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蟲使いの紗羅(前編)

作者:初代スレ737氏
備考1:ヒーロー×女幹部
備考2:異能の『蟲使い』の女に挑む一人の青年。

陽光の届かないビルの合間には、人影も少ない。
その代わりに存在するのは、色褪せた段ボールや元が何だったのか分からない風化したゴミたちだ。
「そ、そんなっ……こんな事って!?」
普段は人の居ないその場所に、若い女の上擦った声が響く。
「もう分かったでしょう? これ以上の抵抗は無駄です」
女の声に答えるように、穏やかな男の声がかけられる。
女よりも更に若い、少年と青年の間といったところだろうか。
「あたしたち蟲使いに、蟲使いで無い者が太刀打ち出来るはずが……ないっ!」
言葉の最後に重ねるように、女の細い指がしなやかに踊る。
彼女に使役される蟲が、風を切り飛翔する。
だが、先程までと同様にそれらは叩き落とされる。
「無駄だと言っているじゃないですか。僕に『蟲』は利きません」
涼しげでさえある青年の言葉に、女性からは汗が噴き出す。

女性、紗羅(さら)は、『蟲使い』と呼ばれる存在である。
裏社会においてのみ存在する、いわゆる公に出来ない仕事を生業としている。
彼女の場合は、主に要人の暗殺である。
常にボディーガードを伴う男であっても、性交は二人だけで行う事が多い。
銃器の類を持たずに、高い殺しの技術を持つ彼女たちはこういった任務にうってつけだ。
無論、彼女たちは皆、見目麗しい。
ターゲットに気に入られるには、必要な事だからだ。
紗羅も例外でなく、成熟した魅力を持っている。
今はコートの下に隠れているが、胸は豊かに谷間を形成し、細い腰は女らしい柔らかさを醸し出す。
身体のラインを強調するような露出度の高い服装は、男であればつい目が行ってしまうだろう。

「蟲が利かない? ……どういう事か教えてくれないかしら?」
問いかけながら時間を稼ぐ。
目の前の男から逃れる為の、否、逆に殺す作戦を立てる為に。
「教えると思いますか?」
青年はじわりじわりと距離を詰めて来る。
「…あたしを殺すのならば、冥土の土産に聞かせてくれてもいいんじゃないかしら?」
紗羅は諦めたように両手を上げる。
彼女の長い髪がふわりと舞う。
「命までは取りませんよ」
女の降伏とも取れる仕草にも、男は油断する様子は無い。
「ふぅ……ねぇ、コートを脱いでもいいかしら? もう抵抗しないわ」
「……どうぞ」
ゆっくりとコートを脱ぐ。
男に見せるように、扇情的に。
抵抗の意志が無い事を示すというよりも、男の欲情を煽るように。
ぱさりとコートが落ち、瑞々しい女の身体が露わになる。
服に隠されていた女の香りが漂う。
「何を企んでいるのです?」
「あん…今更何を企もうと無駄じゃない。それともこの状況でも女が怖いのかしら?」
紗羅は潤んだ瞳で、挑発するように言う。

殺し、殺されの状況の後にしては異様な光景とも言えるが、男の表情は僅かに変わった。
(ふふっ……蟲は攻撃用だけじゃ無いのよ、坊や)
催淫作用のある蟲の香を漂わせる。
何も言わずとも、男という生物であれば性欲に狂わせる事が出来る。
案の定、青年はふらふらと紗羅に近付いて来た。
「…怖くなど……ありません」
「ふふっ、本当かしら? 怖くないのなら……」
女はビルの壁に寄りかかりながら、スカートの裾をつまみ上げ、
「証明してごらんよ」
甘く囁いた。

「あ……んっ………」
荒々しく胸を鷲掴みにされ、それでも紗羅は甘い喘ぎを漏らす。
青年の手から溢れるほどの豊かな胸は、その形を変える。
「んぅ…ん………乱暴なのね?………あぅ…ん……」
弾力のある膨らみは、心地よい刺激となる。
「その方が良いのでしょう?」
ブラの下に手を移す。
わずかに汗ばんだ胸を彷徨い、その先端に触れる。
「あ…ぅんんっ……あ…………あぁ………」
強引に手を動かすと、ブラがずれ乳房が露わとなった。
乳首の色は、意外にも綺麗なピンク色だ。
豊かな双丘を包むように手を動かす。
「あん……あ…はっ…………んっ……ああっ……」
喘ぎ声を絞り出すように揉みしだき、先端を口に含む。
固さを増した乳首を口の中で転がし、吸う。
「……あん…ふふっ……男はおっぱいが好きだねぇ……あはっ……」
紗羅は胸を吸う男の顔を抱き締める。
女の匂いと柔らかさを存分に味あわせる。
「んんっ……そう……もっと…吸って……あ……はぁ…んんっ!」
青年の顔が先端から周囲へと動く。
胸の谷間に浮かんだ汗を舐め取り、なめらかな肌を感じる。
「あ…ん……ぅ………あ……ああっ………」
男はその手を、女の下腹部へと滑らせる。
引き締まったウエストから、ふとももへの感触を味わう。
次いで、付け根付近に焦らすように指を這わせる。
「あ…あんっ……いや……焦らさないでぇ……んっ……」
紗羅の声に応えるようにスカートの下のショーツへと、指が動く。
布のさらさらした感触と、その下の柔らかな感触の異なるものを同時に堪能する。
「…あふっ……ん………んんっ………あは……ああっ!……」
不意にショーツの中に手が侵入した。
くちゅりという湿った音と共に、女は身体を震わせる。
濡れそぼった秘所は、男の指をくわえ込むように蠢いているようだ。
柔らかく形を変えるそこを、存分に撫でる。
「んあっ…ああっ………ふぅ……あぁ…そ、そこっ……あはぁん!」
濡れた音と妖艶な女の喘ぎ声とが混ざり合う。
紗羅は、力を失い倒れそうになるのを青年にしがみついて堪える。
「ああ…やっ……そんな……くぅ…ふああっ……ああっ……」
胸を押し当て、耳元で淫靡な声を聞かせる。
「随分と敏感ですね。もうこんな音をさせて」
「あくっ…ん……そういうあなたは………」
反撃とばかりに紗羅の指が、青年の股間へと伸びる。
服の上から撫でられ、くすぐるようなもどかしい感覚を与えられる。
「あ………んふふふふ……こんなに固くして………」
紗羅は男の前にしゃがみ込むと、手際よく服を脱がせる。
「うふふふっ……ねぇ、苦しい? 我慢できない?」
屹立した男根に触れるか触れないかの、微妙な刺激を与える。
男の答えを聞かなければ、そのまま焦らし続けるだろう。
「ええ……我慢できません」
青年の答えに満足したのか、女は妖艶な笑みを浮かべる。
獲物を前に、彼女の艶めかしい紅い舌が唇を舐める。
「ふふふ……良い子ね。ご褒美にあたしもしてあげる………んんんっ…」
紗羅が竿を口に含む。
同時に根本を手で刺激する様子は、男を知り尽くしているかのようだ。
「ん…んむっ……っ……ん……んんぅ……んっ……ぷはっ…んちゅ」
前後への出し入れは、性交に酷似した感覚だ。
時にきつく吸い込み、時に口から離し舌を這わせる。
「むぅ……んっ…んふっ……あん…………んんっ…ぷは……」
青年の反応が大きい箇所を探り当て、そこを重点的に責める。
女は唾液を塗りつけるように、突くように舌を蠢かせる。
「どほぅ…ん……あたしの…ふぅ…ん……ちゅ……口は?」
上目遣いに尋ねてくる女の言葉は、青年の脳内にがんがんと響く。
甘く痺れるような、一点に集中するような悦楽。
「く……気持ち良い…ですね」
絶頂への期待感ともどかしさとに、青年の声が途切れる。
「んふふっ…ちゅぱ……んむっ……いいわよ……出させてあげる」
紗羅の言葉の通りに、刺激がより一層強くなる。
今までのスローテンポから一転し、今度は顔が激しく前後する。
「んくっ…ん……むぅ……ぷはっ………んぐっ…んむっ……んんっ…」
瞳を閉じ、一心不乱に男根にむしゃぶりつく様子は扇情的だ。
男の先走りの液と女の唾液が混ざった汁が、形の良い顎を伝う。
ぴちゃぴちゃという音と、くぐもった喘ぎ声と、早い刺激の全てが青年の射精感を高める。
「む…ぷ……ぴちゃ……んっ………んむっ…んんっ……んんんっ!?」
最後のとどめとばかりに、紗羅の指が男の袋を柔らかく包む。
「くっ…!!」
微弱の電気が体中を駆け巡る感覚。
意識を全て白く染めるような刺激。
どくどくと脈打つ度に与えられる悦楽が身体を支配する。
「んっ………ふふっ…やっぱり……濃いわね」
口の端から流れる白濁の液体を舐め取りながら、紗羅は妖艶に微笑んだ。

(→次話
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