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『ヴォルドセイバー』 第○話「アスミ大ピンチ!? 女スパイにご用心」後編

作者:初代スレ558氏
備考1:ヒーロー×女戦闘員(スパイ)
備考2:アナル責めあり

「ハァハァハァッ……こんなに強かったなんて……私の負けね、ヴォルドセイバー」
馬乗りになる俺、息を荒げ顔を上気させたルリはすごくイヤらしい。
そして、俺のわずか10センチ先にある豊かな胸は脂肪が横に流れて形を崩しているものの、
それでも十分すぎる大きさを保っているのはさすがとしか言いようがない。
「フフ、もう『アスミさん』とは呼んでくれないんだな。さぁて、どうするかな」
彼女の胸をめちゃくちゃに揉みしだきたくなる衝動をおさえつつ、そううそぶく俺。
「フンッ、わかっているわ。今まで何度もみてきたしね。
 私を拷問にかけて、知っていることを全部話させた挙句に殺すんでしょ」
……確かにこのまま彼女をEGSの尋問チームに引き渡せばそうなるのは想像に難くない。

非人道的とかいう言葉はピラーヌ帝国相手にはもう使えない。
既に全世界で数億人が殺され、まさに人類の存亡をかけた戦いとなっている現状では
倫理とかはどっかに置き去りにされて、勝つために手段を選ばなくなってきてるしな。
だから、おまえを生かし、かつ犯せる方法を思案してるんだろ……なんてのはもちろん口に出せない。
本当にイヤな話だ、俺はもっと悪の女と戯れたいだけなのに時代が、組織がそれを許しちゃくれない。
俺が黙っているとルリはフっと小さく微笑んだ……想定内ではあるが、こいつよからぬこと考えてんな。
「けどね、私はおまえたちにただの少しも情報を漏らすつもりなんてない……
 さようなら、アスミさん、実は結構本気で気に……ムグゥ」
俺はルリの口にあわてて手を突っ込む。
やっぱり、奥歯に仕込んである起爆装置で死ぬつもりだったな、
前に掴まったスパイ(男)が同じ方法で爆死したのをみててよかった。あの時は顔面グシャグシャですげぇグロかった。
ここまできて極上の悪の女を抱きもしないまま自殺させるなんて、とてもじゃないが認めるわけにはいかない。
「おいおい、早まるなよ。まだ、おまえをどうするか何も言ってないだろう」
「ンンググッ」
「おいっ、痛いって。そんなに強く噛むなよ。死ぬつもりなら、もう少し俺の話を聞いてからにしろ」
「あのな、おまえは裏で何やってたかは知らないが、表向きはずっと俺たちの看護をしてくれた。
 おまえの優しさがあるから、仕事に精が出る、生きる希望が湧くなんてヤツも何十人といるんだよ。
 知らないわけじゃないだろう……そんなおまえを拷問にかけて殺すなんてのは……その、なんだ心苦しい」
よし、一応聞く体勢にはなったようだ。
「しかし、ただで見逃すってわけにはいかない」
ここで、ニヤリと下卑た笑みを浮かべて、
「そうだな、おまえを抱かせてくれたら……見逃してやってもいいぞ」
と、性の欲望に忠実な男だと思わせると。この交換条件ならノってくるはずだ。
スパイ活動やってて犯されるより殺されたほうがマシってヤツはまずいない。
セックスするだけで有益な情報が得られるなら、生きられるなら、そっちを選択する。
俺の口に突っ込んだ手をペシペシ叩くルリ。ああ、喋らせろってね。
さすがにすぐに死ぬ気はなくなったろう。俺は少し安心しつつ彼女の唾液がたっぷりついた手をとりだした。

「クハァッ、ゲホゲホッ、い、いったい何を考えているの……」
怪訝そうな顔でルリは俺をみつめる。
「何って、簡単なことだ。見逃すかわりに白衣の女神と呼ばれた俺たちのアイドル、ルリちゃんを犯したいってことさ」
すごく不機嫌そうな表情で俺を睨んでくる。
なんか俺の性的な欲求に怒っているのはわかるんだが、どうも複雑な理由がありそうな感じである。
「何が……何が俺たちのアイドルよ。そこにあなたは入ってないでしょ。
 あんだけ、私を避けといて今さら犯らせてくれたら見逃すって……
 本当は私なんて抱きたくもないんでしょ、もうっ、あなたはどこまで私をバカにするのよっ」
おいおい、涙まで浮かべてるんですけど……うーむこれは想定外だ。
何だ、イマイチ彼女の怒っている理由がわからんぞ……

考えてみれば……ルリから数々の誘いのなかに性的なアプローチもあったかもなぁ。
とんでもないエロボディをことあるごとにすりつけてきたり……
ああ、思い出した「私の部屋で……アスミさんが望むなら……」とかいって、うつむいて赤面してたこともあったな。
まぁ誘われるたびに、今日のように適当な理由つけて断ってきたんだが。
…………俺は悪くないだろう。むしろ彼女の日頃のキャラ設定が悪い。そうだ、そういうことにしとこう。
私、悪い女ですわよなんて匂わせてくれたらイチコロなのにな。
清純な健気イメージで俺を攻略しようとするからダメなんだ。
しっかし、こいつ俺を篭絡してどうするつもりだったのかね。
もしかして裏切らせるとか……それも魅力的だがノーサンキューだな。
敵味方にわかれてこそタマらないわけで。
昔からあれなのよね。正義の味方が悪の女幹部をレイプとかその逆とかは大好物なのだが、
悪の首領にご奉仕する女幹部とか、悪の戦闘員たちに輪姦される女幹部とかは嫌いじゃないがイマイチだし。
……ああ、思考が暴走している。今はそういうことじゃなくって――


――とにかく、つまり彼女のプライドがズタズタってことなんだろう。
じゃあ打開策はと……まあダイレクトにいこうか。
「おいおい、勝手に想像して怒るなよ。それじゃあこれをどう説明するんだ」
そういってズボンから取り出したのはビンビンに勃起した俺のムスコである。
「これで、興奮してないっていえるのか。ルリ、おまえは十分魅力的だ。だからこそ、殺すのは惜しいってわけさ」
女スパイってわかってからだけど……とはもちろん言わない。どういう好みなんだって余計混乱させるしな。
「想像以上……っていや、そ、そうなの……わ、わかったわ。もし大人しく犯らせてあげれば見逃してくれるのね」
よし、成功だ。女としての自信をとりもどさせる作戦は上々だな。
「ああ、俺は戦士だ。嘘はつかん」
「なんか、敵にいうのは何だけど、戦士っていうなら非情になるのも必要だと思うわよ。
 人類最後の希望、ヴォルドセイバーがこれじゃあ、我々の勝ちは決まったようなものね」
いや、悪の女限定です。今まで命乞いしようが何しようが敵の男を見逃した覚えは一度もないです。
しかし、このまま舐められるのも困るので、一応脅しておくことにした。
ガッと勢いよくルリの首を片手で締め上げる。
「ウウッン……」
「立場をわきまえろ……このまま縊り殺してもいいんだぞ。
 俺がどれだけおまえの仲間を屠ってきたか知らないわけじゃないだろう、
 少しばかり情けをかけてやっただけで調子にのるな。言動には注意しろ」
低く冷たい、殺気をこもらせた声で俺はいう。
「ひ、ひぃっ、ご、ごめんなさい……」
そうそう、これくらいの緊張感が大切だ。俺は手を離すと、ルリは激しく咳き込んでいる。
ちょっとキツすぎたかな。もうちょっと優しくした方がよかったかも。


「さぁっ、覚悟はいいか……」
よくないって言おうが、すでに我慢の限界に達していたが、一応聞いてみる。
「いいわ。優しくしてなんていわない、ただ約束だけは守って……」
「いい返事だ……」
素直な感想をそのまま言葉にしつつ、
俺は二人目の、女スパイという肩書きでは初めてとなる悪の女を犯すことにした……
さて、どこから……一瞬、責めあぐねる。
しかし、すぐにターゲットはロックオンされた。
たいていの男は大きなオッパイが好きだ。そして、それは俺とて例外ではない。


俺はいきなりルリの乳肉をかき集めるようにすくい上げ、揉みしだいた。
柔らかい、本当にとんでもなく柔らかい。ボリュームもキュレイアよりあるが、
その柔らかさも数段上である。フニャリフニャリと俺の指遣いそのままに形を変えていく。
さっきの戦いの最中、揺れに揺れていた理由がこれでわかった。
ルリの乳房はマシュマロオッパイってヤツなのだ。

うーん、この揉み心地はタマらん。キュレイアのように弾力性に富んだゴム鞠オッパイも捨てがたいがこっちもイイ。
「フワァッ……ンンッ……」
ルリは切ない声をあげ、大きな瞳を細めて感じている。
ちょっと演技が入ってる気もしなくはないが、特に気にしない。
俺は執拗に乳を責めることにした。
掌で勃起しかけの乳首におくと、パンの生地を伸ばすように少しずつ力を入れながら、
グニュグニュと乳房を押しつぶしつつ円を描くように動かしていく。
乳首のコリッとした硬さと乳房の柔らかさのギャップが俺をより燃え立たせる。
「ウゥン……イイ……ヨォッ、お、お乳好きだったんだ……ノーブラで……フゥンッ、
 看護服……ハァアッ、一枚ごしに押し当てたこともあったのにヒィィッ……」
あの時はオッパイに反応しなかったのに……とルリはいいたいのだろう。
悪の女の誘惑と知ってりゃドキマギしてましたよ、確実に。

俺はどんどんと彼女のオッパイを握りしめる力を強めていく。そしてついにクレーンのごとく持ち上げてみる。
おモチのようのグニュウゥゥとのびるオッパイ。
「クヒィィッ、いた、痛いっ」
伸びきったところで、パッと手を離す。ブルルンッと揺れ動きつつ、もとの形へともどっていく乳房……マジ、ヤバすぎるっ。
再び両手で揉みしだきつつ、その谷間に顔を埋める。そして顔を押し挟むようにマシュマロオッパイを内に寄せていく。
顔で味わう胸の柔らかさはまた一味違う。ルリの花を思わせる匂いに包まれ、俺は天にも昇らん気分だ。
「ふわぁっ、く、くすぐったい」
感じているのか、ルリは身をよがらせる。
俺は埋めた顔を少しあげると勃起している彼女の桜色の乳首に舌を這わせた。
「クヒィッ」
ビクンと跳ねるルリ。
俺は、右手でおっぱいをグイっと鷲掴みにすると舌で乳首を転がしていく。
「ウヒャァァッ……そこ、よわ、弱いのぉぉっ」
そうか、弱いのか。俺は左手の指で残ったもう一つの乳首をコリコリと責め立てる。
「ンンッ、か、感じちゃう、感じちゃうよぉっ」
ルリは身体をくねらせ、なんとか乳首責めから解放されようとするが、逃すつもりは毛頭ない。
タップリと乳首を、そして乳房を味わい責めていく。
「ちょっと、ねぇ。ハァンッ、わ、私じゃない、ンンッ、あなたがイきたいヒィィンッ」
どうも、感じすぎてるみたいだ。演技じゃないみたいだし、こんな簡単にイきそうになっててスパイ活動はつとまるんだろうか。
まあいい、俺は構うことなく責め続ける。
「ンンァッ、イヒィィィッ…………」
どうも軽くイッたみたいだ。キュレイアも結構感じやすい肉体だったが、
あれか第七地球の女ってのはやっぱ敏感なのか。
「ハァハァッ、責めがすごいっ……
 ねぇ、そうだ、オッパイがそんなに好きなら、パイズリしたげようか」
責められつづけるのが嫌なのかもしれんが、願ってもない申し出である。
「そうだな……やってもらおうか」
ラッキーと思わず踊ってしまいたくなるくらい嬉しかったが、あくまで冷静を装う。
なんつーか俺、普通の人にくらべて絶対演技してる時間多いような気が。さすがに疲れてくるぜ。
「じゃあ、立って」
言われるがままに立つ、オオッ、立ちパイズリか。新鮮だ。
ルリは膝立ちになってみるが、胸の位置と俺のムスコの位置が合わないことに気付いたらしく、
少し考えた末に、手近なパイプ椅子に座った。なるほど、これならちょうどいいポジションにくるな。
重たそうにオッパイを持ち上げるルリ、柔らかすぎるのか乳房がグニャリと形を変えているのが妙にエロイ。
形が崩れないキュレイアの爆乳が好きってのもいるだろうし、こういうルリみたいなのが好きってのもいるだろう。
俺はもちろんどちらもOKだ。悪の女の乳なら少々小さかろうが、熟れすぎてようが構わん。

ルリは勃起した男根を両乳房の間に器用に挟みこむ。柔らかいきめの細かなスポンジに包まれたようだ。
固定したことを確かめるとルリは滑りをよくするためかネットリとした唾液を俺のムスコに垂らしていく。
糸を引いたソレはあまりにいやらしい。敏感に反応する俺のムスコは乳房から逃げるかのように跳ねた。
「フフッ、あなたのって暴れんぼうなのね。ねぇ、おっぱいの前にちょっと舐めていいかしら。
 これじゃ滑りが悪くて上手くできなさそうだし」
ルリの提案。うーむ、迷う。噛み千切られでもしたら一大事である。
しかし、フェラの誘惑は魅力的だ。俺はリスクとリターンを天秤にかけた……


「わかった、ただし舐めるだけだ。咥えようなどと思うな。少しでもそんなそぶりをみせたら首をねじきってやる」
「フフフ、それもいいかもしれないわね」
「おいっ……」
「大丈夫よ。変なことは考えていないわ」
少し主導権を彼女に握られているようで拙いなとも思う。しかし、それ以上は何も言わなかった。
それを了承とみたか、不敵な笑みを浮かべつつ、赤い舌でチロチロと俺のムスコを舐め上げ濡らしていく。
「クゥッ」
ガップリと咥えられるのではなく、このチロチロといった感じが何ともいえぬ快感を生み出している。
またルリの表情も痴女系悪女って感じで実にいやらしい。
「ピクピクしてるわよ……オッパイを待たずしてイっちゃわないでね」
だんだんと調子にのってきたような言動のルリ、少し嗜めようかとも思ったがそのままにしておく。
理由は……そりゃもう、そういうのが好きだからである。
ビクビク命乞いをする悪女ってのも好きだが、悪の女に責められるというのも決して嫌いではない。
悪の女の逆レイプってヤツも俺の夢の一つである。
まあ、相手がそういうのが好きじゃないと実現は難しいし、
もしそれが現実となっても、それは捕われの身ってことなので死と直結してくる。
だからここでちょっとした擬似プレイを味わうくらいはいいだろう。
十分に濡れたと判断したのか、ルリはあらためて自らの胸の谷間に、
唾液によって黒光りしている息子を挟んだ。しかし、意外なことにそれは縦ではなく横だった。
「ちょっと驚いた顔してるわねぇ。フフッ、パイズリっていっても色々なやり方があるのよ」
そういってルリは自信ありげに微笑む。
彼女はそのままの態勢で身体を上下ではなく、前後に動かしはじめた。
柔らかすぎる乳肉に包まれた俺のイチモツはゆっくりと出し入れを繰り返していく。
谷間にある胸骨が子宮口の代わりとなり、俺の亀頭が深く入り込むたびにそれを小突く。
ルリのオッパイが逃げ場のないように俺のムスコを包み込み、まさに乳の穴となる。
「なかなか、気持ちいいぞ」
俺はそういいながら、ルリの頭を優しく掴むと自らも腰をふり爆乳ホールに挿入を繰り返す。
「気に入ってもらえたようでよかったわ」
妖しく微笑みながら、ルリはフニュフニュといやらしく乳房を揉みこむ。
キュレイアのゴム鞠オッパイは弾力があり、また柔らかさの中にも硬さがあったのでパイズリの刺激も強かった。
対してルリのマシュマロオッパイはあまりに柔らかすぎて、そういった点ではこの行為には不向きだ。
しかし、このやり方は擬似的ではあるが息子を咥えこむ逃げ場のない穴がつくられるため、刺激もなかなかのものである。
自分の乳の特性をわきまえたルリならではの性技だろう。さすがは女スパイ、情事もお手のものだなと感心してしまう。


「イってもいいのよ、このオッパイの穴が気持ちいいんでしょう」
ルリは責めたてるのがタマラナイといった顔つきのまま挑発する。
はっきりいって清純な白衣の女神だったルリと同一人物とはとても思えない。
ただ悪の女というだけでなく、ネコを被っていた時とのギャップが俺の興奮を絶頂へと導いていく。
「クゥッ」
声を押し殺しながら、俺は今日最初の精液を彼女の胸に放った。
「ああ、熱いのがドクドクって……フフッ、オチンチン、ピクピクしてるわ」
そしてルリはゆっくりと数分間維持し続けた爆乳ホールを解いた。
戒めをとかれビクンと跳ね上がる俺のイチモツ、
先ほどまで乳穴の子宮口であった胸の谷間には大量の白く濁った液体がこびりついていた。
そのドロリとした精液は胸からお腹へとゆっくりと垂れはじめている。
「すごく、いっぱいっ。溜まってたみたいねぇ。これだけ出してもらえると私も嬉しいわ」
ルリは指で精液をすくうとペロリと嫌がるそぶりもみせず舐めてみせた。
どこまでも計算された、男を惑わす仕種である。
極上の悪女だと心の中で歓喜の声をあげる。

「さぁ、次のご要望はなにかしら、お望み叶えてさしあげましてよ」
しかし……演技だけではここまではできまい。これがルリの本質なのだと思うと嬉しくなってくる。

「そうだな、じゃあ壁に手をついて尻を突き出してもらおうか」
パイズリでイった俺の息子は多少萎えており半勃起状態であるがまだまだ元気だ。
休む間もなく俺は次の指示をルリに出した。実をいえばこの資料室に巡回が来る可能性もあり焦っている面もある。
「わかったわ」
渋々というようにルリは従い、恥らうそぶりもみせずにその巨大な尻をこちらにむけた。
すごい迫力である。まさにダイナマイツヒップだ。
喰いこんだTバックが何ともいやらしい。
思わず二つにわかれた桃尻をグニュグニュと両手で揉む。
「ウンッ……」
こらえるようなルリの喘ぎ声。タマラン。
マシュマロみたいに柔らかすぎるオッパイと違い、彼女の尻は張りがあり、弾力がある。
指でグニュリと押せば、一瞬にして元の美尻をとりもどそうと押し返してくる。
乳とはまた違った感触を味わえる。本当に素晴らしい尻である。

ただ、これがもしあの聖女みたいなルリだったら、こんなに性欲をかきたてられることはなかったろう。
人間とは不思議なものだ。彼女に対する認識が変わるだけでこんなにも魅力的にみえるのだから。
「いいぞ、お尻も最高だ」
誉めつつも揉みしだきながら、俺のまだ完全には勃起していないイチモツを尻の割れ目にTバックごしにすりつける。
「ンァ……イフゥン……」
漏れ聞こえる声もいい。表情がみえないのが残念ではあるが……
しかし、パイズリならぬシリズリってのもありなんじゃないかと尻肉をかきあつめつつ思う。
ただ少しもの足りん。
もっと興奮を促進させるものに、何か少しスパイスなるものが欲しい……
そう考えた俺は尻を手でイチモツで味わいつつ、ある質問をルリにぶつけてみた。
「おい、ルリ。おまえ今まで何人殺したんだ」
横で死んでるハゲデブだけってことはあるまい。
「フフ……ンアァ……さぁ、どうかしら。今日が初めての殺しかもよ」
素直に答える気はないようだ。まあそんな態度も萌えるわけだが。

「そうか……正直に答えてもらいたいもんだがな」
俺は人差し指をTバックごしにではあるが、思いきり彼女の菊門に突っ込んだ。
「ぐひぃぃっ、やめっ、そこはっ」
グイグイと括約筋が俺の指を締め上げる。アナルってのは挿れたことはなかったが案外イケルかもしれん。
「なら、言えっ」
「ふぎぃぃぃっ、言うから言うから抜いてぇぇっ」
さきほどまでの余裕がルリから消えていた。どうやら本当にお尻は苦手らしい。
「わかった」俺は指を引き抜く。
「ハァハァッ、お願いお尻はやめて。ダメなの、私」
「それはおまえの返答しだいだな」
マゾヒスティックに悪の女に責められたいとも思うが、生殺与奪の権利を握ってサディスティックに責めたい衝動もある。
パイズリで責められる願望をそこそこに満たした俺はちょっとしたサディストに変身していた。
「で、でも……」
渋るルリ……ひょっとしたら、本当の人数をいったら俺にキレられるかも、なんて思ってるのかもしれない。
時々いるからなぁ、正直に罪の告白した悪女を許せんとかいって殺すバカなヒーローが。
「言えよ……」
低い脅しつけるような声で俺はうながした。
「は、八人よ、八人。あんま殺すと目立っちゃうしね。今回みたいなどうしようもないって時に仕方なくね。
 みんな変死か行方不明ってことになってるはずよ」
俺はルリが言い終わるのと同時に抜いた指で尻の割れ目をツツーとなぞった。
「ウヒィィィッ」

そっかぁ八人ね。まあスパイとしては妥当か。ちょっとサバ読んでるかもしれんが、まあいい。
そうか八人も罪なきEGSの職員を殺したのか……そりゃ悪い女だなぁ。
どこまでおまえは変態なのか、死んだ人々の無念を何だと思っているのか、と冷静におのれをみる自分もいたが、
それ以上に彼女の言葉にとてつもない性的興奮を感じる自分がはるかに強く在った。
ムクムクと、痛いくらいにムスコが勃起していくのがわかった。
八人も殺し、いやそれ以上に彼女は内情を敵に流しEGSの作戦を失敗させてきたのだろう。
彼女によって直接的に死んだのは八人でも、間接的には何百人、何千人もの人々が死んだのだ。
ハハハッ、悪い悪い、スゲェよ。やっぱお仕置きもちょっとしなきゃな。
俺はグイッとTバックを横にずらす、そして、彼女の膣内に指を突っ込んだ。
「ひゃぁぁっ、いきなり何をするのっ」
案の定、グチュグチュに濡れていた。なかはすごく挿れやすそうだ。
しかし……それは次のお楽しみと、まずは指にたっぷりとついた淫ら汁を尻穴にタップリと塗りつけた。

「まさか、やめっ。やめなさい。正直に言ったじゃない、ねぇっ、やめてぇ。ひぎぁっ」
逃げるようにフルフル揺れる巨尻をがっしりと両手で掴み固定すると、
俺はゆっくりと菊花にムスコをあてがい、ズブズブと挿れこんでいく。
異物の侵入を拒むように尻襞は抵抗をみせるが俺は構うことなく突き込んだ。
「ギヒィィイッ」
絶叫するルリ、尻の中は膣とは大きく異なっていた。
ヌメリとスベリ、「滑り」という字が持つ二つの読みが合わさったような感触である。
何よりも膣よりも小さくキツイ。括約筋の締め上げも痛いくらいだ。
しかし、その圧力は俺のムスコに快感となって責めはじめる。
「タマランな……さぁっ動くぞ」
「イヤ、やめて、壊れる、わたし、壊れるから、イヤァァッ」
彼女の懇願を無視し、俺はストロークをはじめた。
ただルリも初めてみたいだし、俺も実のところ初めてで知識があまりない。
本当にヤバイことになっても困るので、かきまわすようにイチモツをグリグリとしたい衝動は抑え、
できるだけ直線を思い描きながら動いた。
それでも、締めつける強さは相当のものだし、ルリのよがりかたも凄まじい。

「あぎひぃっ……し、死んじゃうよっ、ごめんなさい。許して、許してェェッ」
彼女の必死の叫びは命乞いのようで、余計に俺を興奮させる。
そして、もう一つ俺を絶頂へと導く視覚的なものがあった。
それは乳である。俺がルリを突き上げるたびにブルンブルンと激しく上下に揺れ動くマシュマロオッパイ。
背中で全体はみえないものの、とんでもなく大きな爆乳は横からでもよくみえ、卑猥な姿を晒しているのだ。
二回目の射精はかなり早くきそうである。
「そろそろイキそうだ。ルリ、外と中、どちらに出してもらいたい」
「はぎぃっ……ンン、ああっ、フゥン……な、なかだけはやめて後生だから、お願い、お願いひぃぃっ……」
痛みをとおりこしたのか、彼女からは快感に喘ぐような声が漏れ聞こえてくる。

外か……まあ、それくらいは叶えてやるとしよう。
俺はイくためにストロークを早めていく。
「フワァァ、は、はやくイって……ンアッ、アン……フゥゥン……」
括約筋が俺を排除しようと今までにない力で締め上げる……限界はすぐにきた。
俺はパっと尻穴からムスコを取り出し射精する。
勢いよくとんだ精液は力尽きたのかヘナヘナとその場に崩れ落ちるルリを飛び越して壁にピュッピュッとかかった。
「ふぅっ」
「あっ……んん……」
俺は溜め息を一つつく、ルリはビクビクと豊満な肢体を痙攣させながら小さな声で喘いでいる……
「こ、こんなの……ひどいよ……」
あおむけになり、うっすらと目に涙を浮かべつつ俺を睨みつけるルリ。まあ当たり前の反応だ。
「死ぬよりはマシだろう。尻穴一つで命が助かるんだ、安いもんじゃないか」
俺は冷笑を浮かべてルリをみる。
うーん、相手が悪の女とはいえ、ここだけ切り取ってみれば悪党は俺のほうだな……
「本当に敵には……わかったわ、わかったから少し休ませて。このままじゃ身体がもたないわ」
非情だといいたいのか……まあ犯しといて俺の慈悲を理解しろってのもないな。
「ああ、じゃあおまえは動かなくていい……」
俺はちょっとした侘びもかねて、ルリを気持ちよくさせることにした。
左手を彼女の右乳房に、右手を彼女の膣にもっていく。
そして柔らかなオッパイを優しく揉み、濡れてジュクジュクになった膣内に中指をいれる。
「フゥンン……」
今までは欲望のまま彼女の肉体を弄んでいたが、これから俺がやるのは愛撫という言葉にふさわしいものである。
指で膣内を撫でるようにかき混ぜつつ、柔らかい突起物、クリトリスを探し当てた。それを指の腹でこする。
「ヒィィ……ンン、アアッ」
感じたのかビクンと跳ねるルリ。俺は彼女が弱いと先ほど漏らした乳首を優しく転がしつつ、クリトリスを撫で上げていく。
「ンンッ……イイよぉっ、ア、アスミさんってホント何を考えているかわかんない……ンン」
「どういうことだ」
「い、いつもつっけんどんなクセに、見逃してやるから抱かせろなんていうし、
 無理矢理責めたかと思うと……ンンァ……イイ、ンンッ、急に優しく……クヒィィッ」
そりゃなぁ……クスリの力を使わない初めての悪の女とのセックスだ。
責めあぐねているというか、あまりにヤリタイことが多すぎて一貫性を保てないってのがある。
ただ、このことは正直にいえんしな……
「まぁ、二面性ってヤツだよ。おまえが天使と悪魔の二つの顔を持ってるみたいにな」
仕方がないので適当にはぐらかしておくことにした。
「…………そう。まあ納得しといてあげるわ。それより、ねぇ、もっとアソコを激しくして……」
お望み通りにとクリトリスへの指の動きを早く、そして人差し指も挿れ周辺を弄くる。
もちろん、乳首や乳房への責めも忘れずにだ。
「フヒィィッ、アアッ、上手いぃぃっ、スゴヒィィッ………ア…アァン……」
マグロ状態だったルリが自身をくねらせて快感に身を委ねていく。
「も、もういいわ。挿れていい、一緒に気持ちよくなりましょ」
心身ともに機嫌が良くなったのか俺を誘うルリ。もちろん、断る理由はない。
俺は愛撫をやめると、彼女に覆いかぶさるような態勢をとる。いわゆる正常位だ。
すでに二回目の射精から回復し、臨戦状態になっていたムスコを手でもつと、ルリの膣穴に誘導しグイッと挿入する。
濡れに濡れていた膣は俺のイチモツを簡単に受けいれる。
「ンンッア……」
温かい肉襞が包み込んでいく。尻穴にくらべれば締め付けはキツくないが、これぐらいがいい按配だともいえた。
ルリの細くはないが胸と尻がデカイためにくびれたようにみえる腰に手をおくと、ゆっくりと動きはじめる。
クリッとした大きな眼を細め、悶え顔のルリ、
柔らかさを主張するかのごとくマシュマロオッパイは違う生き物であるかのように揺れ動く。
うーむ、いやらしい顔と乳を拝みながら挿れられるこの体位は価値があるななどと考えつつ、俺はだんだんと動きを早めていく。
深く突き込む時、何回か子宮口とおもわれる場所にムスコがあたるのが何ともいえない。
「ンンッ、ハァァァン………ン…ア……ンンン…」
よがり声をどんどん艶っぽくなっていく。
俺は時折、揺れる乳房を揉みしだき何ものにも変えがたいマシュマロオッパイの感触を堪能する。


「もう、ダメ、私ダメェ……イクの……フワァァッ……イヒィィィッ」
先にルリがイった。俺も限界だと、数秒遅れで本日三回目となる射精をおこなう。
ドクドクドクと膣内に注ぎこまれる精液。

うーん、中出ししちゃったけど大丈夫、だよね…………
さて、と……名残惜しいがあまり時間をかけるのも得策ではない。三度もイケばまあ十分だろう。
「おい、ルリ。おまえの身体、なかなか良かったぞ……」
「ンァア……ンン……」
「いつまでよがってる。約束どおり見逃してやるからさっさと服を着ろ」
忘我のまま、全身からの快感の波に身を浸らせていたルリはその言葉でやっと正気をとりもどした。
「ほ、本当なのね。……ヤルだけヤッたら反故にされるものとばかり思ってたわ」
嘘ではなく驚いているルリ。おまえマジでそう考えてたんだったら、
何を思って俺に抱かれたんだと突っ込みをいれたくなるが、話がズレていきそうだったのでこらえる。
女ってのは時々よくわからんな。キュレイアも犯されてるにもかかわらず積極的になったりしてたし……まあいい。
ルリは慌てて脱ぎ捨てた看護服を着込んでいく。
エロすぎるボディスーツが隠れるのは残念だが、あんな姿で動かれちゃすぐ捕まるだろうしなぁ。
しかし、ここからが問題である。
散乱した資料やハゲデブの死体だけならともかく、
この部屋にはセックスの残り香が、汗や愛液・精液が飛び散りまくっているからだ。
さて、どういったいいわけが可能かと脳をフル回転させる………
その間にルリは服装をととのえ、いつもの白衣の女神へと変身を遂げていた。
「よし、準備はととのったようだな」
「ええ、で、どうするの。このまま逃げちゃっていいのかしら」
「まあ、聞けよ。おまえはまず安田局長を誘惑し、資料室でイイコトしましょうとそそのかした。
 その後、機密資料がたっぷりある部屋をいかがわしいことに使うことの愚かさに怖気づいた局長は
 やっぱり、ここはマズイよなんて言い出す。宝の山を目前にして、みすみす逃すことなどできない……
 焦ったおまえは安田局長を暗殺する……ここまではいいな」
「いいっていうか、そのままよ。さすがね」
やれやれ、ハゲデブは予想通りの小心者で愚か者だったわけだ。
「そのまま……か。こんなバカが上司だったかと思うと気が滅入るな……まあいい、ここからだ。
 明かりが漏れていることに気付いた俺は資料室に入る。そこには全裸で寝ている局長と、
 乱れた服でさめざめと泣いているルリがいた。駆け寄る俺。
 事情を聴けば局長の誘いに断りきれずに犯されたという。
 怒りに駆られた俺はのうのうと事をいたした挙句にグーグー寝ている局長を殴ってやろうとするが、
 ルリはそれを止める。そして、アスミさんが好きだったのに汚れてしまいましたと泣きながらの告白……ってなんだ、
 おまえ、何を顔を赤らめている」
「え、違うわよ。それで、早く話を進めてちょうだい」
とても哀しそうに微笑みながらいうルリ。いったい何を考えてその表情なんだ。本当にワケがわからんぞ。


「あまりの愛おしさに思わず抱きしめる俺、お願い、私の汚れた身体をあなたで清めてください。
 なんていわれて俺は舞い上がり、普段からルリを憎からず思っていた俺はその場で抱いてしまう……と。
 おい、その白けた表情をやめろ。おまえのために考えてやってるんだぞ」
確かに我ながらクサすぎると思わないでもないが、これくらいしないと説明できん。
「べ、別に……そんなに簡単だったらどんなにいいことかって思ってただけ」
「さっきから何がいいたいんだ」
「ど、どうでもいいでしょ。続きは……」
ルリは照れているような、けど怒っているような複雑な表情で続きをうながす。
「しかし、それは巧妙な罠だった。ルリはスパイだったのだ。
 何度もイかされた俺は油断しており、その隙を狙ってルリは俺をいきなり殴って逃亡、
 殴られた理由がわからず、ボォッとする俺、気になって安田局長をよくよくみると殺されていたのだった。
 機密書類の流出という最悪の事態は防げたものの、
 俺はルリをスパイだと見抜けず脱出をふせぐことはできなかった……ってのでどうだ」 
「私はそれでいいけど……アスミ、じゃないヴォルドセイバーはそれでいいの?ただの間抜けになってるじゃない」
「別にいいさ、減俸くらいにゃなるかもしれないが、ヴォルドセイバーにはどうせ俺しかなることはできないんだ。
 それ以上のお咎めは多分ない。おまえを抱けたんだ、それくらい我慢しよう」
そういってシニカルな笑みを浮かべる。つーか浮かべるよう努力してみる。
「なんていうか……ホントに……うん、わかったわ。それでいきましょ」
「じゃあ……殺すまではいかず、けど疑われない程度にココを殴ってくれ」
そういって俺はアゴをさす。ちなみにちょっとだけ覚悟してる。
殴られて、動けなくなったところ殺されることを。
なんせ相手は悪の女だ。それくらいじゃないと逆に魅力的じゃない。
まぁ、これくらいのリスクは覚悟しなきゃね。
「ヴォルドセイバー、ううん、アスミさん。提案があるんだけど……」
「なんだ……」
「私と一緒にピラーヌ帝国に来ない?ヴォルドセイバーがこちらに来れば戦況は完全にこちらに傾くし、
 お望みとあらば、私だけじゃなく帝国の女をたくさん抱かせてあげる、
 他にもたっぷりと贅沢させてあげられるわ。あなたにはそれだけの価値があるのよ」
なんという誘惑、帝国の女という甘美な響き。グラリと心は大揺れである。
誘うときのルリの表情もイイッ、どことなく切なげで真剣で。
しかし、俺はこの世界を守る使命がある。そして悪の女と組めば、それはもはや仲間であり敵女、悪女ではないのだ。

「勘違いするなよ。俺はヴォルドセイバーだ。おまえらを地獄に落とし続けるな。
 ルリ、おまえは今までのことを考慮して見逃してやるに過ぎない」
そういって左手で彼女のさんざん揉みつくした乳房を強く鷲掴みにし、彼女を半回転させて後ろむきにさせつつ抱き寄せる。
「イ、イタッ、やめっ」
なおも右手をスカートの下に突っ込み、先ほどムスコがお世話になった膣に指をいれこむ。
まだニュルニュルと濡れたままの温かな感触が指先に伝わってくる。
「ハァァッンンッ、な、何するのよ」
「次に会うときは容赦はしない。この大きな乳房も、この蜜のしたたる膣もすべて切り裂いてやる」
そう、耳元で囁く。そんなことはできるはずないが……ここでお互いがユルい関係になることはできない。
ルリとは再び会って抱きしめたい。しかし、彼女を戦場に出させるのは危険である。
さっき戦った印象でいえばこいつは相当弱い。スパイだから仕方がないともいえるが、並の戦闘員以下なのだ。
もし俺以外の一般兵士との格闘戦や銃撃戦になれば助けようがない。そのための脅しであった。


名残を惜しむように、最後にギュっと抱きしめた後に解放する。
「さぁ、やれっ」
そういってもう一度アゴを指し示す。向き直った彼女は涙を瞳いっぱいにためていた。
仕方がない。俺は薄氷を踏むかのような、まさに綱渡り状態で悪の女を愛でていくしかないのだ。
ルリは涙を一度袖でふき取ると、覚悟を決めたような表情で俺に近づく。
考えたらこんなに脅しちゃったらここで殺されるかもなぁ、なんて思いつつも彼女の一撃を待つ。


彼女のとった行動は俺の想像をはるかに超えていた。
少し背伸びをすると俺の口唇と自分の口唇を触れ合わせたのだ。まごうことなきキスである。
「えっ」呆気にとられる俺。
ルリはしてやったり、といった表情でニヤリと笑う……
それが意識を落とす前の俺が目に焼き付けた最後のものとなった。
「こぉのぉっ、バカァッ」
本当におもいっきり、俺のアゴに綺麗なフォームのフックパンチをジャストミートさせるルリ。
「グハァッ」
吹っ飛ぶ俺、世界がグルグル回る。ああ、こりゃトドメさされるな……

キュレイアとルリで二人かぁ……もっと悪の女とヤリたかったぜ、なぁんてバカなことを思いつつ俺の意識は闇に沈んでいった……
「ンンッ……」
気がつくとベッドの上だった。
目だけを動かしてあたりの様子をみる。横にはレイリンが心配そうな顔で俺をみつめていた。
「気付いた……よかったぁ」
「お、俺は……」
えっと、ルリに殴られて気絶して……どうやらトドメをささないでいてくれたようだ。
悪の女とはいえ、そこらへんの情けはあるらしい。
「もう、何してんのよ、大変だったのよ。安田局長は殺されるし、ルリは消えるし、あんたは……こんなだし」
よし、どうやらルリは逃げおおせたようだ。まずは一安心である。

「すまないな心配かけて……そうだ。あいつが、あいつがスパイだったんだ」
「あいつって、誰よ」
「ルリだよ。あいつが安田局長を殺して……」
「何ですって……かわい子ブリっ子でいけ好かないとは思ってたけど……やっぱり……」
おまえが個人的に気に入らないのと、ルリがスパイだったことに関係はないだろうとツッコミをいれたくなったが自重する。
「ふーん、けどこれで謎が解けたわ」
スマイルではある、しかしそのスマイルの裏側には修羅が潜んでいると思うのは気のせいだろうか。
「アスミ、あんたさ、鼻の下のばしながらルリを抱いたでしょ。そんで油断してガツンってやられちゃった……どう」
コワイデース。青筋がみえまーす。レイリンにすごまれるってのは想定外でーす。
「えっと、その……あんな肉体に迫られたら誰でも無理だろっ」
逆ギレしちゃいました。墓穴です。ああ、せっかく助かった命もここでジエンドかもしれません。
「ふーん、そうよね。私オッパイ大きくないしねぇ。女としての魅力に欠けるわよねぇ」
笑顔が崩れないのが逆にこわいです。
「いや、レイリンも可愛いよ。しっかりしてるし、パートナーとしてすごく頼りにしてる」
「レイリンも……パートナーとして……」
ああ、何かまた俺の言葉にひっかかってるよ。ああっ、拳が、レイリンの拳がギリギリと握り締められているっ。
おまえはいったいそれをどうするつもりなんだ……

「キュレイアといい、ルリといい、あれかしら。この地球の女には興味ないってわけ」
いやぁ、この世界でも秘密結社とかの悪の女がいればいっこうにウェルカムなんですけどね……なんて言えるはずもなく。
「ち、違う。偶然が重なっただけだ」
ヤバイ、聞く耳すでになさそうだ。笑顔が憤怒の顔へと変化していく。
「偶然ねぇ……なら一回くらい抱いたら気がすむでしょ。キュレイアの時は生で十回もイクのをまざまざとみさせられたし……
 今回も部屋中に精液すっごく飛び散ってたそうだけど、好きでもない女を何度も抱くのが趣味なのかしら……」
立ち上がるレイリン。握りこんだ拳がフルフルと怒りで揺れている。
「わかった。俺が悪かった。しかし、その拳はひっこめてくれ。俺は怪我人だぞ
 ああ……心配かけたしお礼に今度デートしよう。そう、美味しい料理を出す店みつけたんだ」
「心がぜっんぜんこもってないっ。やっぱ、死んどけっ」

ストレートが、高速の右ストレートパンチが、俺の顔面を直撃した。
「ぐへぁっ」
鼻の骨イッたなと思いつつ、俺の意識は再び混濁し深く昏い海へと沈んでいく。


本当にやれやれだ、悪の女を愛するってのは何でこうも難しいんだろうね……


                                                                            了
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