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リアリスト・サイバーゲーム(リュウ過去編・前編)

作者:HP-5000氏
備考1:格闘家×謎の女
備考2:ボクサーが謎の女と遭遇し‥‥

「ワーン……ツー……スリー……」
俺は今、リングの上に立っている。
レフリーのカウントを聞きながら、俺の呼吸が心臓の音と共に高鳴り、高鳴った鼓動が俺の体を全て包み込み、周りの歓声をも支配し、目の前の光景を静に見せてくれる。
カンカンカンカンカンッ!
俺の体がゴングの音と共にビクリと動き、同時に俺は気が付く。
目の前に大の字に倒れる男が見え、俺は天に高く上げていた右腕を下ろす。
「うぉぉぉぉ! 勝った! 俺は勝ったんだ!」
俺は両膝をリングの上に落とし、両手を大きく天に広げて叫んでいた。
その日、俺は子供の頃からの夢、ボクシングの世界王者になった。
眩しいスポットライト、俺を包むカメラのフラッシュの雨がそれを実感させてくれる。
夢じゃないんだ!俺は、俺はついに……。
俺は喜びに打ち震えると同時に、辺りを見渡す。
それは今まで俺を鍛えてくれたトレーナーでもなく、親友でもなく、ある一人の大切な人を探す為だった。
「リュウ!」
「っ!」
俺は名前を呼ばれた、そして振り返る。
辺りから驚きのような声が上がり、カメラのフラッシュが一瞬止む。
「う、うぉぉぉ!?」
俺は驚いて両手を広げる、そうしないと間に合わないと思ったからだ。
そいつはリングのロープを両手で掴み、プロレスラー顔負けの動きで飛んで来た。
俺より少し背が低いそいつは、長い綺麗な黒髪を靡かせながら、俺の胸に飛び込んで来る。
ドサァ! と言う音と共に俺達は倒れこむと、再び止まっていたカメラのフラッシュが、俺達を包み込んだ。
「あ、危ないだろぉが!」
「何を怒るのだ? お前は世界を手にしたのだ! もっと喜ぶがいい!」
何時も凛としているそいつが、俺の上で座りながら、満面の笑みを見せていた。
そう、俺は王者になれたのは、全部この女のおかげだったんだ……。


「くそくそくそっっっ! 何で勝てないんだ!」
俺は何時ものメニューの一環、ジョギングをしながら吐き捨てるように叫んだ。
高校を卒業した後、俺は念願のプロボクサー試験に合格した。
部活も中学の頃からボクシング部に入門し、全国大会では中学、高校共に優勝。
勿論これから始まるプロの試合でも、負け無しの全勝を上げるものだと信じていた。
だが……現実は甘くなかった。
プロ初試合で開始数秒も経たない内に、俺はノックアウト負けしたのだ。
「どうしてだ! 何で勝てない!」
シュシュと空中を殴り、シャドーを決めながら鏡の中の俺に何度も疑問をぶつける。
それ以降、俺は一勝どころか一ラウンドもリングの上に立っていられなかったのだ。
そんな状態が長く続いて、俺は追い込まれていた……。
「俺は期待の天才とまで言われた男だぞ! 何で勝てねぇんだよ!」
バシュバシュッ!
怒りを吐き出すように、俺は何度もサンドバックを殴りつける。
「ちくしょぉぉぉぉぉ!」
どうして勝てないのか理解出来ない俺は、完全に頭に血が上っていた。
「リュウ! いい加減にしねぇかこの阿呆が!」
「っ!」
バシャァァァァァン。
俺はすっと頭に上っていた血が、体に押し込まれるのを感じる。
そして頭から足先まで、全部びしょ濡れなのに気が付いて後ろを向く。
「リュウジさん」
「ちったぁ目ぇ醒めたか?」
俺も背は低い方じゃない、百八十センチは軽くある。
だが振り向いた先には、見上げなければ顔が見えない大男が、手にバケツを持っている。
俺のトレーナー、ゴトウ=リュウジ。ヘビー級の世界王者だった人だ。
俺がボクシングを始める切っ掛けも、この人がその瞬間を手にした時を見ていたからだ。
あのリングサイド席で見たリュウジさんの雄叫びを、俺は思い出していた。
「リュウ、お前どうして勝てないと思う?」
「えっ? それは……」
俺はシャワーを浴び、事務所のソファーに座ってリュウジさんと話していた。
そして、最初の質問がこれだった。だが、俺は全く答えられなった。
当たり前だ、そんな事は俺が聞きたい、だからこんなに苛立っているんだ。
「やっぱりわからんか、そりゃそうだろうな」
「リュウジさんは、わかるんですか?」
「ああ、当然わかる」
俺はその言葉に目を丸くした、そして身を乗り出してリュウジさんの顔を見た。
その答えがわかれば、きっと勝てると思ったからだ。
「お前が弱いからだよ」
「っ!? 俺が弱い!?」
簡単な答えだった、だがそんな事で俺は納得出来る筈がなく、立ち上がった。
「そんな事はない! 俺はプロになるまでは一度だって負けた事はなかったんだ!」
「プロになるまでは、だろ?」
プロの世界は違うと言いたいんだろう? そんなのは百も承知だ。
一度ぐらいは負けても仕方ない、俺はそうも思っていた。
だがどうだ! 一勝どころか一ラウンドも立ってられないんだぞ!
俺は自分が弱いと認めたくない一心で、その場に立ち尽くして拳を握り締める。
「確かにお前は強い、体のでかさもリーチも、俺と同じで良く恵まれてる、動体視力も相当なもんだ、普通の選手よりも天性の才能がお前にはある」
「だったらどうして!」
「ここだよ、ここ! お前にはそれが足らないんだよ!」
リュウジさんは右手を振り上げて、親指を立てると、自分の胸を何度も突く。
心だって言いたいのか? 俺が、俺が真剣にやってないと言いたいのか?
「ふざけるな! 俺は何時でも真剣だ! 誰よりも世界を手にしたいと願ってる!」
「んなこたぁな! 誰でも同じなんだよ!」
「っ!」
今までに無い叫びが、俺の言葉を止める。そして、静に俺は座った。
「俺はその先を言ってるんだ、その先にお前が何を望むの物をな」
「先に望む物?」
俺はじっと考えた、使えるだけ使って頭の中をフル回転させた、だがわからない。
「リュウジさん、俺は」
俺はもう一度顔を上げると、リュウジさんはもう扉の前にいた。
「それがわからないなら、お前はこの先も勝てねぇぜ」
そう言って、リュウジさんは扉の外に消えてしまった。
「その先、俺が世界を手にした後に望むもの……」
俺は夜、メニューにはないジョギングをして頭を冷やす事にした。
何度もリュウジさんの言葉を考える。だが、わからない、わかる筈がない。
「くそ」
考えに詰まった俺は、とにかくジョギングに集中しようとスピードを上げた。
「っ!」
その時だった、ガツッ! と言う音と共に、俺は前に引っ繰り返った。
「何だよっ!」
土手の上から、道を外れて下に落ちた俺は、ゴロゴロ転がりながら川の畔まで行くと、躓いた物を確認しようと顔を上げる。
「うっ、ううっ……」
「女の声……? ひ、人か? おい大丈夫か!」
俺は苦しそうな女の呻き声を聞いて、急いで斜面を駆け上がっていた。


ゴクッ……。
俺は思わず息を呑んだ。
こう見えても俺は今年で二十だが、まだ女は知らなかったからだ。
土手の上で、俺より少し年上の感じの女が、悩ましげな服装で横たわっていたのだ。
元々は会社の秘書が来ているようなスーツを着込んでいたのだろう。
だが、その服はもう見る影も無く、ビリビリに破れ、ブラウスは胸が大きく開いている。
「お、おい? 大丈夫か? 死んでるのか?」
そこから大きな谷間と黒い下着が見えて、俺は赤くなりながらも、恐る恐る女に声を掛けて見た。
「ううっ……っ! 誰だ貴様は?」
「誰だ貴様は、と言われても困るんだけどな」
随分と気丈な女らしい、俺の顔を見た途端、苦しそうだった顔が一瞬で凛とした表情になり、同時に体を起こした。
「立てるか?」
大丈夫そうなのを確認すると、俺はとにかく肩を貸してやろうと、腕を伸ばす。
見ればかなり美人だ、綺麗な黒髪は背中の後ろまで伸び、地面にまで付いている。
更にすらっと伸びた足はかなり美脚で、ミニのスカートから覗く白い肌が眩しいほどだ。
だが、女のその綺麗な体は、所々赤い痣が出来ていて、それは痛々しい姿だった。
そうか……強姦されたんだな。
俺はその様子を見て一論付けた。この場所は暗くて人通りも殆どない、そんな中をこんな美人が一人で歩いていれば、餌食になっても不思議じゃない。
「っ! 私に触れるな!」
「お、おい!? 勘違いするなよ、俺は偶然通りかかったんだ」
手を伸ばした俺を見て女が急に声を上げると、俺は急いで弁解する。
当たり前だ、強姦犯と間違われては堪ったものではない。
とにかく俺は、女を落ち着かせようと、再び手を伸ばした。
「くっ! お前如きにやられるものか!」
だからヤらないって……。俺は急に声を上げて飛び掛ってきた女を見ると、警察での厄介な事情聴取などを思いながら、一応構える。
ギュ……。
ん……? な、何だ?
俺は胸にやわらかいフニャとした感触を覚えると、そのまま硬直する。
バランスでも崩したのだろうか、女が抱き付いて来たと思うと、両手でしっかり俺の体を抱き締めている。
当然俺は女にそんな事をされるのは初めて、だから真っ赤になってどうする事も出来なかった。
「貴様? 何ともないのか?」
「な、何がだよ?」
「そんな馬鹿な……っ!」
数分して、抱き締めたまま女が不思議そうに、体を少し反らして俺を見上げてきた。
女は直に不に落ちない顔をすると、気が付いたように自分の体をキョロキョロと見る。
もうそろそろ放してくれないか? もう下の俺が暴れ出しそうなんだよ。
何時までも悩ましい格好で放さない女を見て、俺は赤くなりながら心で呟く。
「ちっ、機能障害か……」
「はぁ? 機能障害?」
「ん? 貴様、先程の奴とは声が違うな? 別人か?」
女はやっと犯人でないと理解してくれたのか、俺は解放された。
「だから俺は違うと言っただろ? 何を聞いて……っ!」
「あっ……」
俺は文句を言おうとしたが、急に女が倒れそうになったのを見て、慌てて抱き止める。
その瞬間に女の大きな右胸が、ボヨンと外にはみ出る。
「うわぁ!? わ、悪い!」
しかも悪い事に、俺は思い切りその胸を掴んで女を支えていた。
「…………」
女は暫くその右胸を見ていたが、ゆっくりと顔を上げて俺を見る。
来るか? 顔を殴られるのは慣れてるぜ! さあ来い!
俺は飛んで来るであろう女の手を見ると、覚悟を決めていた。
「お前の住み家は近いのか?」
「はい? まあ、近いけど……?」
変わりに飛んで来た声に、俺は目を丸くする。
「今夜泊めてくれ」
「……………」
表情を崩さすに言う女の言葉を理解して、俺は数分後に再び土手から転げ落ちた。


シャァァァァ。
何故に? 何処で? どう間違ったら? こんな展開になるんだ?
俺は風呂から聞えるシャワーの音を背に、洗濯機の前で固まっていた。
洗濯機には女が着ていた下着や服が放り込まれている。
透明になっている蓋を除き、水の回転を見ながら俺は思い起こす。
「い、今の今まで強姦されてたんだろ! どう考えても変だぞ!」
「煩い男だなお前は? さっさと連れて行かないと、お前が私を襲ったのだと警察に通報する、いいのか?」
 この一言で俺は観念し、人の目や管理人の白い目を掻い潜り、やっとの事で部屋に辿り着いたんだが……。
「お前のせいで汗臭い、気持ち悪いからシャワーを使わせて貰う」
「お、おい!?」
ずっとお前の肩を抱いて連れて来たんだぞ、俺は汗の出過ぎで干乾びると思ったぜ!
部屋に付くと女は先程まで立つのもやっとだった筈だが、それが嘘のように歩き出し、さっさと風呂に入って行ったのだ。
「ぜってぇー厄介事になる、てかもう十分災難だぜ」
俺はベットに座り、頭を抱えてこれからの事を考えていた。
警察に通報するべきだろう、それはわかってる。だが、そうした途端にあの女は俺が犯人だと言い張るに違いない、間違いなくそうだ。
そうなれば俺のボクシング人生も終わり、俺はどん底。ぎゃぁぁ! 冗談じゃねぇ! 俺には世界を手にする夢があるんだぞ!こんな馬鹿な事で終われるか!
シャァァァァ。
「……あの音が止んだら出てくるんだよな」
シャワーの音に理性を取り戻し、俺は目の前の現実を考える。
取り合えず俺は女物の服なんて持ってる筈ない(持ってたら変態だ)、洗濯機の上に俺のトレーナを置いて来たんだが、次の事が気になってしょうがない。
“もしも裸で出てきたらどう知るんだ?”
俺だって男だ、女が裸で風呂から出てきたら抑制出来る自信なんてない。
それどころか、俺は今ボクサーとして修行の身、当然女なんてご法度だ、それこそ今まで溜まった欲が大爆発するだろう。
ガラッ……。
と思っていると、行き成り風呂の扉が開いた。
「ふぅ、さっぱりした」
「ほっ、トレーナ着てくれたんだ…なっ!?」
俺は女がバスタオルで髪を拭きながら出てきたのを見ると、トレーナーを見て安心したのも束の間、直にベットから転がり落ちた。
――上しか着てない。
俺は思い起こす、確かに黒のトレーナを上下セットで置いてきた筈だ、間違いない。
だがこの女は何をしてる? 確かに俺より少し背が低いが、上だけ着てどうする?
丈が長いからアウトの部分は全部包まれているが、少しでも手を上げようものなら、裾が上がり今にも見えてしまう位置だ。
トレーナーはチャック式だ、閉じれば前は閉まる。嫌、閉まってて良かった!
「お、おい? ズボンはどうした?」
「規定違反だから穿かなかったのだが? 問題でもあるのか?」
何だよ規定違反って? 嫌、そんな疑問を浮かべている場合ではない! おい! その格好で両手でバスタオルを使うな、その度に裾が揺れて見えそうになる!
「とにかくズボンを穿いて来い!」
「そんな事はどうでもいいではないか? それよりも確めたい事がある」
ギュ……。
「……………」
俺の思考が止まる、再び胸にフニャとした感触が触れる、それは二度目の抱擁だった。
そうして女は何度も俺の背中に手を回し、何度も腕に力を入れる。その度に、フニャフニャとした感触が俺の胸板に押し当てられる。
「妙だな、とっくに機能も回復している筈だが、何ともないのか?」
「……………」
風呂に入ったばかりの石鹸の匂い、色っぽく濡れた乾きかけの髪、更に今のは耳元で“何ともないのか”と囁き、湯上りの熱い息が俺の耳の穴に入る。

「うおぉぉぉぉ!」
「何だ? 急に叫び声など上げて少しは効い……」
俺の理性は飛んだ、男ならこの誘いを断わる事など出来よう筈がないのだ。
何を言っているのかは知らないが、俺は女の体を引き剥がすと、両腕を掴んで後ろのベットに押し倒そうと身を翻す。
「やれやれ、何を興奮しているかと思えば」
ドサッという音と共に、俺達はふたりでベットに倒れこんだ。までは良かった。
「ふふふっ、お前はそうまでして私を抱きたいのか?」
目の前に女の自信に満ちた顔が見える。その目付きは鋭く、風呂上りの為か、頬は蒸気を帯びて赤い、更には女の胸が、俺の胸板に押し当てられたままなのだ。
そして、俺の背中にベットの軟らかい感触がある。
つまり、押し倒されたのは俺だったんだ。

もの凄い力だった、押し倒したつもりだった俺は、逆にそこから身を翻した女に押し倒されていた。
「お前は私が欲しいと言うのだな? いいだろう、では私をやる」
「ま、待て! 今の俺はどうかしてたんだ!」
俺はあまりに人間離れした女の動きに冷静さを取り戻し、女の体を押し戻そうとする。
だが、俺の上にマウントして座った女の体は、押そうが横に揺さ振ろうがビクともしなかった。
「ふふふっ、そう焦らなくても可愛がってやる」
「うっ!」
俺は下腹部に熱い感触を覚えると、それが何か直に理解する。
それは女の手だった。
女はそのまま俺の胸に左手を置いて押さえつけると、空いた手で俺のズボンの中に手を入れ、最初は先の方を突っ突き、少し固くなると釣竿を持つように反り返させ、一気に上下に動かす。
「うぉっ、こ、これは」
「気持ちがいいか? もうこんなに大きくして」
「うぁぁぁ!」
女が俺を包んだ手を早く上下に動かし、シュシュと言う音が部屋の中に何度も木霊し、俺は更に固さを増す。
「随分と大きなモノを持っているな? ふふっ、しかしもうそろそろ限界か?」
女は俺を少し強く握ると、次は立てた人差し指で先の方だけクリクリといじる。
何度も先の方を指先で回され突っ突かれ、俺は限界が近かった。
「うっ、くっ、ぐっ!」
「もう出るのか? 随分と早いな? まあいい」
「っ!?」
俺は体がブルリと震えるのを感じると、女が急に背を向けて頭を下げたのを見て、同時に手で持たれた時とは、比べ物にならない熱さを感じる。
「んっ……クチュ、ピチャ、ピチュ……ゴックン、ふはっ! ふふっ、随分と出たな?」
「うぉぁ」
俺は情けない声を出すと、白い液を飲み込んだ女が振り向くのが見える。
女は俺に妖艶な笑みを見せると、ピチャクチャと音を上げながら、指先に付いた白い液を綺麗に舐める。
それはもう終わりなの? と俺を挑発するような目付きだった。
「はむっ……」
「くぁ!」
女が口を開けて再び頭を下ろすと、今度は一気に俺を根元まで飲み込む。
「ピチャクチャ、クチュ……んっ、クチュクチュ、レロっっんっクチュクチュ……」
熱い吐息と甘い下使い、それが俺を更に興奮させ、俺は直にまた反り立つ。
「ふふふっ……まだ頑張れるようだな?」
「う、うぉぉぉぉ!」
「ん……」
俺の理性は再び飛び、今度こそ俺は女の体をベットに押し倒す。
「っ!?」
その時、俺はゴクンッと言う自分の喉が鳴るのを耳にする。
女は何時の間にかトレーナーのチャックを全開にしていたのだ。
乱れた髪、その綺麗な白い肌、M字型に投げ出された美脚が俺を挟んで膝を立てている。
そして、その間に見える女の綺麗なそこは、甘い蜜を流して濡れていた。

「もう駄目だ! 我慢できねぇ!」
それを見た途端、俺は直にいきり立つ俺を入れようと、女の両膝に手を置く。
だが、そこまでして俺は腰を前に出す事は出来なかった。
「悪いな、私は制させるよりも制する方が好きなのだ」
女はそう言うと、一瞬で俺の手を振り解き、再び俺をベットに押し倒した。
これで二度目、女は男である俺の体を簡単に制し、再びマウントの態勢になる。
ビリビリビリビリッ!
「うわっ!?」
「ふふふっ、怖がる事などないではないか? 殺そうと言う訳ではないのだ」
次に俺は服を破かれた、女とは思えないその腕力、俺は一瞬で裸にされた。
女はそのまま膝を立て、面白そうに笑みを見せると、右手で俺を掴んで狙いを定める。
そして俺の先が女の割れ目に当たると同時にそれは来た。
「う、うぉぁぁぁ!」
「はぁん!」
ズブリと俺を包んだ女は物凄かった、一瞬甘い声を出したかと思うと、何度も腰を上下に動かし、甘い蜜が俺を容赦なくシゴく。
「ん、ん、ん、んぁ! あ、あ、あ、あ、あ、あぁぁん!」
甘い声を上げながら女の胸がボヨンと何度も上下に揺れるのを見て、俺は堪らなくなって手を伸ばす。
「んっ……ふふっ、触りたいのか? 駄目だ、許可無く触ったら許さな、あんっ!」
「っ!?」
ズップズップズップズップズップ!
女は俺の両手を取ると、そのまま指を重ね合わせ、ベットに押さえ付けると同時に、激しく腰を振る。
その度に音が俺の体の中に響き、俺がどんどんと締め付けられる。
「あっ! はんっ! すごっあんっ! ひゃん! あっああんっ!」
「くっうっっ、っ!」
「あむっ、んっんっ」
俺は声にならない唸りを上げていると、女の唇が俺の唇と重なり合い、それすらも止められてしまう。それでも女は腰を止めようとはしない。
俺の中に入り込んだ舌が、何度も俺の舌に絡み合い、何度も俺を吸う。
クチャクチャと音を立てるその口と、女の下の口が出す音が重なり、イヤラシさが増す。
同時に胸板に押さえつけられた女の乳房が、擽るように俺の理性を刺激する。
「もう限界だ! 揉ませてくれ! 頼む!」
「んはっ! いいぞ!」
「うぉぉぉぉ!」
俺は両手を解放されると、抑制されていた体の動きを解放され、荒々しく胸を掴み、腰を激しく突き上げる。
「ひゃぁん!」
あまりに予想外だったのか、女はその衝撃で顔を顰めると、頭を抱えて体をくねらせる。
パンパンパンパンパンパンパンッ、と何度も女の肉付きのいい尻が俺に当たる度に、甘い蜜が俺の体に飛び散り、手からはみ出す胸がグニグニと変化する。
「あんっ! だめぇ! ダメダメぇ! クルゥ! クルってしまぅぅぅぅああん!」
「うぉぉぉぉぉぉぉ! 来る来る来るぜぇぇぇぇ!」
バチュバチュバチュバチュバチュバチュバチュバチュバチュバチュバチュ!
俺が更に腰を振り上げ、女は体を仰け反らせ、綺麗な髪が何度も空中で弧を描く。
少し濡れたその髪は、綺麗な雫を辺りに飛ばし、女がそれに包まれて、俺には妖精の様に美しく見える。
ドックン!
「んぁっ! あぁん! ひゃぁう! ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!」
俺が大きく脈打つと、女のからだが後ろに仰け反り、頭がベットに付く。
女は俺の両手を握ると、俺が自分から抜け出さないように強く引張り、俺の出した白い液がドクドクと女の中に注ぎ込まれて行く。
「はぁぁぁぁ……あふっ……」
ビクンビクンッと体を揺らすと、女の手が俺の手から擦り抜け、そのままベットに身を落とす。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「何と言う顔だ? そんなに私は良かったか?」
俺が荒い息をしていると、今まで悶えて苦しんでいた筈の女が、再び凛とした顔で俺を覗き込んでいた。
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