使った話し合い』をすることとなった。
…もっとも翌朝、返り討ちにあった俺は黄色い太陽のもと、ふら付きながら職場へ行く羽目になったのだが。
ただ、それ以降の選挙速報を見る限り独裁国家のような投票率および得票率がTV画面に映されることもなく、
さらにはカンパニーの洗脳装置を利用した破壊活動など行われなかったことから、今回の作戦目的は無事に達成できたようだ。

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